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東根旅行体験記
もともとは、同じ山形県にある銀山温泉のノスタルジックな街並みに憧れて、泊まる旅館を探していました。最終的には、同じ山形県の東根温泉の旅館が気に入り、2連泊。中日に銀山温泉(尾花沢市)にも遊びに行き、温泉街を堪能しました!
東根旅行について
- 温泉天国・山形県で源泉100%の温泉三昧
- 大正時代の景観を残す銀山温泉の街並みは必見
- 日帰り温泉もよいですがくつろげる旅館に泊まるのがお勧め
山形県は火山が集中する地形であることから、県内全域に温泉が生まれたと言われています。山形県の温泉地は130カ所以上であり、35市町村すべてに温泉が湧いているという温泉天国です。有名な温泉は多いですが、なかでも、「千と千尋の神隠し」のモデルになったとも言われる銀山温泉は、ノスタルジックな街並みが必見です。老舗の旅館はサービスもよく、日常を忘れてゆっくりくつろげます。
東根・尾花沢旅行のおすすめのスポット
旅館「石亭小松」宿泊者用、アツアツの銘石岩風呂
今回宿泊しました旅館「石亭小松」には、宿泊者用として、風情のある岩風呂が設置されています。60度~66度の源泉100%かけ流し。めちゃくちゃ熱いです。ものすごくあったまります。お風呂を出てもずっと体がポカポカです。こちらの旅館は、お部屋の内風呂も蛇口から源泉が出ます。また「こまつの湯」という日帰り温泉が併設されており、旅館から廊下を渡って入れるようになっています。「こまつの湯」は自分で温泉卵を作れるというサービスがあります。温泉卵まで作れるとは、いかに温泉が熱いかわかりますよね。
大正ロマン漂う銀山温泉の旅館街を散策
山形県の数ある温泉のなかでも有名なのが、銀山温泉です。銀採掘が盛んだったのは、15世紀から17世紀中期まで。その後、銀採掘が衰退したあと、温泉宿が建てられて、湯治場として賑わったそうです。現在も銀山川を挟み、大正から昭和初期の木造建築の旅館が並び、まるで大正時代にタイムスリップしたかのよう。東根温泉から銀山温泉に移動するのは、内陸部の移動でだいぶ大変だったのですが、行ってよかった銀山温泉です。
銀山温泉のすぐ先に、マイナスイオンあふれる「白銀の滝」
銀山温泉の街並みは、15分程度で回れる小ぢんまりとしたものです。そんな温泉街のつきあたりに行くと、いきなり、22メートル水が落ちる「白銀の滝」があります。銀山温泉の旅館に泊っている方なら、浴衣で行けちゃう距離です(ただし足元は石がゴロゴロしているので注意です)。マイナスイオンに浸って、いつまでも見ていられる滝です。冬季には滝が凍るそうで、その景観も観たいものです。
東根・尾花沢でのおすすめグルメ
銀山温泉「伊豆の華」で、「揚げ茄子おろしそば+おしんセット」
不朽の名作、NHK連続テレビ小説「おしん」に銀山温泉が登場します。銀山温泉に出稼ぎに出ているおしんの母親を、おしんが一人で訪ねて行くシーンです。おしんにゆかりがあるということで、銀山温泉にある「伊豆の華」というお食事処には、大根と青菜が入った混ぜごはん「おしんめし」がつくおそばのセットがあります。やわらかく美味しく作ってあるので、このぐらいの量だと大根めしは美味しいんですよね。おそばも、揚げ茄子のコクが出て美味しかったです。
東根近辺でのおすすめショッピングスポット
さくらんぼ一押し「さくらんぼ東根駅」売店
山形県はさくらんぼの生産量が日本一で、なんとそのシェアは日本全国のうち4分の3を占めるそうです。新幹線が止まる山形の駅「さくらんぼ東根駅」は、さくらんぼ一押しで、売店もさくらんぼ関連の商品がたくさんあります。その売店で、「さくらんぼの酒」と「さくらんぼ(シロップ漬け)」を買いました。どちらも、甘くてかわいい味わいでした。
東根にて宿泊したホテル
絵画の展示で有名な温泉旅館「石亭小松」で2連泊
今回の旅行のメインはこちら、温泉旅館の「石亭小松」です。廊下や食堂など、至るところに絵画が掛けられており、美術館のようです。これが見たくて旅館を選びました。エコール・ド・パリの藤田嗣治、サルバドール・ダリなどの絵が飾ってあり、とても豊かな気持ちになれます。お食事も美味しいですし、仲居さんの適度な距離感があるサービスもとても気持ちがよいです。
東根旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
旅館を2泊で予約し、新幹線で東京→仙台へ。仙台駅から高速バスで1時間半ほど走ると、旅館まで徒歩圏内のバス停で降車できます。しかし旅館に到着してから気づいたのですが、旅館からバスで20分ぐらいの場所に、新幹線が止まる「さくらんぼ東根駅」があったのでした。気づかなかったです。宿泊旅館のある東根温泉から銀山温泉は、バスや電車を乗り継いで1時間半ぐらいでした。車なら40分ぐらいで行けそうです。
東根旅行に必要な持ち物
温泉メインであれば、それほど持ち物に気を付ける必要はないです。日帰り温泉も、タオルなど貸し出しているところが多く、手ぶらで問題ありません。旅館に連泊して温泉三昧するなら、本など持って行くといいかな。私はタブレットを持って行き、時間があるときは動画配信サービスで海外ドラマを観ていました。旅館はWi-Fiが弱いことがあるので、ポケットWi-Fiはあった方がよいかもしれません。温泉ワーケーションに憧れますが、Wi-Fiの速度は要注意ですね。
東根旅行での注意点
- 基本は車移動で、電車・バスの場合は訪問場所を厳選
- 電車・バス移動は待ち時間1~2時間は覚悟すること
- 車の場合は山形県のローカル交通マナーに注意
車がないと移動は大変です。温泉をはしごする人もあまりいないでしょうが、旅館(東根温泉)から銀山温泉へ行くためにバスと電車を乗り継ぎ、待ち時間が1時間半も出たときはタクシーに乗りました。車だと半分ぐらいの時間で行けますが、タクシーの運転手さんに聞いたところ、ローカル交通マナーが難しそう。慣れないと車も怖いかなぁ。
まとめ
今回は2カ所の温泉に行きましたが、山形に130カ所以上ある温泉地のうち、たったの2カ所。まだまだ奥が深そうです。同じ山形県でも、源泉の泉質は様々ある模様。蔵王温泉、山寺なども有名ですが、とりあえず次回は、雪が降る時期に銀山温泉に行きたいなと思っています。大正時代から残る木造の旅館が雪化粧で飾られ、絶景だそうです。露天風呂で雪見風呂をする日が楽しみです。
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