目次
人吉旅行体験記
JR九州の観光列車「かわせみやませみ」に乗ってみたい。
その衝動だけで乗車券を購入し、いざ始発・熊本駅へ。
列車の前で浮かれて写真を撮ろうとしたときに初めて気が付きました、「あ。一人旅、初めて。」と。
シャッターを押してくれる人が居ない旅。
でも、人生初となる一人旅が熊本県の熊本城でもなく阿蘇山でもなく、
「人吉」というニッチな行き先になったことがちょっと嬉しくて、ただひたすらドキドキしている私でした。
人吉旅行について
- 観光列車かわせみやませみに乗車している90分間がとにかく楽しい
- 昭和レトロな建物や日本三大急流球磨川の自然に癒される
- ほろよい気分で全部で28に及ぶ蔵元をめぐる、お酒好きにはたまりません
さすがはJR九州が力を入れている観光列車「かわせみやませみ」。
車内に人吉の特産品が展示してあるので、始発の熊本駅から終点人吉駅に到着するまでに
おすすめの観光スポットやおみやげを予習できます。
もちろん窓からの景色も最高です。
到着すると都会の喧騒から一転、きれいな空気と昭和レトロな街並みに癒されます。
絶品の焼酎を飲み比べながら軒並み並ぶ28の蔵元を渡り歩くしあわせ。
今回は日帰りでしたが、本当に一泊したいほど、帰るのが惜しい癒しスポットでした。
人吉旅行のおすすめのスポット
観光列車「かわせみやませみ」で旅の車窓や豪華な内装を楽しむ
乗車した瞬間、車内いっぱいにヒノキのいい香りが漂っていました。
い草ののれんをくぐると、「これぞ、ザ・水戸岡デザイン」という感じで
デザイナー水戸岡鋭治さんの世界観全開の客室。
車内のショーケースに並ぶ熊本の特産品を眺めたり、球磨川の車窓に癒されること90分。
“鉄オタ”ではないのですが、ひとりはしゃいでいるうちにあっという間に到着しました。
「青井さん」と親しまれ続ける国宝・青井阿蘇神社
806年に建てられ、長い歴史を持つ青井阿蘇神社。
茅葺(かやぶき)屋根の社寺建築としては全国で初めて国宝に認定されているこちら、
鳥居をくぐると1,000年を超える歴史を肌で感じることができます。
地元の方々が「青井さん」と呼ぶ地元の守り神さまに一礼して、
人吉散策に乗り出しました。
試飲という名の利き酒宴会開催!?繊月酒造で蔵見学
全部で28もの蔵元が軒並み並ぶ人吉。
中でも、蔵見学に加えて試飲ができる蔵があると聞いて
100年以上の歴史をもつ繊月酒造に立ち寄りました。
蔵見学ツアーは、団体のお客さんとご夫婦が数組、そして意外とおひとりさまも多かったです。
香りだけで酔っぱらってしまいそうな蔵を見学したあとに案内された「試飲場」で
驚きの光景を目にしました。
試飲場という名前がついていますが、試飲できる銘柄が多すぎて、ちょっとした宴会場のような雰囲気に(笑)
おひとりさまが多いのもうなずけます。
一口ずつ飲んでも、気づいたらほろよいの私がいました。
自分へのおみやげに、おしゃれなシソのリキュールを購入。美味しかったです。
人吉でのおすすめグルメ
予約必須の超ロングセラー弁当が可愛いすぎる!人吉駅の「栗めし」
この見た目からして可愛すぎませんか…!!!
人吉駅の目の前にあるお弁当屋さん「人吉駅弁やまぐち」で販売されています。
始発の「かわせみやませみ」で到着したにもかかわらず、
お店を訪ねるとラスト1個でした。危なかった…。
平日でも売り切れることが珍しくないそうで、皆さん予約されているんだとか。
人吉出身の知り合いの家にはこの栗の形のお弁当箱が山のようにあるそうで、
観光客はもちろん、地元の方にも長く愛されているお弁当です。
営業時間前から大行列!上村うなぎ屋
のどかな人吉の街で、遠くから見ても一か所だけ朝から大行列ができていました。
10時開店でしたが9時30分の地点でけっこう並んでいたと思います。
とりあえず並び、朝の10時から、朝ごはんなのか昼ごはんなのか微妙な時間にウナギを注文。
すると驚くほど美味しかったです。焼き方は関西風でした。
予習不足で後から知ったのですが、人吉ではウナギの名店がとても多いんだそうです。
人吉でのおすすめのショッピングスポット
世界が注目するスゴいシャツが人吉に!何枚でも欲しい「人吉シャツ」
ショッピングスポットのオススメで「シャツの販売店」をつい挙げてしまうあたりが
ニッチな人吉のいいところだなぁなんてニヤニヤしながら書いていますが、本当におすすめです!
という私も「かわせみやませみ」の車内展示で人吉シャツを知ったミーハーでしたが、
着心地がとてもよく、最高品質で作られているシャツが1枚9,000円台で購入できてとてもお得なんです。
…と、ただお得なだけでなく、このシャツ、
これに様々な海外有名ハイブランドのロゴが乗っかると、1枚3~4万円に化けてしまうシャツなんです。
回りくどい言い方をしましたが、世界のハイブランドにシャツを提供しているのがこの人吉シャツだったんです。
なので、高級シャツの最高品質の着心地を、1万円以下でゲットできました。
そんなにスゴいお店がなぜ人吉に、とつい思ってしまいましたが、それこそがお店の企業努力なんだろうなと。
ひょっこり顔をだすくまモンが可愛くて購入したところ、
着ると必ず「熊本出身なの?」と聞かれます。すみません、紛らわしくて(笑)
人吉旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
- 時間の融通がとてもききました(特に酒蔵)
- 徒歩で歩けないこともないですがツアーバスだと移動がだいぶ楽だと思います
のどかな町並みや澄んだ球磨川、写真を撮りたくなるスポットがとてもたくさんあったので、
個人手配の旅行、さらに一人旅で訪れるには最高のスポットでした。
じっくりと時間をかけて写真を楽しんで、美味しいウナギや栗めしを味わって…(食べ過ぎました)。
今回ご紹介した観光スポットを私は徒歩で巡りましたが、
1つ1つがそれなりに離れているのでツアーバスで回ると移動はかなり楽だと思います。
人吉旅行に必要な持ち物
すれ違う観光客の方が手に持っていて気になったのは「夏目友人帳」。
読んだことがなかったので知らなかったのですが、
人吉が舞台になっている漫画だそうで、各所でスタンプラリーが行われていました。
また行く機会があれば、次回はぜひ“ニャンコ先生”の聖地を巡りたいです。
人吉旅行での注意点
「かわせみやませみ」の客席はカウンター席やテーブル席と様々な席種があるので、予約は早めがオススメです。
人気の席種はあっという間に満席になるんだそうで。
公式サイトに座席一覧が掲載されているのでじっくり検討されてください。
まとめ
今回日帰りで人吉に行きましたが、のどかな雰囲気が気に入り過ぎて「1泊すればよかった!」と
後ろ髪引かれる思いで帰路につきました。
家で繊月酒造のリキュールを飲みながら撮影した写真を振り返る時間も、また良いです。
人生初の一人旅、想像していた以上に大満喫できて良い休日を過ごすことができました。
この記事へのコメントはありません。