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イタリアのパンについて徹底解説します!
パン教室に通うほどパンが大好きな私。…ですが!日本でイタリアのパンを習っている時には気付かなかった違いが、ちょこちょこありました。ここで皆さまに、イタリアのパンの日本との違いについてご紹介したいと思います♡
イタリアのパンとは、いったいどのようなもの!?
- 毎日の生活に欠かせない「主食」
- 大切なコミュニケーションツール
- レシピを通じて季節や故郷の香りを感じるもの
イタリア人たちにとって、パンは主食。お米やパスタを食べることもありますが、それらを食べる時ですら、一緒にパンを食べることもしばしばあります。毎日家で焼く人もいますが、たいていは特大サイズを行きつけのパンやさんで買う為、そこからコミュニケーションも生まれます。郷土色が豊かで、イベントに合わせた特別なレシピが豊富に存在する点も、見逃せません。
イタリアのパン、チェックポイント5選
イタリアのパンは4つの材料のみで仕上げます。
イタリアのパンは、基本的にはバターや牛乳の入っていない超シンプルレシピで作られています。材料は「小麦粉、水、塩、イースト菌」のみ!店によってはオリジナルでオリーブオイルをたらすところもありますが、基本的には4つの材料で仕上げます。ゆえに、日本人の私たちからすると、出来上がりはちょっと固め食感。旅行中、最初は慣れない人もいるかもしれませんが、噛むほどに香る小麦の風味は、徐々にクセになります。
イタリアパンはバターをつけません。
イタリア人の毎日の食卓に欠かせないパン。ですが、バターやクリームチーズ、ピーナッツバターなどをつけて食べる人はほとんどいません。基本はそのまま、もしくはオリーブオイルを付けて食べます。朝だけは甘いものが欠かせないので、写真でご紹介しているチョコレートスプレッドやジャムが定番。食べ方の違いから知る、異国文化も興味深いものがあります。
超巨大サイズで売られるイタリアパン。
イタリアの街で売られているパンは、とにかく超巨大!牛乳、卵などが入っていないレシピは傷みにくく保存がきく為、食べる人の数に合わせて適当なサイズのパンを買って、毎回パンナイフで切って食べすすめていくのがイタリア流です。漬物石のようなサイズのパンは見ているだけでも異国情緒がありますよね!パンやさんに行くと、カウンター奥の壁に並んでいるので、イタリア旅行中の方は、パンやさんを見つけたら、外からチラっと中を覗いてみてください。
そのまま食べるだけじゃない!魅惑のイタリアパンレシピ。
イタリアパンは料理の材料として使うこともあります。定番は、前菜で出てくるオープンサンド「ブルスケッタ(Bruschetta)」。その他、郷土料理も様々なものがあります。写真はトスカーナ地方の郷土料理、いわゆる「ひたパン」メニューの「リボッリータ(Ribollita)」。固くなったパンの消費レシピとしてもお役立ちで、日本でも簡単に作れるメニュー。気になる方は早速お家で真似っこしてみてください。
イタリアパンは郷土色が豊か。
イタリアのパンは街や州ごとに、その土地の気候風土を生かしたものが生み出され、人々にレシピが受け継がれている点も魅力です。特に形が不思議で面白いのが、ピエモンテ州に伝わるグリッシーニという細長いカリカリのパン。私は最初、レストランで出された際、食べ方がわからずびっくりしてしまいましたが、普通のパンと同じで、お料理と一緒に楽しみます。今ではこれが出てこないとちょっと残念な気持ちになってしまうほど、すっかりハマってしまいました(笑)。
イタリアのパン、見逃せないポイントとは
パンやさんで売られる魅惑のスイーツたち。
「パンやさんはケーキ屋さん!?」
パンだけを扱うパン屋さんも多いですが、パン屋さんにケーキが置いてあることも多いのがイタリアの特長。さらにはカフェやレストランなどが併設されている場合もあります。カフェやケーキ専門店、レストランより朝早くからやっており、終日営業(休憩時間なし)の店が多いので、旅行中の方は、朝ごはんスポットや休憩スポットとしてオススメです。
イタリアのパン、お役立ちグッズとは
「パンナイフ」
私は日本で一度も使ったことのなかったパンナイフ。たまにフランスパン等を買った時なども、面倒で普通のナイフを使ってカットしていました。しかし、イタリアのパンはギザギザの歯がたくさんついた、パンナイフを使うとめちゃくちゃカットしやすい!もちろん普通のナイフでも切れるのですが、毎日食べる予定の人は、パンナイフ、時短にもなるのでオススメです。
イタリアのパンで注意点するべき点とは
「値段がグラム表示」
パン屋さんのパンは美味しそうなのですが、どこも値段がグラム表示なのがイタリア。「2ユーロくらいかなぁ」なんて思って手頃なサイズのものを注文すると、倍のお値段だったり、なかなか欲しいものが買えなくて、一時はとても悩みました。語学に不安がある方は、スーパーのパンコーナーがオススメ。ここならセルフ式の量り売りなので、欲しいパンをトングで取って量りに乗せれば、あとは自動で量って、値段付きのバーコードシールが出てきて楽ちんです。
まとめ
イタリア旅行で行った際、ジップロックなどで丁寧に包めば、イタリアパンは日本に持ち帰ることも出来ますよ!日本とのお味見比べも面白いかと思いますので、是非気になるものがあれば現地で買ってみてはいかがでしょうか?イタリアは、パン屋さん自体もヨーロッパ調の可愛らしい店が多いので、立ち寄るだけでも旅情が高まるので是非チェックしてみてください。
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