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淡路島旅行体験記
兵庫県に2年間住むことになったのをきっかけに、せっかくなので楽しんじゃおう!と時間がある時やお休みを利用して周辺の街やいろいろな県を周遊しました。今回は、さまざまな伝説が残されている兵庫県淡路島の神社やパワースポットをご紹介します。
淡路島旅行について
- 国生み神話の伝説が残されている神社やパワースポット巡りでパワーを充電
- 淡路島の広大な景色をゆっくり眺望
- 新鮮な淡路島産の海の幸を地酒と一緒に堪能!
兵庫県にある淡路島は、「伊弉諾尊(イザナギノミコト)」と「伊弉冉尊(イザナミノミコト)」の2人の神が日本で最初につくった島だといわれています。日本最古の神社といわれる「伊弉諾神宮(イザナギジングウ)」をはじめとした日本の古くからの言い伝えが数多く残っている島です。また、淡路島の南に位置する「沼島(ヌシマ)」も、神々がつくった最初の島「おのころ島」という言い伝えがあります。ここでは、日本の起源に触れられるさまざまなパワースポットをふまえた淡路島の魅力をご紹介します。
淡路島旅行のおすすめのスポット
日本最古の神社?!「伊弉諾神宮(イザナギジングウ)」
伊弉諾(イザナギ)は、国づくりを終えたあと、自身の子である天照大御神(アマテラスオオミカミ)にすべてを委ねて、隠居の地として多賀に「幽宮(カクリノミヤ)」を建てて余生を送ったといわれています。「伊弉諾神宮」は、イザナギがその余生を過ごした場所となります。神宮境内にある「陽の道しるべ」をみると、計算してつくられたかのように伊弉諾神宮を中心として日本で有名な縁のある神社が東西南北に配置されているのがわかります。境内には、樹齢900年にもなる「夫婦大楠」があり、夫婦円満や安産子宝、縁結びなどのご利益があるといわれています。夫婦大楠は、イザナギとイザナミの二神が祀られており、信仰されています。
イザナギとイザナミの二神が降り立ったといわれる「沼島」の上立神岩
国生み神話の島「沼島(ヌシマ)」は淡路島の南に位置しており、南あわじ市の灘にある土生港から、沼島汽船で渡って行くことができる小島です。「沼島」には、国生み伝説のある「上立神岩(カミタテガミイワ)」や「おのころ神社」、山の大神「火立山」、航海の安全を祈願する「沼島八幡神宮」など、神話や信仰に関連したスポットが数多くあります。「上立神岩」は沼島の東南海岩にあり、イザナギとイザナミの二神が降り立ち、この岩のまわりを回りながら婚姻したといわれています。岩の中央部には、ハート型のくぼみがあり、夫婦円満や恋愛成就などで人気のスポットにもなっています。
イザナギとイザナミが結婚した「沼島」の「自凝(おのころ)神社」
別天津神(コトアマツガミ)たちは、イザナギとイザナミに大地を完成させるように命じたそうです。二神は、天上にある「天浮橋(アメノウキハシ)」に立ち、「天沼矛(アメノヌボコ)」で青海原をかき混ぜます。その矛を引き上げた時に矛先から潮がしたたり落ち、おのころ島が誕生したといわれています。二神は、おのころ島に降り立ち、最初に淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、本州と国を生み、このことから日本は大八島国(オオヤシマノクニ)と呼ばれています。その後も二神は6つの島を生んだそうです。「おのころ神社」には、「自(おの)ずから凝り固まってできた島」という意味があるそうです。
南あわじ市にある「おのころ島神社」で恋愛パワーを上げ、安産祈願!
沼島の「自凝神社」とここ南あわじにある「おのころ島神社」は、祀られている神様が同じです。イザナギとイザナミがこの地で結婚して国生みを行ったといわれている神社です。高さ21.7mある大鳥居は、「平安神宮」や「厳島神社」と並び、” 日本三大鳥居 ” の1つに数えられています。大鳥居をくぐってすぐ脇に見られる大きな松の木は、通常2つに分かれている松葉とは異なり、3つに分かれており、珍しい形のため縁起物とされています。大鳥居をくぐって石段を登り切った正面には、伊勢神宮と同じ神明造の正殿があります。正殿の西側奥には、八百萬神社があり、イザナギとイザナミの子である神様たちが祀られています。神社西側には、産宮神社、お砂所といわれる神社があります。おのころ島神社の塩砂は、国生みの伝説に出てくる「天の沼予」から滴り落ちた塩とされ、安産の神様として、安産祈願に人気があります。
淡路島でのおすすめグルメ
沼島で天然の美味しい鱧(ハモ)を堪能!
鱧料理といえば京都や大阪が有名ですが、関西の人々に知られているのは淡路島の南に位置する沼島だそうです。鱧が最も美味しいシーズンは6~7月。10月、11月も脂がのっている美味しい鱧が食べられるそうです。私が行ったのは、シーズンではない3月だったので淡路島でふぐ料理をいただきましたが、次に行った時には絶対シーズンに行きたいです!
淡路島にて宿泊したホテル
洲本温泉 海月館で「冬季限定の3年とらふぐ三昧プラン」を堪能!
洲本温泉の海月館では、潮流の速い天然の海で3年かけて育った淡路島の3年とらふぐ料理が11~3月の冬季限定で堪能できます。2年物の1.5~2倍の大きさで身も引き締まっていて極上です。宿の客室や大浴場、さらに開放的なつくりの露天風呂からは紀淡海峡が眺望でき、とてもリラックスできます。また、海月館は淡路島でも有数の海水浴場である大浜海水浴場が目の前という立地です。7月上旬~8月末までは、海の家もオープンし、海水浴が楽しめます。
淡路島旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
淡路島への旅は、観光スポットや宿泊地はあらかじめインターネットで検索し、宿泊先は予約しておきました。明石に住んでいたため、淡路島までは明石港から淡路島の岩屋港まで高速船(約13分)に乗り、その後は淡路島内を運行しているバスを利用し、のんびり散策しました。バスの運行が少なめなので、あらかじめ時間をチェックしておくことをおすすめします。
淡路島旅行に必要な持ち物
3月の観光だったので、肌寒かったです。明石から淡路島の岩内港行きも南あわじから沼島行きのフェリーも室内型ですが、海沿いで肌寒く感じるので温かい服装が良いでしょう。淡路島内や沼島内などかなり歩くので歩きやすい服装や靴は必須です。鱧(ハモ)がシーズンの夏や秋に行く場合は、日差しも強くなるため、日焼け対策や虫よけスプレーが必須となるでしょう。
淡路島旅行での注意点
- 交通手段は自家用車もしくはレンタカーが便利!
- 鱧(ハモ)料理は、6~7月、ふぐ料理は11~3月がシーズン!
- フェリーへ乗降したり、かなり歩くので歩きやすい靴は必須!
フェリーやバスを利用して観光しましたが、路線によってはバスの本数が少なめなので車を運転できる人は、自家用車もしくはレンタカーが便利です。海の幸も満喫したい人は、時期によってシーズンが異なるので要注意です。フェリーに乗降したり、沼島内は徒歩での観光となり、階段など急な坂道もあるので必ず歩きやすい服装や靴で行くことをおすすめします。
まとめ
淡路島は、数々の国生み神話が残るとても不思議な島です。他では見られないような景色もたくさんあり、ご利益の多い神社やパワースポットを巡ると不思議な力を感じられることでしょう。今回は、古事記や日本書紀にある日本神話にゆかりのあるスポットをご紹介しましたが、淡路島はファミリー向けのスポットやのんびり過ごせる場所など幅広く楽しめる魅力的な場所が数多くあります。兵庫に訪れた際は、ぜひ淡路島にも足を延ばしてみてくださいね。
Very Good