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デルフィ旅行体験記
アテネから約3時間の場所にあるデルフィ遺跡。標高が高い場所にあるので、遺跡の眼下にはオリーブ畑が広がりと遠くにはコリンティアコス湾を見渡す場所にあります。とても見晴らしが良く、遺跡の背景にはパルナッソス連山が広がっているので雄大な自然を感じることができます。
デルフィ旅行について
- デルフィ遺跡と博物館が共通チケットになっているのでコンパクトに観光できる
- アテネから片道3時間なので日帰りでも行きやすい
- カランバカへ行く途中でも立ち寄ることが出来るので時間を有効に使える
デルフィ遺跡の入口から左手に進むとデルフィ博物館があります。同じ敷地内にあり、遺跡と共通チケットになっているので、コンパクトに観光が出来ます。デルフィはアテネから片道3時間ほどなので、ギリシャ旅行に来てもであまり時間がない方には日帰り観光も可能な場所です。通常はカランバカへ行く途中に寄ることが多いので、道中でも立ち寄ることが出来ます。
デルフィ旅行のおすすめのスポット
かつて世界の中心だった世界遺デルフィ遺跡
デルフィ遺跡は古代ギリシャの世界では「大地のへそ」つまり世界の中心として考えられていました。また、ギリシャ神話によるとここでアポロンによる神託が行われていました。デルフィ遺跡の中核となっているアポロン神殿は今は柱と土台を残すのみですが、ここから“大地のへそ”と呼ばれる石が発見されています。デルフィ遺跡は入口から坂を登って上部まで行き、周囲を見渡すととても見晴らしが良いです。遺跡の規模も大きいため、見応えがあり多くの観光客を魅了しています。
遺跡で出土した貴重な品々が展示されているデルフィ博物館
アポロン神殿から出土した“大地のへそ”の石もこの博物館に展示してあります。神託を行っていたとされるアポロンの像は細部までとても美しく見事です。その他の人物像や動物を模した彫刻なども素晴らしく、ひとつひとつに見入ってしまいます。また、それぞれの作品がケースに入れられることなく、ほとんどが間近で見られるのも嬉しい点です。デルフィ博物館は小規模ながら、とても充実している博物館だと思います。
デルフィの郊外アラホヴァの街を散策
デルフィから12㎞ほど離れた場所にアラホヴァという小さな町があります。ここではお土産屋やレストランなどがあり、中心の通りを少し散策するにはちょうど良い場所です。デルフィ観光の帰りに少し立ち寄ってみて下さい。カフェなどで一息入れる際には周囲の自然に癒されながら、ギリシャ名物のフラッペなどを飲みつつ、旅の思い出に浸るのもよいと思います。
デルフィでのおすすめグルメ
高台にある眺めの良いレストランEPIKOUROS
デルフィ遺跡よりも少し奥に行った場所にあるレストランです。窓側の席からはとても見晴らしの良い眺めが望めます。ここではほうれん草とチキンのレモンソース和えを頂きました。レモンソースというのが意外とほうれん草と合い、さっぱりとしていて美味しかったです。メインの他にはレモネードとオリーブオイル付きのパンも噓のない味で幸せなひと時でした。
デルフィでのおすすめのショッピングスポット
アラホヴァで見つけた食材屋さん
デルフィ遺跡には通常ミュージアムショップがあるようですが、私が訪れた際には閉まっていたので、アラホヴァのお店を紹介します。デルフィの郊外にあるアラホヴァを少しだけ散策しました。ここで立ち寄ったのが地元で作られたチーズやハチミツ、フルーツのシロップ漬け、パスタなどが販売されているお店です。この白いチーズがとても美味しく、レタスなどの上に削ってのせ、バルサミコ酢などと一緒に食べると絶品でした。なかなか量が多かったものの、もう1つ買ってくればよかったと後悔しています。
デルフィにて宿泊したホテル
デルフィには日帰り観光のために宿泊無し
今回はメテオラへ行く途中で立ち寄ったデルフィ遺跡だったので、デルフィには宿泊はしませんでした。しかし1件お勧めのホテルを紹介しておきます。丘の上に建つAMALIA HOTELです。このホテルはロビーからの眺めが素晴らしく、ホテルに入るとその綺麗な景色がまず視界に入ってきます。また、ロビーには暖炉があり、どこか北欧のような雰囲気が漂うホテルでした。室内も広く快適そうでした。
デルフィ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
ギリシャへの渡航は初めてでしたが、現地のガイドさんやドライバー、アシスタントさんがしっかりとフォローしてくれたお陰でとても楽しい旅行となりました。地方への観光の際にも案内の流れがスムーズで、安心してお願いできました。現地のことで様々な質問をしたのですが、ひとつひとつに丁寧に答えてくれ、とても思いやりを感じるガイドさんでした。
デルフィ旅行に必要な持ち物
デルフィ遺跡はかなり勾配の激しい遺跡なので、石でできた階段をたくさん上がります。そのため歩きやすいスニーカーと暑い日には日焼け対策が必需品です。また、階段を登ると喉が乾くので、熱中症にならないように飲み物も持参すると楽だと思います。あとはアラホヴァの町では小さなお店がいくつかありますが、カードに対応していない場所もあるかもしれないので現金も少し持っていかれると安心です。
デルフィ旅行での注意点
- デルフィ遺跡は野外なので日焼け対策は必須
- デルフィ遺跡は勾配が激しいので歩きやすい靴で行かれること
- アラホヴァを散策される場合には現金もあると安心
デルフィ遺跡は博物館以外は全て野外で日陰がありません。そのため日焼け対策グッズは必需品です。そして勾配がきつく急な坂を登って、上の遺跡まで行く必要があるので、歩きやすい靴で行きましょう。足腰に不安のある方は無理をせずに途中まで入ったら、帰ってくるのでも十分だと思います。
まとめ
デルフィ遺跡はとても見応えがある大きな遺跡でした。付属の博物館も小さいながらも展示物がどれも素晴らしく、見ていて飽きませんでした。古代の人々はここに集まり、音楽や運動競技などを楽しんだりしていたのたろう、と思うとロマンを感じました。郊外のアラホヴァの町も田舎らしい素朴な場所でわずかな時間でしたが散策が楽しかったです。
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