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ベルガモ旅行体験記
ミラノから車で2時間ほどのところにあるベルガモ。
市街地は中世の雰囲気が残る美しい街並み。郊外に出れば澄んだ川と豊かな自然。
今回は、そんなベルガモの山中にある農場を訪れました。
ベルガモ旅行について
- いつもの海外旅行とは一風変わった体験ができる
- 農場で取れたての新鮮な野菜や乳製品をいただける
- レストランよりもお得にボリュームたっぷりのお料理がいただける
“イタリア”と聞いてイメージするものは、ブランド品、オペラ、ピッツァにパスタ?でも実はそれだけじゃない。農業大国でもあるイタリアでは、農家が提供するアグリツーリズモが各地にあります。
アグリツーリズモ(アグリ=農業 ツーリズモ=観光)とは、いわゆるイタリア版の農家民泊のこと。
農場で採れた新鮮な野菜や乳製品、ワインや生ハム、自家製パスタなどボリュームたっぷりのお料理を食べて、自然を満喫できる農場体験です。(レストランのみの利用も可能)
ベルガモ旅行のおすすめのスポット
レストランの牧場その1
レストランの横にある牧場では、山の斜面で牛たちがのびのびの寝そべったり、草を食べたりしています。
柵があるので残念ながら触れ合うことはできませんでしたが、間近で牛を見ることができました。この日は天気も良く、抜けるような青空と草原、牛たちの首にぶら下げたベルの音とが相まってハイジの世界にいるような気分でした。
かなり山の上の方なので、風は強めです。
レストランの牧場その2
こちらはレストラン前にある牧場。日本の農場とは全然違う雰囲気。
馬やアヒルに鴨、そして犬が飼われています。
アヒルたちは池で泳いだり辺りを散歩をしたり、馬も広々とした空間で自由に過ごしており、動物たちの憩いの場といった感じ。
ここの動物たちと直接触れ合うことができないのは残念でしたが、それでも田舎の農場ならではの、ほのぼのとした雰囲気がよかったです。
レストラン近辺の散歩道
6月中旬のこの日はミラノ市内では37℃を超える猛暑日。山の上なら涼しいはずと期待していたのですが、真昼間だったからかここもかなりの炎天下。もう少し涼しければゆっくり散歩を楽しみたかったのですが、あまりにも暑すぎてすぐに退散してしまいました。
しかし、山の上から眺める景色は絶景。写真ではわかりにくいですが、草原には色とりどりの花が咲き、ところどころに小さな集落が見られます。車で山に登ってくる道中はかわいい家々や教会があり、とてもメルヘンチックでした。
ベルガモでのおすすめグルメ
リストランテ アグリツーリズモ キャデラック
前菜に各種生ハムの盛り合わせ。
チーズの盛り合わせもありましたが、食べきれないと思い今回は頼みませんでした。
次に鹿肉のミートソースと自家製タリアテッレ(パスタの一種)。
ソースは少なめだったけど、このパスタはモッチモチで絶品でした。
そして最後に鹿肉の煮込みとポレンタ(とうもろこしの粉をお粥状に煮た物)。
今流行りのジビエですね。イタリアでは山に行けばどこでも気軽にいただけます。鹿肉の煮込みは柔らかく、臭みもなくておいしかったです。
ベルガモでのおすすめのショッピングスポット
レストラン内での自家製品販売
山の中なので特別なショッピングスポットはありませんが、“リストランテ アグリツーリズモ キャデラック”では自家製のハムやチーズを購入することができます。その他、イタリアのアグリツーリズモでは、多くの農場でワインや自家製のお菓子、お米(リゾットなどに使う)、搾りたて牛乳、卵なども購入可能ですので、お買い物をして近くでピクニックをすることもできます。
ベルガモにて宿泊したホテル
アグリツーリズモ キャデラック
私たちはミラノからの日帰り旅行だったのでホテルには宿泊しませんでしたが、多くの場合アグリツーリズモではレストランだけではなく、宿泊施設も用意されています。今回訪れた“アグリツーリズモ キャデラック”は一階がレストランで、2階が宿泊施設になっているようでした。
こんなところに泊まって、夜には満天の星空が眺められると素敵でしょうね。
ベルガモ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
ミラノからは車で2時間ほどで、渋滞もなく快適なドライブができました。
イタリアのアウトストラーダ(高速道路)にはサービスエリアはとても少ないです。出発前にトイレに行っておいて正解!今回も出発から到着までの間にサービスエリアはたったの1件しかありませんでした。
レストランは電話予約しておいたので、時間通りにテーブルへ案内してもらえました。(オンライン予約も可能)
ベルガモ旅行に必要な持ち物
レンタカーを借りるなら、国際免許証を日本で取得しておく必要があります。
また、レストランはかなりの山奥にあるので、途中に飲み物を買える場所はほとんどありません。私たちは1.5Lのペットボトルの水を用意していたのですが、猛暑だったのもあり、帰りにはすっかりなくなってしまいました。
それと何か一枚羽織るものがあると便利です。山の頂上では夏場でも雪が残っており、時間帯によっては寒い場合もあります。
ベルガモ旅行での注意点
- 山奥なので携帯の電波が届かない場合がある
- 途中かなり細い山道を通過するので運転には注意
- 近辺に他のレストランはないので、予約は必須
このレストランはかなり山の上にあり、携帯の電波も届いていないような場所です。複数人で出かける場合は別行動はしないほうが無難。また、レストラン近辺まで来ると、車一台分ほどの幅しかない狭い道が多いので対向車には要注意です。通常イタリアでレストランに行く場合は予約をする必要があります。日本のように回転率も良くないので、順番待ちしていても永遠に自分の番が回ってこない、なんてこともしばしば。特にアグリツーリズモはレストラン利用だけでも予約は必須です。
まとめ
イタリアではアグリツーリズモは休日の過ごし方の定番のひとつ。都会の喧騒から離れドライブがてらに郊外まで出かけ、自然を満喫し、美味しい食事をお腹いっぱい食べて、腹ごなしに田舎道を散歩します。ちょうどいいエネルギーチャージですね。
“アグリツーリズモ キャデラック”は山中の高い場所にあるので、道中に見下ろす景色が本当に素晴らしかったのと、お料理が素朴ながらも大変美味でした。
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