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ペーザロ旅行体験記
オペラ好きの両親の「行ってみたい!」の気持ちにこたえるべく向かったマルケ州、ペーザロ。お恥ずかしながら、私はこの地の名前を知りませんでした。行ってみると、想像以上にのんびりとした空気感が素敵な街でびっくり!この機会に皆さまにご紹介させてください♡
ペーザロ旅行について
- なんにもしない、真のヴァカンスが過ごせる点
- イタリアの美しいビーチを独り占めできる点
- なかなか行けない!?マルケ州に行くことが出来る点
ペーザロはイタリア中部、マルケ州にあります。イタリア20州の中でもちょこっとマイナーな州。ゆえに、ここに行くことが出来るだけでもイタリアファンは、胸が高鳴るのではないでしょうか?都市の喧騒を忘れさせてくれる、のんびりとした空気や穏やかな街並みは、どことなく日本の江の島や房総半島のような雰囲気。もちろん、オペラファンの方は、作曲家ロッシーニ氏ゆかりの地めぐりも忘れてはなりません。
ペーザロ旅行のおすすめのスポット
Moletto
モレットはペーザロきっての絶景スポット。駅から徒歩30分ほどかかるのですが、このあたりは観光名所が密集しているエリアなので、おそらくペーザロに来るほとんどの方にとって、立ち寄りやすい場所だと思います。桟橋の風景や、地面に描かれた方位をあらわすタイルが旅情を高めます。手前には素敵なレストラン「Ristorante Moletto」もあり、食事を楽しみながらアドリア海を堪能することも出来ます。
Villino Ruggeri
ルッジェリ邸(ヴィッリーノ・ルジェッリ)は、海岸から少し街中に戻ると見えてくるエメラルドグリーンのお屋敷。中には入れないのですが、その佇まいが可愛らしくて、何枚も写真に収めてしまいました。ほぼ向かいにある、リベルタ広場内の「スフェラ・グランデ(Sfera Grande)」という球体の彫刻も有名な観光地のひとつ。なんと、ヴァチカン市国や、日本の箱根にも同じ作品があります。是非2つセットで、ゆっくりご鑑賞ください。
Casa Rossini
カーサ・ロッシーニはペーザロいちの有名人、オペラ作曲家のジョアッキ―ノ・ロッシーニ氏の生家です。私たちが行った頃は終わってしまっていたのですが、毎年夏にはペーザロ・ロッシーニ音楽祭も開催され、普段の何倍もの観光客がペーザロの街にやってくるそう。この生家の窓を使った「バルコニーのコンサート(Concerti dal balcone)」は、観光客でも気軽に楽しむことが出来る人気イベントだそうです。開催日はホームページに掲載されますので、タイミングが合えば是非観に行ってみてはいかがでしょうか?
ペーザロでのおすすめグルメ
Rossini pizza
ロッシーニ・ピッツァはロッシーニ氏にゆかりのあるピザ。ゆでたまごとマヨネーズが乗った、なんとも可愛らしいペーザロ名物です。実はロッシーニ氏は美食家としても有名。(日本でも”ロッシーニ風”といった言葉をレストランで聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?)中でも卵が好きだったことからこの料理が誕生しました。実際にはこのメニューはロッシーニ氏の死後、1960年頃、考案されたものなのですが、今では街の人たちからもロッシーニ氏ゆかりの名物の一つとしてお墨付きをもらっています。
ペーザロでのおすすめのショッピングスポット
Teatro Rossini周辺
ロッシーニ劇場(テアトロ・ロッシーニ)周辺は、ペーザロの中で最も賑わいがありました。イタリアの街々でよく見かけるチェーン系のお店なども多数。地元の方も大勢買い物を楽しんでいました。特に劇場前から伸びるVia Giovanni Branca(ヴィア・ジョヴァンニ・ブランカ)という通りは、プチプラアイテムが揃う雑貨店やアパレルショップが多数。突然ビーチに繰り出したくなった方は、是非ここで必要なアイテムをゲットしましょう♪
ペーザロにて宿泊したホテル
Hotel Excelsior
ペーザロの雰囲気を掴むべく、市が制作する観光動画を見た際、たまたまこちらのホテルが紹介されてたことがきっかけで、ホテル・エクセルシオールに泊まりました。窓からの眺めも良く、サービスも非常に良かったです。駅からは歩くと30分ほどかかってしまうので、タクシーを利用する必要がありますが、ペーザロの海をめいっぱい満喫したい方には、とってもおすすめです。
ペーザロ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
私は海外旅行ビギナーの両親と一緒だったので、マイペースで旅が出来る個人手配にしました。ペーザロは陸路も発達しており、高速鉄道も走っているので、気楽に旅をしたい人には、個人旅行もアリかと思います。一方、限りある時間でイタリアの津々浦々をめぐりたい!という方には、観光バスなどを利用した方が、もっと効率よく主要スポットを巡れて良いのかなぁとも思いました。
ペーザロ旅行に必要な持ち物とは
「日焼け防止アイテム」
私たちは夏の終わりにペーザロに行ったのですが、それでも昼間は結構日差しが強く、初日はシャワーを浴びていると、体がヒリヒリしました。イタリア人は日焼けを好むため、日焼け防止アイテムが街でほとんど売られていません。特にUVカットできる服や、ストールなどはまず見かけないので、気になる方は日本から持っていきましょう。
ペーザロ旅行で気を付けることとは!?
- 夏に来る方は、早めのホテル手配が「吉」。
- イタリア語や英語が出来ると尚良しです。
- 夏は日焼け対策マスト!(但し日傘は少し目立ってしまうかもしれません)
ペーザロはのんびりとした穏やかな街。治安は悪くないものの、そこまで観光地化もされていません。ゆえに、イタリア語や英語は少しでもわかった方が、個人旅行の方は安心です。唯一、夏の時期は海水浴客と、ペーザロ・ロッシーニ音楽祭にやってくる人たちとで観光客が倍増!ホテルやレストランの予約が一気に取りにくくなるようですので、夏にペーザロに来る予定の方は、早めに宿等を手配されることをオススメします。
まとめ
ペーザロはイタリアでのんびりバカンスを楽しみたい方には、本当にオススメです。文面からはなかなか伝わりにくいかもしれませんが、街の人たちがとにかくあたたかくて「日本から来たの!?ようこそ!」などと、毎回感激して下さるので、父も母もとても嬉しそうでした。イタリア人らしい、なんにもしないのんびりヴァカンスを過ごすには最適の街。機会があったら是非足を伸ばしてみてください。
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