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モロッコ【フェズ】旅行体験記
モロッコ北部に位置する【フェズ】ですが、ここではフェズブルーが用いられた陶器が有名です。そのほか旧市街のメディナのマーケットなど見所がたくさんあります。中でも過酷なハマム体験は一生忘れられないくらいの衝撃を受けました。
フェズ旅行について
- 【フェズブルーの陶器工房見学】
- モロッコ最大【ブー・ジュルード門】と旧市街
- 過酷なハマム体験
モロッコ料理にタジン鍋は欠かせないもの、日本の土鍋のような存在でしょうか。クスクスや野菜を入れて蒸し煮などをする際に使用する鍋ですが、蓋の部分が円錐になっていて無水調理が可能です。本場モロッコの陶器工房で職人技のタジン鍋作りを目の前で見ることができました。そして案内してくださった日本語も上手なモロッコ 人のスタッフのジョーダンまじりのお話がとても面白かったです。
フェズ旅行のおすすめのスポット
モロッコ【フェズブルーの陶器と工房】
「ART D’ARGILE」という陶器工房に見学に行きました。”ろくろ”を回してタジン鍋(とんがり帽子のような陶器)を作る職人が、手のひらサイズの小さなタジン鍋の蓋と器をあっという間にでつくりあげていました。次の部屋では真っ白の陶磁器に染料で色づけをしていました。フェズブルーを基調にピンク・イエロー・パープルなど鮮やかです。最後に通されたお土産ショップでは鍋を始めあらゆる食器があり、厚みがあり重そうなのですがとても軽くて驚きました。この陶器は落としても割れず、レンジもOKとのことでした。
フェズ最大【ブー・ジュルード門】と旧市街メディナ
イスラム王朝の都になっていた旧市街メディナには、モロッコらしいタイルが装飾された【ブー・ジュルード門】があります。【フェズ・エル・バリ】の出入口でもあり、混雑するほど栄えていました。門をくぐると間口の狭いメディナのマーケットがあり、道は狭く複雑に入り組んでいます。地元の人の案内がなくては中々把握しきれないです。イスラム文化らしい織物の絨毯やマントやスカーフなどが陳列されていました。イスラム教は女性はなるべく肌を見せない文化があるためスカーフなどは必需品のようでした。
【過酷なハマム体験】
宿泊のホテルでハマム体験ができると聞き早速体験。ハマムとは日本でいうサウナです。脱衣所に行くと水着をきたスタッフに大浴場に連れていかれ小さな石の椅子に座らされます。座ったと同時に頭からお湯をかけられシャンプーが始まります。1分ほどで再び頭からお湯をかけられ目が開けられなくなります。そのまま真っ黒な泥のようなもので体を洗われ軽く洗い流した後に電話ボックスのようなハマムに入れられます。数分後に呼び出され石のベットに寝かされ容赦ない力で垢すりが始まります。魚のように仰向けうつ伏せを繰り返し終了と告げられます。全てが終わるまで約15分でしょうか?まな板の鯉とはこういうこと??リラックスとは程遠い、笑うしかない貴重なハマム体験になりました。
フェズでのおすすめグルメ
モロッコのカフェケーキ
バスで荒れ果てた道を移動中にお手洗い休憩で入ったカフェに美味しそうなケーキやアイスクリームが売られていました。これまで行った街の雰囲気とは違って都会的な内装のカフェです。チョコレートとフランボワーズのケーキが甘酸っぱくて美味しく、旅の疲れが一気に吹き飛ぶほどとても甘いです。カフェラテなどはイタリアのilly(イリー)のコーヒーでした。
フェズでのおすすめのショッピングスポット
フェズブルーの陶器のお店【ART D’ARGILE】
先ほどご紹介したアート・ダルジル工房のショップでは、豊富な種類の食器があるので時間をとってゆっくり見ていただきたいです。茶器セットとタジン鍋を買いたかったのですがとにかくかさばりますが、思っている以上に軽いので飛行機で手荷物で持ち帰る方にはおすすめです。他の街でこれほどのクオリティと種類を見ることがありませんでした。店名の【ART D’ARGILE】はフランス語で粘土アートという意味でした。
フェズにて宿泊したホテル
滞在したホテルにアルガンオイルのエステもあったのでハマム後に体験しました。エステはとてもリラックスできるのですが部屋の移動の動線に難点あり。ホテルの地下でハマムを終え、そこからエステサロンへ向かうのですが、お客はバスロブ姿に髪にタオルを巻いたまま、地下から1階のメインロビーを通り、レセプション横の扉を開けスーツをきた男性マネージャーが仕事をしているデスクの横を突っ切ることになります。次の扉を開けるとようやくエステサロンです。なぜこんな動線に??と疑問だらけでした。サロン内は南国のタイの雰囲気と癒しの音楽と香りでとてもいい感じでした。
フェズ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
HISモロッコ8日間の旅
普段は一人旅が多いのですが、一人参加もOKのツアーに今回参加してみました。一人参加が2・3割ほどいて旅の途中から参加者同士仲良くなったりととても楽しくツアーに参加できました。モロッコが初めての方が多く、一週間でモロッコ各地を効率よくまわることができるので忙しい方にはお勧めのツアーです。
フェズ旅行に必要な持ち物
寒暖差が激しいので脱ぎ着できる羽織りものがあると良いと思います。また携帯を充電するところはまず見当たらないので、予備のバッテリーチャージャーを持っていくと良いでしょう。道が整備されていないので靴があっという間に土まみれになります、予備の靴はあったほうがよさそうです。
フェズ旅行での注意点
- タジンの鍋を買う時はスーツケースに入りません、手荷物の準備を
- 腕や足が隠れる服を用意した方が良いでしょう
- エステに行く人は貴重品など持たず手ぶらでいきましょう
宗教上女性はできるだけ肌を見せない人が多いです。観光客であってもタンクトップなどはあまり推奨されないので常に羽織れる長袖を持っていた方が良いと思います。スカーフなどで代用もできるので現地で素敵なスカーフを購入しても良いかもしれませんね。ハマムやエステなど行くときはホテルに限らず貴重品入れがないので何も持たずに行くと良いかもしれません。
まとめ
フェズブルーの陶器工房の見学が予想以上に楽しめました。絵付の体験などがあったらぜひ参加したいと思ったくらいです。ハマムは日本のサウナや韓国のハマムとも全く違うようで本当に驚きの連続でしたが、今では良い思い出です。話のネタにしたい方にはハマムをとてもおすすめします。もう一度フェズへ行く機会あったらメディナのマーケットで雑貨を一つ一つ見て歩きたいと思いました。
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