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イタリアのコーヒーについて徹底解説します!
イタリア文化に欠かせないコーヒーの存在。一体現地では毎日どのようにコーヒーとのお付き合いをしているのでしょうか?!長年の疑問をこのたび、いろいろと調査しましたので、イタリアのコーヒー事情について皆さまにもシェアしたいと思います♡
イタリアのコーヒーとは、いったいどのようなもの!?
- 気持ちを切り替える為の素敵な魔法
- 毎日飲むもの!コーヒーしか飲まない派もいます
- エネルギーチャージに欠かせない存在
私たち日本人が毎日緑茶、麦茶といったいわゆる「お茶」を飲むのと、イタリア人たちが毎日コーヒーを飲むコトはかなり似ている気がします。コーヒーは気持ちを切り替える為の一杯であり、毎日ほぼ無意識に飲んでしまうものだそう。「コーヒー」の文字からくる大人びた雰囲気とは裏腹に、意外にも、お砂糖をたっぷり入れて、コーヒーをすするイタリア人が多い点も見逃せません。
イタリアのコーヒー、チェックポイント5選
とにかく基本は「エスプレッソ・コーヒー」です。
イタリア人たちが飲むコーヒーはほぼ「エスプレッソ・コーヒー」です。そのため、イタリアで「コーヒー下さい」というと、特に種類などを聞かれず、数分後、淹れたてのエスプレッソコーヒーがやってきます。興味深いのはそのあと。イタリア人たちはなんと、この小さなカップにありったけのお砂糖を入れて飲みます。もう、コーヒーを飲んでいるのか、お砂糖を飲んでいるのかわからないほど!どうやら、これで血糖値をあげて、一仕事始めるためのエネルギーにするのだそうです。
コーヒーを持ち歩くことはまずありません。
2019年にはついにスターバックスも進出を果たした、イタリア。ですが、基本的には写真のようなテイクアウトカップや、タンブラーを持って歩きながらコーヒーを飲んでいるイタリア人は、まず見かけません。忙しい朝でも、たいていの人が、家で飲んでから出発、もしくはカフェのカウンターで飲んでから目的地に向かいます。理由は諸説ありますが、元来、イタリア人は食事の際に色々と同時進行することを好まない国民性である点も背景にはあるようです。
食事×コーヒーのマリアージュは朝だけ!
食事の際に、あれこれ同時進行することを好まないイタリア人。ということで、朝昼夜のお食事タイムも、イタリア人は日本人のような三角食べをしません。ゆえに、ご飯と一緒にコーヒーをすするなんてもってのほか!但し、唯一、朝ごはんの時だけはカプチーノをパンやビスケットと一緒に頼んで、パンやビスケットを浸したりしながら同時食べをするイタリア人を見かけます。
猫舌が多めのイタリア人。コーヒーはカナリぬるめです。
イタリアに旅行に来たことのある方は、もしかしたらホテルやカフェでコーヒーを頼んだ際、ものすごくぬるくて、がっかりした経験があるかもしれません。そう、イタリアのコーヒー(スープなども)は、とにかく「ぬるい」ことが多いのです。聞けば、イタリア料理には日本の鍋のような、アツアツのメニューが少ない為、熱いものに慣れている人が少ない為なのだとか…。もし、旅行中あつあつのコーヒーが飲みたい時は、注文時に一言添えておくと安心です。
イタリアに行ったらカフェラテとカフェオレは一緒!?
イタリア人は基本的には朝はカプチーノ、その後はエスプレッソ・コーヒーが中心の生活を送っています。ゆえに、お店によっては「カフェラテ」「カフェオレ」が飲みたいなんて言われると、プチパニック…。違いがわからず、どちらを頼んでも同じものが出てくるコトも少なくありません。ちなみに「アメリカンコーヒー」と「ブレンドコーヒー」についても同じ。ドリップメーカーすらない店も多いので、その場合はエスプレッソ・コーヒーとお湯が出され「これで割って」と言われます。
イタリアのコーヒー、見逃せないポイントとは
お酒入りのコーヒー「カッフェ・コレット」
イタリアのコーヒーは、様々なドリンクとコラボレーションをしています。お酒好きな方に是非試して欲しいのが「カッフェ・コレット」。これは、冬の寒い北イタリアから広まった飲み方の1つで、エスプレッソコーヒーの中にアルコール度数の高いウイスキーやリキュールなどを入れていただきます。店で頼むと、店員さんから何のお酒と合わせたいか聞かれることも…。組み合わせ一つで味が変わる点も魅力です。
イタリアのコーヒー、お役立ちグッズとは
「Caffe d’orzo」
カッフェ・ドルゾはいわゆる「ノンカフェインコーヒー」。Orzo(大麦)からつくられていて、普通のコーヒーより微かに甘みを感じます。イタリア滞在中、時差ボケなどで胃の調子が良くない時、カフェインを控えたい時に、気楽に注文することが出来るので便利。ちょうど日本の「ノンアルコールビール」のような感覚で、イタリア人たちと食事をする際に、付き合いでコーヒーを飲まなければならない方にもお役立ちの一品です。
イタリアのコーヒーで注意点するべき点とは
「立ち飲みor着席で、ドリンクの値段が変わります」
イタリアの多くのカフェでは、カウンターで立ち飲みする場合と、席に座って飲む場合とで飲み物の料金が変わります。一般にカウンター(Al banco/アル・バンコ)で飲む場合は、どこの店でもだいたい1ユーロ程度。これが、着席(Al tavolo/アル・ターヴォロ)になると有名店では、5~6ユーロとなることも少なくありません。しかしその分、ゆっくり過ごせるので、お好みに合わせて使い分けてみてください。
まとめ
初めてイタリア旅行に行くまで、私は日本で浸透しているコーヒー文化は、全てイタリアから来たものだと思っていたので、全く文化が異なる点に驚き、そして戸惑いました。どうやら、今の日本のコーヒー文化は、どちらかというとアメリカ、特にスターバックスなどの影響が色濃く出ているようです。ということで、イタリア旅行に行ったら日本とは、カナリ異なるイタリア独特のコーヒー文化が待っています!戸惑う点も多いかもしれませんが、是非日本では出来ない貴重な体験を楽しんでみてください。
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