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イタリアのリゾットについて徹底解説します!
旅行中、元気な時も、ちょっと調子が悪い時も、子供から大人まで食べやすくて美味しいリゾット。実は食べ比べてみると、日本とイタリアとで違う点がちょこちょこありました。ここでは私の滞在経験をもとに、イタリアのリゾットについてご紹介いたします♡
イタリアのリゾットとは、いったいどのようなもの!?
- 元気な時も、病気の時も!毎日の食卓に欠かせない一皿
- 子どもからお年寄りまで一緒に食べられるお料理
- グルテンアレルギーの人の強い味方
イタリア人は日本ほどではないものの、お米をよく食べます。定番は、リゾット。その他にもサラダに混ぜたり、丸く握ってパン粉を付け「アランチーニ」というライスコロッケ風にしたりして食べることもあります。赤ちゃんからお年寄りまで食べられる点や、グルテンアレルギーの人、体調が悪い人などにも出せて皆で一緒に同じものが食べられるので、大家族のママさんにとっても有り難いレシピの一つです。
イタリアのリゾット、チェックポイント5選
リゾットの米粒が一回り大きい
イタリアのリゾットでよく使われるお米は日本のものより粒が大きい!特にリゾットを作るときに定番のカルナローリ米、アルボリオ米は、食べると1粒1粒しっかりとした粒感や歯ごたえを感じることができます。粒が大きいだけに調理にも若干時間がかかるのですが、このお米でリゾット作るだけで、一気に料理にこなれ感が出るので、ホームパーティを予定されている方などはイタリアでゲットして是非使ってみてください。
リゾットの調理方法が全然違う
日本でリゾットを作るときはお米を炊いてからor余ったご飯で雑炊風にリゾットを作ることが多いと思います。しかし、イタリアではそもそも「お米を炊く」ことはしないので、リゾットを作る時は、フライパンに油をひいて、生米を炒めるところから始まります。イタリアのレシピ本では「簡単メニュー」として紹介されているリゾット。しかし、米粒の大きさ等もあいまって、出来上がるまでに40~50分かかる点は、「簡単」とはいきません。
女子力高めなリゾット料理
イタリアのリゾットレシピの中には、フルーツを使ったものが結構あります。定番がイチゴやブルーベリー、いちじく等をチーズと組み合わせたリゾット。これをデザートではなく、食事の際の1皿としていただきます。また、エディブルフラワーという、食べられるお花が散りばめられたなんとも可愛らしいリゾットも一般的。日本のカフェなどで提供したら、ヒットしそうですよね♪
リゾットの盛り付け方がちょっと違う
具も違ければ、盛り付け方も若干異なるイタリアのリゾット。おたまや木べらですくって、平皿やスープ皿に盛りつけて食べることが多いですが、写真のように、水分を少なめにして仕上げて、最後、セルクルに入れて円筒形に盛る人も結構います。盛り付け方一つで、一気にイタリア料理っぽさが増すので、日本でやるのもオススメ。ちなみに、日本の雑炊のように、お茶碗やボール皿に入れて食べる人はほとんどいません。
リゾットは赤ちゃんもいただきます
写真はイタリアのスーパーの離乳食コーナーです。左から3番目の「Riso(リゾ)」というものが、赤ちゃん向けのリゾットにあたるもの。4か月から食べられるもので、この食事を経た後、大人用のリゾットを皆と一緒に食べます。イタリアにはグルテンアレルギーの人が少なくないため、リゾットは、グルテンフリーな点も、赤ちゃんに安心して与えられる為魅力です。
イタリアのリゾット、見逃せないポイントとは
「日本と一緒?!風邪の時もリゾット食べます」
日本人が風邪や、胃の調子が悪い時などにおかゆを食べるように、イタリア人たちも体調が悪い時にリゾットとを食べることがあります。リゾット・ビアンコ(白いリゾット)と言われるものは、もはや見た目はおかゆと全く見分けがつかないほど!イタリアで体調が悪くなってしまった時はリゾットでの応急処置もありかもしれません。
イタリアのリゾット、お役立ちグッズとは
「インスタントリゾット」
イタリアにもちゃんとあります!インスタントリゾット。冷蔵コーナーには温めるだけのものもありますが、イタリア土産としてもオススメなのが、お湯を入れて作るタイプです。特に大手クノール社(Knorr)から出ているものは、見た目も親しみやすく、イタリアらしい味も豊富に取り揃えられているので、お土産としてもってこい。お値段も2ユーロ弱。お湯を入れてくるくる混ぜるだけで、びっくりするほどおいしいリゾットが作れます。
イタリアのリゾットで注意点するべき点とは
「割と定番な”お酒入り”リゾット」
イタリアのリゾットには、お酒入りのレシピもいくつかあります。定番は赤ワインを入れて作る「リゾット・アル・ヴィーノ(Risotto al vino)」。温めているうちにほとんどアルコール分は抜けてしまうのですが、念のためアルコールの苦手な方は、ワインを意味する「Vino」の文字にご注意ください。
まとめ
最近、日本のレシピサイトにもイタリア人監修のリゾットの作り方が載っているのを見かけます。是非一度、イタリア版レシピでリゾットを作ってみてはいかがでしょうか?味が気に入れば、お米からイタリア産にこだわってみるのもアリ。イタリアには1~2人用の使い切りリゾット米ミニパックが売られているので、旅行の際に、是非買ってみてください。
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