沖縄の日本最南端の有人島「波照間島」で人と海に癒される旅へ

波照間島旅行体験記

初めての一人旅は「きれいな海があるところ」に行きたい。そう決めた時に、私が選んだのは沖縄県の八重山諸島でした。八重山諸島の1つである日本最南端の有人島「波照間(はてるま)島」には、人生で初めて見た「美しい海」がありました。

波照間島旅行について

おすすめのポイント
  1. 人生で一番といえる美しい海が見られる
  2. 観光地が多くないからこそのんびりと過ごせる
  3. フレンドリーな人ばかりで一人旅にもおすすめ

波照間島は、石垣島や西表島などを含む八重山諸島のひとつ。日本最南端の有人島です。波照間島に空港はないため、石垣空港まで飛行機で来て、石垣島の離島フェリーターミナルからフェリーで約40分ほどかけて行くことができます。波照間島に訪れる人は、その海の美しさをを求め、夜はこれはまた美しい星空への出会いを求めます。のんびりと現実離れした楽園をすごしたい方におすすめ。

波照間島旅行のおすすめのスポット

“はてるまブルー”ニシ浜は天国に一番近いビーチ


波照間島で一番の見どころは美しい海。沖縄の離島の海はきれいと言えど波照間島の海はケタ違いです。中でも、波照間島に訪れた人は必ず行くべきビーチが「ニシ浜」。「ニシ」は波照間島では北を表すため、「北浜」と書きます。同じ浜のことなのでお間違えのないように!モルディブやタヒチ、ハワイを思わす透明度の海と白くきめの細かい砂浜はまさしく天国。シュノーケルもおすすめですが、オフシーズンに訪れても、ただ眺めるだけで波照間島に来た甲斐があったと思うでしょう。美しい「はてるまブルー」の色をあなたの心に溶かして癒されてみて。

「日本最南端の碑」で遠い異国に思いを馳せる


ニシ浜とは真反対に位置する高那崎は、海もニシ浜とは全く逆の荒々しい顔をしています。断崖絶壁に打ち寄せる激しい波の音と風が心地よく、写真映えもする広大なスポットです。高那崎には「日本最南端の碑」が建てられており、ああここが日本の一番端っこなんだ…!と改めて実感できます。これより先にあるのは異国だと思うと、なんだか切なさを感じます。ちなみに島はレンタサイクルやレンタルバイクでの移動ができますが、島内をぐるりと一周されたい方はバイクがおすすめ。自転車はかなり体力を使います…(筆者はレンタサイクルを利用し疲れ果て、夜はよく眠れました笑)。

星空観測タワーで満天の星空に包まれよう


波照間島と言えば「海」と「星」と言われるほど、夜は星がきれいなので見ないのはもったいない!波照間島に来るなら、お昼間はゆっくりのんびり景色を楽しんで、民宿などで一泊するのがおすすめ。星空観測タワーでは不定期で星空観測説明会があり、民宿での夕食後に車で連れて行ってもらい、美しい星空を眺めたり、写真を撮ったりしました。ただし星空観測タワーは営業や説明会の開催が不規則なので、民宿などでしっかり確認してください。

波照間島でのおすすめグルメ

パーラーみんぴかで“黒みつスペシャル”


波照間島は冬でも温かい常夏。自転車やバイクで一日中外にいると、必ず食べたくなるのがかき氷。ニシ浜から徒歩15分ほどの「パーラーみんぴか」では、かき氷や冷たい飲み物などを海を眺めながらいただけます。特に人気の「黒みつスペシャル」は波照間の黒みつに練乳ときなこがかかったかき氷。見た目のボリュームに反して繊細でおいしいかき氷です。ニシ浜の美しい青色をイメージした「はてるまブルー」というかき氷も、ブルーハワイとメロンのシロップで目にも舌にも涼やかで暑い気候にピッタリです。

波照間島でのおすすめのショッピングスポット

南国テイストの雑貨店「モンパの木」で貝殻のアクセサリーをゲット


波照間島でお土産を…となるとあまり、というかほとんどない笑 フェリー乗り場の待合室の一部やちょっとした食材を買える商店にすこし波照間の黒糖のお土産品やポストカードがあります。でももし自分の思い出に…と言う場合は雑貨店「モンパの木」がおすすめ。外観はジャマイカを思わす黄色と赤と緑の壁色で、波照間のオリジナルTシャツやアクセサリーが販売されています。レゲエが流れていそうな店内ですがもちろんそこは沖縄民謡でした。貝殻のアンクレットなどゲットしてリゾート気分にひと味プラスしよう♪

波照間島にて宿泊したホテル

ただいま!と言いたくなる「民宿まんや」で“ゆんたく”


波照間島はホテルというよりは個人経営でやっている民宿が基本。バス・トイレなど共用でご飯も宿泊者が広間に集まって一緒に食べるというスタイルが多いです。民宿まんやは2010年にできた比較的新しい民宿です。まるで実家のような感覚ですごすことができました。他の宿泊者や女将さんと「ゆんたく(沖縄方言で「おしゃべり」を意味する)」をしながら、島のものを使ったご飯と、幻の泡盛といわれる「泡波」を頂きました。お風呂は別の人と被らないように時間をみて入らないといけないので、共同で使用するのが苦手な人には向かないかもしれません。

波照間島旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

ツアーは利用せず、民宿の予約とフェリーで

良かった点
  1. 離島めぐりをしている場合は天候で行く日を選べる
  2. 港には車で迎えに来てくれる民宿がほとんど(要確認)
  3. 一泊以上してのんびり自分のペースですごせる
残念だった点
  1. 自分でフェリーの時間や便数を調べなければならない(欠航の可能性もある)
  2. 観光スポットへ行き方や距離感は民宿などで聞く必要がある
  3. 移動の基本がレンタサイクルかレンタルバイクで疲れる

波照間島旅行に必要な持ち物

まず、石垣島から波照間島までのフェリーはかなり波が高く揺れます。あまり船酔いしない人でも酔ってしまうことがあるので酔い止めは持っておいたほうがいいでしょう。また日焼け止めはもちろんのこと、防虫スプレーも忘れずに。1日中炎天下にさらされる場合もあるので、アームカバーなど日よけグッズは持っておきましょう。ニシ浜で泳ぐ場合、シュノーケルグッズのレンタルはあります。オフシーズンで泳がない場合もビーチサンダルはあったほうがいいです。ビーチの砂はかなり細かく、スニーカーなどが砂まみれになることも。

波照間島旅行での注意点

基本的に現金支払いなので準備をしておいたほうがいいです。(ただし筆者が訪れたのは2017年。状況が変わっている可能性もあります。)天候によって船の欠航があります。その日のうちに帰れなかったりすることも考えて、旅の計画は余裕をもって。民宿は素泊まりもありますが、ご飯屋さんは少ないので1泊2食付きがおすすめです。

まとめ

波照間島は本当に時間がゆっくりと流れ、日々の喧騒を忘れさせてくれます。観光には一泊で十分ですが、癒しを求め何泊もしている宿泊者も多かったです。一人旅の場合は特にですが、お店の店主さんや常連さんがフレンドリーに話しかけてくれるのも魅力。ニシ浜でゆっくり美しい海を眺めたり、民宿でゆんたくや泡波をあじわって、非日常を楽しんでください。

ただのつちや

投稿者の過去記事

大阪在住の旅行好きアラサー女子、ただのつちやです。沖縄の離島で1週間宿を決めずの一人旅したり、長野の避暑地で1か月ペンションリゾートバイトしたり、大阪市内のハンバーガーショップ巡りをしたり。食に旅に全力で楽しんでいます。

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