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猿尾滝 玄武洞公園旅行体験記
兵庫県といえば、神戸の夜景や姫路城が有名どころですが、今回は知る人ぞ知る名所、猿尾滝と玄武洞公園へ行ってきました!駐車場からのアクセスよく、初心者の私でもとても巡りやすかったので、紹介したいと思います。
猿尾滝 玄武洞公園旅行について
- 無料駐車場完備!徒歩5分以内に到着します
- 上下の滝が楽しめる猿尾滝
- 自然がつくりだした造形美玄武洞
・猿雄滝と玄武洞はどちらも近くに無料駐車場が完備されてます。駐車場から近いと訪れるハードルが下がるので有難いですね。
・猿尾滝はまっすぐに一本の滝ではなく、上段と下段の滝で構成されています。迫力のある上段の滝、猿の尻尾に似ている下段の滝、繋がっている一つの滝でも全然別物に見えるのでとても面白いですよ。
・160万年前の火山活動によって山頂から流れたマグマが冷えて固ってできたのが玄武洞です。玄武洞公園には全部で5つの洞があるので、見て回るのが楽しいですよ。
猿尾滝 玄武洞公園旅行のおすすめのスポット
日本の滝100選 猿尾滝
駐車場から徒歩1分ほどで猿尾滝に到着します。もう奥の方に見えていますね。とっても近いです。まずは下から行ってみましょう。道は舗装されているので歩きやすいですが、少々坂道が続きます。どんどん滝の音が大きくなっていきます。着きました!これが下段の滝です。細長く緩やかなカーブがありまさに猿の尻尾のようですね。下段の滝は落差21mあります。上段から流れてくる水が長い歳月をかけて岩を砕き神秘的な滝壺を作り出しました。下段の滝は春は新緑、夏は納涼、秋は紅葉、冬は氷壁と四季によって違った表情を見せてくれます。今は3月なので、もう少しすると綺麗な若葉で滝が彩られるのでしょうね。
続いて上段の滝です。下段の滝に比べ水の勢いが物凄いです。上段の滝は落差39m。強く打ち付けるように流れる水が四方に散って、うっすらと虹が出ています。近くに行くと水飛沫がかなり飛んでくるので水の勢いが直に感じられるはずです。
一つの滝のはずなのに上段と下段で滝の雰囲気がガラリと変わるのでとても面白いです。勢いのある滝とゆったりと緩やかに流れる滝どちらも楽しめるのでなんだか得した気分になりませんか。次はまた違う季節に訪れてみたいと思います。
猿尾滝をVR動画で楽しんでみませんか?
(360°動画のためyoutubeアプリでの視聴をおすすめします)
まるで滝の目の前に立っているよう!水飛沫まで感じられるVR動画でぜひ猿尾滝をお楽しみ下さい♪
国の天然記念物がある 玄武洞公園
玄武洞公園は猿尾滝同様に駐車場から3分ほどで到着しアクセスが良いです。国の天然記念物に指定されているのは玄武洞、青龍洞ですが、その他にも3つの洞がありそちらも見所があります。
まず駐車場から一番はじめにたどり着くのが「青龍洞」です。
すごい光景じゃないですか?岩が規則正しく並び、曲線を描いているなんて今まで見たことがありません!この曲がった鉛筆の大群みたいな岩たちは「柱状節理」と呼ばれる玄武岩の石柱です。これらは、160万年前に起こった火山活動で流れ出したマグマが、冷えて固まりつくられました。
青龍洞は高さ33m、幅40mあり、最も長い柱状節理は15mにもなるそう。この曲線を描いてうねっている柱状節理が「まるで天に昇る龍」に似ていることから、「青龍洞」と呼ばれるようになりました。見れば見るほど、これが自然につくられたものだなんて本当に信じられません。
続いて「玄武洞」です。こちらの柱状節理は青龍洞に比べ短めですが一つ一つをよく見ると、面白い形をしています。誰かが積んだり削ったりしてできたのではないかと思うほどです。奥の洞窟は昔の人が石を採取するために掘った跡なんだそう。切り離しやすく、使いやすい玄武岩は豊岡市の各所で使われていたようです。現在は、天然記念物に指定されているため持ち帰ることは禁じられています。
近くの売店のお母さんに話を聞いてみると、昔、今ほどの価値が玄武岩になかったため漬物石として家族が砕いて使っていたとの話を聞きました。後から大変な石だと知りびっくりしたそうです。確かに身近にある岩に価値がつくことなんて凄く稀なことなので、砕きやすく使いやすい岩が近くにあったら使いますよね。天然記念物として見ていた岩も昔の人からしたら、便利な資材なのでの見方が少し変わり面白い話が聞けました。
次は「白虎洞」
石垣のように積み重なって見える柱状節理が印象的ですね。青龍洞と玄武洞は大きすぎてカメラワークにとても悩みましたが、それよりは小さいので撮影しやすいですね。ロッククライミングが得意な人だったら登れちゃいそうだなぁと思いました(笑)白虎洞の左側を見てみると柱状節理の断面がよく分かりとても面白いです。
続いて「南朱雀洞」
小さく綺麗にまとまった柱状節理が印象的な南朱雀洞。周りの岩と柱状節理とのバランスがよくて綺麗だと感じました。
最後は「北朱雀洞」
柱状節理が6時の方向から右に行くにつれて3時の方向に角度を変えていく様子が分かります。いろんな方向に柱状節理が向いていて芸術的ですね。
5つの洞を見て回りましたが、1番のお気に入りは柱状節理が長くダイナミックな「青龍洞」でした。玄武洞公園では自然につくられた美しい岩の造形美が見られるのでぜひ足を運んでみて下さい。
玄武洞をVR動画で楽しんでみませんか?
(360°動画のためyoutubeアプリでの視聴をおすすめします)
大迫力の玄武洞の柱状節理をVR動画で楽しんでみませんか?写真では映しきれなかった景色がお楽しみおただけます。スマホを動かしたり、指で画面を動かしたりして視聴して下さい。
玄武洞公園でのおすすめグルメ
玄武洞観光センター
玄武洞公園の駐車場すぐ近くにある観光センター!食事やお土産を買うことができます。ここで但馬名物の「ちから餅」というものがあり、気になったので購入しました!柔らかくほんのりと優しい甘さのお餅に甘さ控えめのきなこがまぶしてあり、どこか懐かしいお味。小さい子からお年寄りまで好まれそうな味なのでちょっとした手土産にもおすすめです。
玄武洞公園でのおすすめのショッピングスポット
玄武洞ミュージアムショップ
ここでは玄武洞や兵庫にちなんだお土産が買えます。他のお土産屋さんよりも価格がリーズナブルで、種類も豊富です。ばらまき用のお土産など大量購入をしてもお財布に優しいです。
猿尾滝 玄武洞公園旅行に必要な持ち物
・歩きやすい靴→猿尾滝と玄武洞公園は舗装された道ではありますが、坂道や階段の登り降りが多いので歩きやすい靴で来ることをおすすめします。
猿尾滝 玄武洞公園旅行での注意点
- 猿尾滝への観光は日のでているうちに行こう
・猿尾滝は24時間営業とはなっているが、木々に囲まれたスポットで暗くなってくると何も見えない!万が一転んだりしたらとっても危険です。無理はせずに日の出ている時間に観光しましょう。
まとめ
駐車場のアクセスもよく、車で訪れるにはとてもおすすめな猿尾滝と玄武洞公園。全国的にそこまで有名な場所ではないのが不思議なくらい、自然の力を感じられるとても魅力的な場所でした。自然につくられたものは、その起源を知ると見方が変わり観光がより一層楽しくなります♪季節によって雰囲気が変わると思うので次は新緑の季節に訪れてみたいと思います。皆さんも兵庫県へ行く際にはぜひ立ち寄って見て下さいね♪
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