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シャウエン旅行体験記
いつか何かの本で見たシャウエンの青い街。なんて素敵なのだろう、いつか絶対に訪れてみたいとその時からずっと思いを馳せ続けてきました。ついに長年の夢が叶い、シャウエンの青い街に足を踏み入れて見た景色は、私の期待を優に超えるものでした。まるでおとぎ話の中に迷い込んだような感覚です。
シャウエン旅行について
- どこまでも青く、そして色々な青の景色!
- 青くかわいい扉に乙女心がくすぐられる!
- 民族衣装ジェラバを身に纏ったベルベル民族!
旧市街の城壁をくぐると、そこには一面青い世界が広がっています。どこの家の扉もとてもかわいく、お気に入りの扉を探してあてもなく歩くのも楽しいでしょう。道を歩く民族衣装のジェラバを着たベルベル民族は、青い街とマッチしてとても絵になります。街は坂が多く迷路のように入り組んでいますが、思い切って地図をカバンにしまい、青くロマンチックな世界に浸ってみましょう。
シャウエン旅行のおすすめのスポット
シャウエンのメイン観光スポット 旧市街の青い街
青い街シャウエンの旧市街の中は、壁や石畳、扉、窓にかかる鉄格子までもが鮮やかな青色に塗装されています。青はどこまでもどこまでも続いています。微妙な光の入り方によって様々な青色を見せてくれ、そんな空間にいると永遠に歩き回れるような気さえしてきます。シャウエンは山の中腹に位置するので、階段や坂が多く、迷路のように道が複雑なのでなかなか来た道に戻ることができません。1~2時間散策時間をたっぷりとって時間を気にせず歩き回ることをお勧めします。
青い街を一望する展望台
旧市街の外へ出て山の方へ上っていくこと10分ほど、シャウエンの青い街を見渡せる展望台があります。山の傾斜に沿って家々が所狭しと立ち並んでいるのがよく分かります。モスクからアザーン(イスラム教の礼拝の合図)が流れる時間に展望台を訪れると、街中からアザーンがこだまするように鳴り響き、イスラム国を旅している実感がより一層高まります。
地元モロッコ人で賑わう活気溢れる青空洗濯場
地元のモロッコ人たちが、山から流れてくる冷たい湧き水で色鮮やかなモロッコ絨毯や衣類を洗濯しています。この洗濯場は誰でも無料で利用できます。モロッコ人に混ざって旅で汚れた服を洗い上げるのも滅多にできない体験です。シャウエンはカラッとしているので洗濯物もすぐに乾きます。なにより青空の下での洗濯は最高に気持ち良いこと間違いありません。石鹸は各自持参しましょう。
シャウエンでのおすすめグルメ
RESTAURANTE AMIGOS
旧市街の城壁を出てすぐのところにあるレストランです。座席数は10席にも満たない小さくこじんまりとしたお店です。ここではモロッコの国民食であるクスクスとタジン鍋を頼みました。日本人にも食べやすい優しい味で、とてもおいしかったです。すべての料理に大きなパンがついてきますが、こちらはカチコチでした。店主のモロッコ人のおじさんがとても気さくで良い人でした。
シャウエンでのおすすめのショッピングスポット
観光客の多い旧市街にはお土産屋さんがたくさん
青い街の中にはいたるところにお土産屋さんがあります。石鹸屋やモロッコ絨毯屋、バブーシュ屋、かごバッグのお店、欧米人観光客も多いためヨーロピアンテイストでお洒落なお土産屋が多くありました。モロッコ雑貨はどれもかわいいものばかりで女心をくすぐります。中でもなめし革の雑貨はモロッコ雑貨の代表格で、質の良い革製品を安く購入することができます。
シャウエンにて宿泊したホテル
Hotel souika
入り組んだ旧市街の中にあるので、辿り着くまで少し迷うかもしれません。外観はもちろん青色です。旧市街内に位置しているので観光するには好立地ですが、バックパッカー向けの安宿なので清潔感や設備、セキュリティー面は期待しない方がいいです。部屋はシングルとドミトリーがあり、トイレシャワーは共同です。日本人のバックパッカーも多く宿泊しているので旅の情報収集をするには良いかもしれません。ある程度旅慣れていて、クオリティーよりも価格を重視したい方にはお勧めです。
シャウエン旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
シャウエンは世界中から観光客が来ており、基本的にどこでも英語が通じます。そのためシャウエン市内では個人旅行でも困ることはないでしょう。しかしモロッコ国内全体で見ると、英語はほとんど通じず不便に感じることが多かったので、ツアーの方が快適に旅行できるのかもしれません。どこの国でも言える事ではありますが、時間を気にせず自由気ままに散策ができる点は個人旅行の良いところです。
シャウエン旅行に必要な持ち物
高画質で動画を撮影できる電子機器を持っていきましょう。日の入り方によって様々な青に変化する街の光景がとても素敵なので、写真だけでなく動画でもたくさん記録することをお勧めします。また、モロッコ国内のバスは冷房が効きすぎていることも多々あるのでブランケットがあると便利です。虫よけスプレーも持って行った方がいいアイテムです。
シャウエン旅行での注意点
- 長ズボンは必須!過度な肌の露出は絶対にだめ!
- 旅行はラマダンの時期は避けるのがベター!
- ベルベル人は基本的に写真撮影NGの人が多い!
イスラム教の国では肌の露出はご法度です。モロッコは戒律が緩いほうですが、男女ともに長ズボンは必須です。また年に一度ラマダンと呼ばれる断食月があり、その期間は飲食店は閉まり、40度を超える猛暑と空腹で町全体の空気がピリつきます。楽しく旅をするためにはラマダン時期は避けるのがベターでしょう。民族衣装を着たベルベル人は、極端に写真を嫌がりますので、撮影をする場合は必ず了承を得てからにしましょう。
まとめ
シャウエンは言ってしまえばただただ青いだけの街ですが、その青には多くの人を魅了するものがあります。私は1週間ほどシャウエンに滞在し、毎日とにかく歩き回りました。青一色の景色にいきなり真っ赤な花を咲かせる大きな木が現れたり、カラフルな植木鉢がぶら下がっていたり、次から次へと乙女心をくすぐる扉に出会ったり、歩いていて飽きを感じることはありませんでした。日本から遠く離れたモロッコですが、時間とお金を割いてでも次の旅の目的地候補にいれるだけの価値は絶対にあります。
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