船でしか行けない東京の自然遺産、小笠原を目指す旅

父島に行ってきました!

日本の世界自然遺産は各地にありますが、東京都にあるのは唯一小笠原諸島の自然のみです。(文化遺産を含めれば都内にありますが…)東京都なのに船に24時間乗らないと到着できない、東京の果ての小笠原諸島に是非訪れたいと、憧れの地に向かうことにしました。

父島とは

おすすめのポイント
  1. 世界自然遺産の海と山を見に行こう!
  2. 島の独特な食文化を味わおう!ここでしか食べられないウミガメに挑戦!
  3. 片道24時間の船でしか行けない東京都、船旅も楽しもう!

父島に行くためには年末年始や夏季繁忙期でない限り一週間の休みを取らないと行くことができないのですが、その分山や海のアクティビティツアーに参加して自然を深く堪能することができます。
ここでしか食べられないウミガメ料理もおすすめです。24時間も船に乗るとかありえない!と思われそうですが、飛行機や電車と違い船の中は自由に歩き回れますので探検したり本を読んだり眠っていると案外ラクに過ごせます。
滞在中だけでなく行きも帰りも充実した旅になること間違いなしです。

父島の見どころ

ハートロックトレッキング

ハートロックとは「海から」ハートの形に見える岩からその名がついたものですが、こちらの岩の頂上に登ることができるツアーがあります。山の中をトレッキングしながら頂上を目指すのですが片道およそ2-3時間かかります。ちなみにトイレはありません。
こちらのエリアに入域するためには自然保護、遭難防止の観点から必ずガイドをつけることが義務化されていますので、出発前にツアー申込みをしておくことをおすすめします。
ツアー会社はいくつかありますので、口コミなどを調べて自分に合いそうなガイドさんを探しましょう。午前中に出発し、頂上でお昼ご飯を食べ、午後に下山というスケジュールが一般的です。
岩の上から眺める青い海はキラキラしていて忘れられない景色です。運が良ければ遠くにクジラが見えることもあります♪

ホエールウォッチングツアー

上の項目で説明したハートロックは、実は海から見ないとハートに見えません。こちらの写真は海から見たハートロックです。海にクジラを見に行くツアーで見に行くことができます。
クジラは見られるかどうか運次第なので、見られなければ船のガイドさんが説明してくれる島の案内を楽しみましょう。ちなみに割と小船で、少し波が高いとジェットコースターのように揺れるので船に乗る前に酔い止めを飲んでおくことをおすすめします。

小笠原海洋センター

小笠原はアオウミガメの一大産卵地となっており、街の明かりが少ないこの島には毎年たくさんのウミガメたちが産卵にやってきます。
この研究所ではウミガメたちの飼育、放流、研究を行っています。
観光客にはウミガメ講座という形でウミガメの放流を体験できるコースが開放されています。ウミガメの数に限りがありますので事前に予約することをオススメします。
(放流コースが開催されているかは時期によりますので事前にホームページでご確認ください)
また、ウミガメを撫でたり洗ってあげたりする間に服が濡れたりしますので、濡れても困らない服装で参加してくださいね!動物相手なので予想は付きません。
ウミガメの甲羅をお掃除してあげ、体重を測ってあげているうちに愛着が湧き、最後に海に放流するときには「頑張れよーっ!食われるなよーっ!」と思わず声をかけてしまいます。
アクセスは市街地からは徒歩30分となかなかハードですので、村営バスを使うのが良いかと思います(ただし、バスはとても本数は少な目です)

コーヒー農園体験

小笠原はコーヒー栽培の北限と言われており、(コーヒーベルトの北限がおよそ北緯26-27度。日本では沖縄と小笠原になります)コーヒー農園があります。
生豆からコーヒーを焙煎する体験ができるツアーもありますので、旅の思い出に体験するのもお勧めです。自分で焙煎したコーヒーは美味しいですし、コーヒー1つにとても手間がかかっているのだと実感できます。火を使うので小さなお子さんがいらっしゃる場合は参加できないこともあるそうです。

イカ釣り

「小笠原のイカは擦れてない」と言う言葉があります。それはつまり、人口が少なく漁民が少ないためあまり漁師に追い回される経験がないということです。
結果、小笠原に住むイカはあっさり素人観光客のルアーに騙され刺し身になってしまうのです。釣りを全くやったことのないド素人の私でもイカを釣り上げることができました!
釣ったイカは事前にお願いしておいた居酒屋さんで調理していただきましたが格別ですね!ただしイカは一晩寝かせたほうが美味しいらしく翌日宿で出してもらったイカのほうが美味しかったです。
イカ釣り体験を受け付けている漁船の方に事前に予約するのがおすすめです。なお、イカは断末魔の叫びとしてスミを吐いてくることが多々ありますので、汚れても問題のない服を着ていくことを強くおすすめします。

父島で見つけたグルメ

ウミガメの刺身

上でウミガメの放流の写真を載せておきながら、次の写真は刺し身になったウミガメの図です。もちろん同一個体のウミガメではありません。ここ小笠原では畜産業が成立し得なかったため、タンパク源は海の生き物から確保するしかありませんでした。その中で食べられていたのがこのウミガメです。
(ウミガメにはアオウミガメとアカウミガメがありますが、食べるのはアオウミガメ)
見た目はマグロのような見た目ですが、実際に食べると割とあっさりとした味でクセもなく食べられます。かつて乱獲しすぎた結果個体数が減少したため、ウミガメを食べられるお店は限られますので、訪れる際はお店を予約してから行くことをおすすめします。
(私がお世話になったのは丸丈さんです)

父島までの交通手段

おがさわら丸

小笠原諸島はほぼ沖縄北部と同じ緯度にあり、その距離なら飛行機で行くのだろう…と思われがちですが、この父島に行く交通手段は「船」しかありません。なぜなら父島には空港がないからです。
(地元住民は建設派と反対派でまぁまぁ割れてるようですが…)
年に数回クルーズ船が就航していますが、原則としておがさわら丸にお世話になることが多いでしょう。3代目のおがさわら丸は先代よりも1時間半ほど高速化されましたが、それでも「片道」24時間です。さらに原則として週に1往復しかしていません。乗ってきた船にそのまま乗って帰るのです。
24時間を過ごす船なので、レストランやシャワー室も完備されています。部屋の設備は料金によってまちまちですので、予算と相談しながら決めるのがおすすめです。個人的にはパーソナルスペース皆無は厳しいと思うので、ケチっても特2等くらいはお金を出したほうがいいのではないかな?と思います。
動画は小笠原から東京に戻るときのお見送りのシーンです。
小笠原では来島したときに「おかえりなさい」島から出るときに「いってらっしゃい」と言われます。
観光客にはまた来てほしい、島人にとってはここが故郷なんだという気持ちを込めたあいさつで、この独特の見送りだと思います。

父島に必要なアイテム・服装・その他

父島は「1月1日に海開きをする島」です。沖縄ですら3月に海開きをするというのに小笠原では1月です。つまりは一年中海に入れるということです。
(沖縄より若干温暖です、ただし1月に水着だけで海に飛び込む人は海開きのイベントの時だけだとか…)
ですので基本的にはTシャツとパーカーと薄手のパンツで十分です。
ただし山のトレッキングに行く場合は長袖のパーカーと長ズボンをおすすめします。ハーフパンツでは草や虫がまとわりつくのできついと思います。海に入るレジャーを予定している方はもちろん水着はお忘れなく。

父島での注意点

父島に行く場合は「船の予約」「宿の予約」「アクティビティの予約」を早めに済ませることをおすすめします。
夏休み、年末年始などの繁忙期にはいずれもすぐに埋まってしまいます。数に限りがあるので早めに予約することをおすすめします。
特に船の予約については発売日に予約することをおすすめします。2ヶ月前の前日9:00から開始になります。(繁忙期の一斉発売日の設定あり、小笠原海運のホームページをしっかり確認してください)アクティビティも人気ツアーは早めに埋まりますのでお気をつけて。島についてから予約…と考えていると不完全燃焼で島を去ることになるかもしれません。是非計画的に準備を進めてください。

まとめ

小笠原の風景は日本のどこの風景とも全く違います。「南の島だし、沖縄と似たようなものでしょ?」と思われるかもしれませんが、沖縄とは全く違う自然、生態系があり、文化も全く違います。
小笠原は海洋島と言われ、島となってから一度も他の陸地と地続きになったことがない「永遠の孤島」です。その独特さは実際に自然や文化に触れて初めてわかるものが多いと思います。この小笠原にしか生息していない植物や生物がたくさんあります。(小笠原固有種、といいます)
船で行かねばならず、まとまった休みが取れないとなかなか行きにくいところだとは思うのですが、是非体感しに行ってみてほしいと思います。

mutukiy

mutukiy旅するOL

投稿者の過去記事

旅行が好きなOLです。平日は働いて有給をとっていろんなところに出かけるのが大好きです。野球観戦も好き。

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