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イタリアの朝ごはんについて徹底解説します!
海外の朝ごはんってなんだか心惹かれるものがありますよね!ここではイタリア人たちが普段どんな朝ごはんを食べているのか、イタリア大好きな私が、滞在経験をもとに皆さまに日本との違いをご紹介します♡
イタリアの朝ごはんとは、いったいどのようなもの!?
- 朝ごはんは、一日を元気にスタートさせる為のカンフル剤
- 朝ごはんは、ランチやディナーに比べると超手抜き派が多数
- 食べるより喋る!朝ごはんはコミュニケーションも大切
イタリア人にとって朝ごはんは、一日を元気良く始めるためのカンフル剤!のハズなのですが、パン1つ、ビスケット5枚等、びっくりするほどお手軽メニューで済ませるイタリア人が少なくありません。「夕食を食べる時間が遅い(平均21時前後)から、朝はあまりお腹が空かない!」という声が多数。それ以外には「朝はちゃちゃっと準備して、ゆっくり会話を楽しみたい!」という人も多いです。
イタリアの朝ごはん、チェックポイント5選
イタリアの朝ごはんはトコトン甘党。
朝はとにかく菓子パンなど、甘いものだけ食べるイタリア人。欧米人が食べていそうな、卵やベーコン、チーズですら、食べているイタリア人は、まず見たことがありません。加え、フルーツやヨーグルトといった、ヘルシー食品を食べるイタリア人も少なめ。育ち盛りの子どもたちを持つお母さんですら、朝からせっせと栄養を気にしていろいろ与えるようなことはしません。
イタリアの朝ごはんの定番「ビスケット」。
「朝は甘いパンのみ!」というイタリア人が多いですが、それと同じくらい多いのが朝ごはんに甘いビスケットを食べるイタリア人。ビスケットを4-5枚お皿に盛って、スマホ片手に牛乳やチョコレートスプレッドなどに浸しながら食べ、出発する人が多いです。スーパーなどでは朝ごはん用のビスケットがたくさん売られているので、イタリア旅行に行かれた際は是非チェックしてみてください。
イタリア人の朝ごはん、栄養バランスは二の次、三の次!
イタリア人にとって朝ごはんの最大?のミッションは、血糖値とテンションをあげること。ということで、朝ごはんを食べる際に、日本人のように栄養やカロリーを気にする人はあまり見かけません。定番は手っ取り早く両方をアップさせることの出来る、チョコレートや砂糖がたっぷりはいったパンやビスケット!市販の朝食向け製品には、写真のように一応いろいろな栄養成分が書いてあるのです…が、正直そこまで栄養が摂れる様子はありません。
イタリア人は「朝外食」も定番です。
イタリア人は家で朝ごはんを食べる人もいますが、ビジネスマンや高齢者を中心に、「バール(Bar)」という、立ち飲み喫茶店のような所で食べる人も多いです。バールに行けばタダで朝刊が読める!そして、なじみの店員さんやお客さんとの朝の会話を通じて、一日を気持ちよくスタートすることが出来る!おしゃべり好きなイタリア人にとって、バールとは、ただ、食べ物を身体の中に取り込む以上に魅力にあふれた場所なのです。
イタリア人は朝だけ「カプチーノ」派が多いです。
イタリア人はコーヒーが大好き。特にエスプレッソコーヒーを好む人が多く、朝から一息つくたびにエスプレッソを飲む人も少なくありません。しかし「朝だけはカプチーノ!」という人も多め。バールでは、カプチーノにパンやビスケットを浸して食べているイタリア人をよく見かけます。エスプレッソよりも多少腹持ちが良い点がメリット。カプチーノを飲んで、会社や学校に向かった後、再びエスプレッソを飲み直して、仕事や授業を始める人も多いです。
イタリアの朝ごはん、見逃せないグルメとは
ACE
「アーチェ」はイタリア版の野菜ジュース。主成分である、オレンジ(Arancia/アランチャ)、人参(Carota/カロータ)、レモン(Limone/リモーネ)の3つのイタリア語のスペルから1文字ずつ取って、この名前が付けられました。オレンジジュースとキャロットジュースの中間のような見た目と味で、さらっとしていて飲みやすいです。イタリアではホテルの朝食会場に置いてあることも多いので、見つけたら是非試してみてください♪
イタリアの朝ごはん、お役立ち情報をご紹介
「朝ごはんセット」
日本と同じで、イタリアでも、カフェやバールなどに行くと「朝ごはんセット」なるものが存在します。朝が遅いイタリア人たちのために、だいたい午前中いっぱいやっている店がほとんど。観光の小休憩などで、イタリアのカフェやバールに立ち寄った時は、是非利用してみてはいかがでしょうか?もちろん朝ごはんとして利用するのも◎たいていは、パン+エスプレッソorカプチーノで2ユーロ弱で食べることが出来ます。
イタリアの朝ごはんで注意点するべき点とは
「ホテルの朝食の種類が少なくても、がっかりしないで!」
私は初めてイタリア旅行をした時、ホテルの朝食会場にパン、ハム、チーズしか置いてなくて、とてもがっかりしたことを、今でも覚えています。しかし、イタリア人たちに言わせると「ハムやチーズまでわざわざ用意してあるなんて、外国人観光客に優しいホテルだね。イタリア人しか来ない所だったらパンしか無かったかもよ?!」ということだそう。国が変われば文化も変わる。イタリア旅行でホテルの朝食の数が少なくても大目にみてあげてくださいね!
まとめ
イタリア人が日本で旅館に泊まると、朝御膳を前に、たいていの人が目を丸くするのだそうです。「朝ごはんに魚を焼いたの」などと言うと「マンマ・ミーア(朝から魚を焼いて食べるなんて信じられない)」なんて言われることもしばしば。朝ごはんから見えてくる文化の違いは、興味深いものがあります。是非イタリア旅行では、ホテルや街の朝食風景からも、文化の違いを感じてみてください。
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