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サンマリノ旅行体験記
F1が大好きで若い頃からサンマリノグランプリの聖地、サンマリノ共和国に行くことを夢見ていた父。念願叶って家族旅行で行ったものの…なんと濃霧!のっけからハプニングに見舞われつつ満喫してきましたので、私たちのサンマリノ旅行記by濃霧をご紹介します。
サンマリノ旅行について
- 1日でイタリアとサンマリノの2か国周遊が叶っちゃう点
- イタリアの街とはガラリと異なる景観が楽しめる点
- 治安良し!ガイドさんなしでもリラックスして街歩きが出来る点
サンマリノ共和国は空港や駅がないため、ロープウェーやバスを利用して、ふもとのイタリアの街からアクセスします。標高約750メートルにある街は、なんと東京の大田区と同じくらいの面積なのだそう。石畳が続く街並みは、まるで大きなお城の中をさまよっているような気分。観光出来るエリアが限られており、総じて治安も良いため、初めて海外で自由行動デビューされる方にもおすすめです。
サンマリノ旅行のおすすめのスポット
サンマリノの入国スタンプがもらえる「観光案内所」
「ウフィーチョ・デル・ツーリズモ・ディ・サン・マリノ(Ufficio del Turismo di San Marino/サンマリノ共和国観光案内所)」は、普段、旅先で観光案内所を利用されない方にも是非立ち寄っていただきたい、とっておきスポット。なぜなら、ここではパスポートに入国スタンプを押してもらえるからです。サンマリノに入る時は、入国審査がないため「行った証を残したい!」という方は必見。土日も営業していて、5ユーロ払えばすぐに手続きしてもらえます。
レアな切手に出会える!サンマリノの郵便局&ポスト
入国スタンプゲットと双璧をなす、サンマリノの人気アクティビティが「手紙を送るコト」。国内には何か所か郵便局(Ufficio postale)があるので、そこで手続きするもよし。もちろん一般のお店で切手を購入し、ポストから投函するのも良いでしょう。写真はサンマリノのポスト。国内に何か所かあるため、見つけたタイミングで投函してくださいね!言わずもがな、イタリアに戻ってしまうと、全く使い物になりませんので、ご注意ください。
ある意味神秘的!サンマリノの霧の中のロープウェー
サンマリノに行く方のほとんどは、ふもとの街イタリア・リミニ(Rimini)から、バスまたはロープウェーで行くことになると思います。私たちは行きは駅前から出ているバスを利用し、帰りはロープウェーを利用しました。御覧の通り、笑っちゃうくらい霧で真っ白!だったのですが、普段出来ない体験に大興奮。ガタッとなるたび乗客全員がキャッキャと盛り上がって、とても楽しい思い出となりました。もしご興味のある方は行きか帰り、是非使ってみてはいかがでしょうか?
サンマリノでのおすすめグルメ
トルタ・トレ・モンティ(Torta Tre Monti)
イタリア料理、中でもふもとにあるエミリア=ロマーニャ州とかなり近い食文化を持つサンマリノ。しかし、中には「サンマリノならでは」のものもありました。その一つが「トルタ・トレ・モンティ(Torta tre monti)」。巨大なゴーフルとチョコレートを層にして、最後に外周をチョコレートコーティングしたお菓子で、名前の由来はサンマリノの観光名所の3つの塔に由来します。パッケージもサンマリノらしさ満点なので是非チェックしてみてください。
サンマリノでのおすすめのショッピングスポット
サンマリノ・ダック・ストア
サンマリノのお土産は記念切手なども捨てがたいのですが、もし、イタリアやヨーロッパを今後周遊する予定の方は、サンマリノ・ダック・ストア(San marino Duck Store)のラバーダックもおすすめです。実はこのお店、もともとオランダのアムステルダムで創業したのですが、人気に火が付き、現在ローマ、ミラノ、パリなどに進出するまでになりました。まずはサンマリノ版から買ってみてはいかがでしょうか?
サンマリノにて宿泊したホテル
アクア・ホテル(Aqua Hotel)
本当はサンマリノ国内のホテルに泊まりたかったのですが、私たちは翌日別の予定があったため、ふもとの町、イタリア・リミニのアクア・ホテルに泊まりました。日本にもありそうな今風の大型ホテルなので、家族旅行に最適。サンマリノ行きのバス停留所へも一本道を1キロほど歩くだけだったので、とても便利でした。サンマリノ国内はホテルの数が限られるので、もし泊まりたい!と言う方は早めにチェックするのをオススメします。
サンマリノ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
イタリアからサンマリノへの入国自体はとても簡単(何の審査もなく、気付けばサンマリノに入国していました!)だったのですが、悪天で、行きも帰りもバス乗り場が閑散としていた為、乗車してしばらくするまでは「このバスで合っているのだろうか」と、少しだけ不安でした。もし海外の公共交通機関に慣れていない方は、送迎だけ付いているパッケージツアーなどにしても良いかもしれません。一方、周辺で何泊かされる予定の方は、天気の良い日を狙ってサンマリノへ行ける点で、個人旅行もおすすめです。
サンマリノ旅行に必要な持ち物
「マウンテンパーカー」
サンマリノの天気は本当に変わりやすいです。ということで、山に行くつもりで対策しておくと安心。ゴアテックスのマウンテンパーカーなどをお持ちの方は是非持って出かけましょう。「そんなものない!」と言う方は撥水加工されたウインドブレーカー、上着×折りたたみ傘でも大丈夫。夏、現地では他の観光客(特に欧米人)がTシャツ一枚でバスやロープウェーに乗り込む姿を見かけるかもしれませんが、彼らは私たちより体温が高いです。是非、少しオーバーなくらいの恰好でお出かけください。
サンマリノ旅行での注意点
- サンマリノの天気は出発直前にチェックすべし
- 夏でもひんやり…日本から羽織を持っていくと安心です
- 公共交通機関は夏と冬で時刻表が違うコトも…ご注意ください!
一般に標高は100メートル高くなると約0.6度下がると言われています。ということで標高750メートルにあるサンマリノは、ふもとの街リミニと、全く異なる気温だと考えた方が安心。天気も変わりやすいので、是非、出発直前に天気予報をチェックしておきましょう。ホームページのライブカメラなどもお役立ちです。また、観光客の多い夏とそれ以外で、バス等の時刻表が異なることがあります。切り替えの時期に当たる、春、秋に旅行予定の方はご留意ください。
まとめ
残念ながら、悪天に見舞われてしまったサンマリノ旅行ですが、父は心の底から満足したよう。いまだに何度も霧でほぼ真っ白(!?)な写真を見ては、うっとりしています。もちろん、天気が良ければ高台からの絶景が楽しめる素敵な場所。ですが、悪天でも楽しみ方は数えきれないほどあります。是非、チャンスがあれば足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
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