目次
アオスタ旅行体験記
イタリアのスイス、フランスとの国境付近に位置するヴァッレ・ダオスタ州。ガイドブックなどでは州都の”アオスタ”の名で親しまれている秘境へ、念願叶ってドライブツアーすることが出来ました!
アオスタ旅行について
- イタリアにいながらフランス、スイス旅行気分も味わえる点。
- アルプスの大自然と、そこに集う名城たちを満喫できる点。
- アルプスの恵みと3か国の文化が詰まったグルメを堪能できる点。
ヴァッレ・ダオスタ州はその場所柄、衣・食・住、あらゆるところに、隣国スイスとフランスのエッセンスが織り交ざっています。公用語も、イタリア語とフランス語。また、南アルプス山脈のお膝元ゆえ、見渡せば、誰もが知っている名峰がずらりと並んでいます。避暑地としてそこに集った貴族たちの美しい名城の数々、そこから生み出された絶品グルメたちも見逃せません。
アオスタ旅行のおすすめのスポット
Colle del Gran San Bernardo
グラン・サン・ベルナール峠は、アオスタからスイスへ向かう1本道をひたすら進むと、スイスとの国境付近に見えてくる峠です。美しい景色もさることながら、ここは、セント・バーナード犬のゆかりの地としても有名。犬好きの方は、絶対一日中居たくなってしまうことでしょう。写真はイタリア側にあるサン・ベルナルドの像。スイス側には、無料駐車場やホテル、博物館もあります。セント・バーナード犬モチーフのお土産を買ったり、駐車場で飼い主さんと休憩している犬たちを愛でたり、癒しのひと時をお過ごしください。
Castel Savoia
私が今回最も行きたかった場所のひとつ。カステル・サヴォイアです。ヴァッレ・ダオスタ州は風光明媚な土地ゆえ、貴族たちの夏の離宮がたくさん。カステル・サヴォイアは、アオスタ一有名なフェニス城(Castello di Fénis)等と比較すると、決して有名ではない上、アクセスも悪い…のですが、とにかく可愛くて美しい!人里離れた森の中にある点も、さらに乙女心をくすぐります。5ユーロで中に入ることも出来ますので、車で旅行される方は是非足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
Forte di Bard
私は最初、こちらのバルド要塞(フォルテ・ディ・バルド)のことを知らなかった為、高速道路から見えた瞬間「ナニコレ!?」と度肝を抜かれました。階段がお城になったような変わった形。なんとナポレオンの時代に見張り塔として使われていた建物だそうです。現在は美術館の他、なんといくつかは、ホテル「Hotel Cavour Et Des Officiers」としても使われています。大手ホテル予約サイト等などからも、簡単に予約ができますので、ご興味ある方は早速チェックしてみてください。
アオスタでのおすすめグルメ
Grolla(グロッラ)
イタリアには地方毎にさまざまなカフェ文化がありますが、中でもかなり変わっているのが、ヴァッレ・ダオスタ州に伝わるグロッラです。グロッラは写真のような専用の木の容器で淹れるコーヒー。エスプレッソの中にお酒やらオレンジピールやらを入れてつくる飲み物で、結構甘めです。味もじゅうぶん変わっているのですが、飲み方も独特!なんと回りに付いた飲み口を使って、食後に回し飲みするのが定番です。最後まで飲んだら、皆仲良し!だそう。現地のレストランで体験できますので是非チェックしてみてください。
アオスタでのおすすめのショッピングスポット
アオスタ駅周辺
ヴァッレ・ダオスタ州にはパネットーネの名店Mauro Morandin等数々の名店があります。ただ、なかなか一度の旅行で、それだけの為に足を伸ばすのは難しいもの。やはりお土産を買うなら、州都アオスタの駅周辺が便利です。ご当地クッキーとして有名なテーゴレ(Tegole)はお土産にぴったり。お菓子専門店以外に、スーパーなどでもたくさん売られているので是非試してみてください。
アオスタにて宿泊したホテル
Starhotels Majestic
私たちはその日じゅうにトリノへ戻り、ターミナル駅(Porta Nuova)で降ろしてもらった為、その目の前のホテル「スターホテルズ・マジェスティック」に宿泊しました。日本のツアーでもたくさん利用実績のあるホテルのようで、パスポートを見せると「コンバンハ!」と日本語で声をかけてくれました。ドライブ旅は意外と体力を消耗したので、駅近だったのがありがたかったです。
アオスタ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
私たちは地元出身のイタリア人の運転で旅行した為、個人旅行でも十分楽しむことが出来ました。しかし、イタリアや、イタリアでの車の運転に慣れていない方は、迷わず日本発着のツアーで行くことをオススメします。イタリアに何度か来た事のある方や、旅費を安く抑えたい方、英語のガイドでもオッケーという方は、現地発着のパッケージツアーなどでも◎ホテルやインフォメーションセンターで申し込むことが出来ます。
アオスタ旅行に必要な持ち物
「防水・撥水性の高い上着とくつ」
真夏でも油断大敵!私は過去2回ヴァッレ・ダオスタ州に行ったことがあるのですが、1度目はお盆過ぎにも関わらず、長袖着用。2度目は10月にも関わらず、峠は豪雪でした…。山岳地帯は天気も変わりやすいので上着、出来たら防水、撥水性の高いものを持っていくと安心です。防水スプレーでも◎靴も出来たら防水・撥水加工のしてあるもので行きましょう。
アオスタ旅行での注意点
- ヴァッレダオスタとアオスタの違いにご注意
- 街中では、イタリア語とフランス語が飛び交っています
- ユーロ不可!?スイス・フランが必要なことも…
ヴァッレ・ダオスタ州の州都はアオスタ。前者は州の名前、後者は都市の名前ですが、耳で聞くととってもよく似ているのでご注意ください。また、公用語がイタリア語とフランス語、2つあります。案内板や道路標識には両国の言葉がかかれていますので留意。通貨はイタリアとフランスはユーロなのですが、グラン・サン・ベルナール峠を超えて一瞬でもスイスに入ると、スイス・フランが必要となることがあります。基本的には国境付近ではユーロが使えますが、念のためご注意ください。
まとめ
イタリアだけでなく、フランスやスイスの雰囲気も感じることのできるヴァッレ・ダオスタ州。自然が大好きな方は、その魅力に一瞬で魅せられてしまうことでしょう。個人旅行はやや難易度が高めですが、現地発着の名城巡りツアーや、夏のハイキングツアーなどもあるので、これらを組み合わせれば、旅が充実すること間違いなし!是非お好みに合わせて組み合わせてみてください。
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