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宮島旅行体験記
関西在住中に岡山と広島の県境に住んでいる友人を訪ねながら、せっかくなので周辺の観光地を散策しました。瀬戸内海の大小さまざまな島から構成される景観は、いつまでも眺めていられる飽きることのない心癒される絶景です。ここでは、日本三景の1つでもある宮島の旅についてご紹介します。
宮島旅行について
- 宮島フェリーで瀬戸内海の絶景を眺めながら神の島「宮島」へ
- 宮島の世界遺産や国重要文化財を徒歩でゆっくり散策
- 宮島内の表参道商店街で食べ歩きや町屋通りを散策
広島県の西に位置し、日本三景の1つとして知られている宮島。そんな宮島には、世界遺産にも登録されている厳島神社をはじめ、国宝や国の特別天然記念物などの文化財・自然遺産を数多く抱えています。年間を通じて多彩な行事が開催され、日本国内のみではなく、世界各地から観光客が訪れています。時期によっては、沿岸部でマリンスポーツ・釣り・海水浴などが楽しめます。また、約200mの白い砂浜に面した園内では、キャンプ場やテニスコートがある他、バーベキューなどを楽しむこともできます。
宮島旅行のおすすめのスポット
神の島に建てられた国の重要文化財でもあり世界遺産である厳島神社
6世紀末の推古天皇の時代に創建され、島全体が神の島としてあがめられていたため、陸地ではおそれ多いと潮の満ち引きする場所に社が建てられたそうです。2度にわたる火災で建物はすべて焼失。現在の寝殿造りの社殿は平清盛によるもので仁治年間(1249~1243年)以降に再建されたものになります。現在の優美な寝殿造りの社殿は平清盛によるもの。本社拝殿から約200m沖に建てられた大鳥居は、クスノキの自然木で造られています。1996年に世界遺産に登録されています。
JR宮島フェリー上からも厳島神社の大鳥居を鑑賞
JR宮島口駅から歩いて5分ほどのところに宮島行きのフェリー乗り場があります。JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2種類の船が運行しています。どちらも約10分ほどの所要時間で宮島まで運行していますが、フェリー上からも大鳥居を鑑賞したいという方には、JR宮島フェリーをおすすめします。その他にも宮島参拝遊覧船で大鳥居をくぐって海上から厳島神社に参拝できるコースもあるようです。日没後には、大鳥居付近がライトアップされ幻想的な景観が楽しめます。
国の重要文化財でもある五重塔
厳島神社の後方にある豊国神社に隣接して建つ、高さ約27mの檜皮葺きの塔です。1407年に建立され、禅宗様と和様を融合させた造りになっています。屋根の反りが大きいのが特徴です。もともとは大聖院の子院にあたる金剛院の五重塔でしたが、明治の神仏分離令によって豊国神社(厳島神社の末社)の五重塔となったそうです。内部の一般見学はできませんが、内陣天井には龍、外陣天井には葡萄唐草、来迎壁の表には蓮池、裏には白衣観音像などが極彩色で描かれており、国の重要文化財に指定されています。
伊藤博文が手植えした大願寺の九本松
大願寺は、厳島神社の修理造営を司っていた由緒ある高野山真言宗のお寺です。本尊の厳島弁財天は日本三大弁財天の1つとして数えられ、弘法大師の作といわれる薬師如来坐像をはじめとする4体の重要文化財の仏像と大仏不動明王が公開されています。境内の庭には、伊藤博文が手植えしたといわれる九本松がと龍神の社があり、市の天然記念物にもなっています。
宮島でのおすすめグルメ
宮島フェリー乗り場近くの創業明治三十四年「うえの」の絶品あなごめし
JR宮島口駅から徒歩2分の場所に創業明治三十四年になる老舗「うえの」があります。「あなごめし」は上野他人吉が明治30年に開通した宮嶋駅で駅弁として販売したのがはじまりだそうです。当時宮島近海では穴子がたくさん獲れていたそうです。お弁当は予約ができますが、店内でお席の予約は受け付けていないようです。かなり混んでいるので、お弁当をあらかじめ予約し、フェリーを見ながら港で美味しくいただきました。噂通りの絶品です!
宮島でのおすすめのショッピングスポット
宮島内の表参道商店街で食べ歩きや町屋通りを散策
清盛通りとも呼ばれる宮島内のメインストリート、表参道商店街では牡蠣や穴子を使った宮島名物料理のお店をはじめ、もみじ饅頭やにぎり天など食べ歩きで楽しめます。また、宮島の古きよき時代を感じたいなら、町屋通りがおすすめです。白壁やベンガラ格子など伝統的な宮島の町屋建築を改装したレトロな宿や商店、ギャラリーが並び宮島の景観をさらに楽しめます。
宮島旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
岡山と広島の県境に住んでいる友人が案内してくれたので、何も検索せずに初めて訪れました。友人宅に泊ったため、宮島内での宿泊はできませんでしたが、客室からも海が一望できる温泉付きの宿が数多くあり、次回は宮島にゆっくり滞在できるプランで再訪したいです。宮島行きのフェリーも便数が多く、宮島内も徒歩でゆっくり散策できる範囲で十分満喫できました。
宮島旅行に必要な持ち物
友人と宮島に訪れたのは11月でした。お天気は良かったですが、日差しもさほど強くなく、温かい服装と歩きやすい靴であれば快適に観光できるでしょう。夏の時期は、海上や海沿い、また森林も多いので日焼け対策や虫よけスプレーは必須となってくるでしょう。
宮島旅行での注意点
- 宮島内は坂道も多く、かなり歩くので歩きやすい靴は必須です!
- JR宮島口駅近くの「うえの」のあなごめしは必ず予約して!
- 宮島をゆったり満喫するなら、宮島内に宿泊がおすすめです!
宮島内は観光場所が密集しているので、基本徒歩での散策になります。観光しながら歩くのでそれほど歩いた感覚にはならないかもしれませんが、坂道も多いため、歩きやすい靴やスニーカーが良いでしょう。JR宮島口駅近くの「うえの」のあなごめしを食したい方は、いつも混んでいるので必ず予約をしましょう!
まとめ
日本三景の1つ、安芸の宮島について少しご紹介しましたが、宮島のシンボルともいえる厳島神社などの魅力が伝わったでしょうか?海上に建つ大鳥居と厳島神社、時間によって変化する景観が何とも魅力的です。瀬戸内海で獲れる海の幸をはじめ、広島県はレモンやもみじ饅頭などのお菓子、ベーカリー「広島アンデルセン」のくるみパンラスクもぜひ、ご賞味してみて欲しい1品です。広島まで行けば、フェリーで10分ほどで行ける宮島にぜひ、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
Good