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ランゲ地方旅行体験記
北イタリア・ピエモンテ州のランゲ地方は、イタリアきっての高級ワインの産地。友人の結婚祝いに、生まれ年のワインをプレゼントするべく、旅行してきましたので、その模様をご紹介します♪
ランゲ地方旅行について
- 世界遺産に選ばれたブドウ畑の景観を堪能できる点
- イタリア人とワインとの深い繋がりを感じることが出来る点
- 実はワインが飲めなくてもお楽しみポイントがたくさんある点
ランゲ地方は2014年に「ピエモンテのブドウ畑の景観 : ランゲ=ロエーロとモンフェッラート」として世界遺産登録を果たしました。コロッセオ!ドゥオモ!といった、イタリアを代表する世界遺産に比べるとなんだかインパクトが弱め!?いえいえ、行けばその美しい景観に感動すること間違いありません。現地での出会いを通じて、イタリア人とワインとの深い繋がりも感じられることでしょう。私のように、ワインに全く詳しくない方、ワインを一滴も飲めない方でも十分楽しめる点も魅力です。
ランゲ地方旅行のおすすめのスポット
Castello di Grinzane Cavour
グリンツァーネ・カヴール城(カステッロ・ディ・グリンツァーネ・カヴール)はイタリアをワイン王国にした立役者「カミッロ・カヴール氏」のお屋敷です。館内は7ユーロで見学可能。ワインが豊富に取り揃えられたお土産店や、ミシュランの星付きレストランなどもあるので、イタリア語や英語があまりわからない方や時間のない方は、そちらだけ立ち寄り利用するのも良いでしょう。個人的には外から眺める雄大なワイン畑の風景が一押し。特に初夏から秋頃は、どこを写真に収めても絵になります。
Castello di Barolo(カステッロ・ディ・バローロ)
イタリアの超一級ワインがつくられる、絶好の気候条件に恵まれた土地バローロ。ここにあるバローロ城も、風光明媚な休憩スポットとしてオススメです。こちらも中は、バローロワインミュージアム(ムゼオ・デル・ヴィーノ・デル・バローロ /Museo del Vino a Barolo)になっているのですが…ワインから醸し出される大人の余韻、重厚感とは裏腹な、ポップでシュールな展示が印象的な博物館となっております(笑)。お値段9ユーロ。爆笑必至なので、気になる方は是非入ってみてください!
Castello di Serralunga d’Alba
セッラルンガ・ダルバ城(カステッロ・ディ・セッラルンガ・ダルバ)は赤茶色な外観や、ごつごつとした形が、グリンツァーネ・カヴール城にかなり似ているのですが、車で約15分ほど離れたところにある別のお城です。6ユーロで見学もできますが、既出の2つのお城に比べると、観光客向けの要素はやや少なめ。ただ、その分眺望がとても見事です。車を降りて深呼吸したら全身の毒素が一気に抜けるハズ!特に日の入りの頃が最高に綺麗ですのでタイミングが合えば是非夕方に立ち寄ってみてください。
ランゲ地方でのおすすめグルメ
グリッシーニ
ピエモンテ州のご当地パン…というより、スナック菓子のようなグリッシーニ(Grissini)。プレッツェル風スティック(お菓子の”ヤンヤンつけボー”を大きくしたような見た目)で、イタリア人たちは頼んだ料理が出されるまでの間、ワイン片手にこのグリッシーニをぽりぽりかじります。スーパーなどでも簡単に手に入りますが、パン屋さんで売られる手作りのものは、小麦が香ってさらに美味!車中でも楽しめる一品ですので、是非見つけたら買ってみてください。
ランゲ地方でのおすすめのショッピングスポット
Fondazione Mirafiore
フォンダンツィオーネ・ミラフィオーレは、フォンタナフレッダ(Fontanafredda)というイタリアの名門ワイン生産者一族の手がける施設。入口に大きく掲げられた「Fontanafredda」の看板を抜けると、敷地内にはワイン畑、レストラン、土産物店、ホテルなどがずらり並んでいます。土産物店は、日本でもおなじみの食材店「イータリー(Eataly)」がプロデュースしており、旅行者でも気軽にあれこれ手に取って、お気に入りの1本を買うことが出来るのでオススメです。
ランゲ地方にて宿泊したホテル
Starhotels Majestic
私たちは、車をピエモンテ州の州都にあるトリノ空港で借りていた為、返却した後、トリノ空港からシャトルバスで市内に向かい、停留所のあるポルタヌォーヴァ駅の前のスターホテルズ・マジェスティックに宿泊しました。幸か不幸か皆、下戸だった為、トリノ市内の観光を満喫できるよう、トリノ泊を決めたのですが、ワインがお好きな方でしたら、ランゲ地方にあるホテルに泊まって、ゆっくりワインと自然の風景に酔いしれるのも良いと思います。
ランゲ地方旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
私たちはイタリアでの車の運転経験があった為、個人旅行にしました。ランゲ地方の道は、起伏は激しいものの、ほとんどが綺麗に整備された一般道。道幅も広く、ひたすら田舎道で、歩行者もほとんどいないので、左側運転・右側通行の運転に慣れている方であれば、おそらく問題ないかと思います。逆に少しでも不安がある方は、ツアーでの旅行がオススメです。
ランゲ地方旅行に必要な持ち物
「国際運転免許証(マニュアル免許)」
現地でレンタカー旅行を計画されている方は、念のため当日運転予定のない方も、出来るだけ日本で国際免許証を取得してから行きましょう。ドライバーに何かあった時、運転が代われる人が1人でも多くいた方が安心な為です。その際、マニュアル免許を持っている方だと◎。イタリアではオートマ車はほとんど出回っていない為です。
ランゲ地方旅行での注意点
- ドライバーは飲むべからず。イタリアでも飲酒運転は犯罪です
- イタリアでの飲酒は18歳になってから。未成年の方はご留意ください
- オートマ車をレンタルしたい場合は早めに手続きをしましょう
日本よりもだいぶ甘い!?ものの、イタリアでも飲酒運転は犯罪です。また、現地では18歳以上であれば飲酒することが出来ますが、未成年の方はお酒に慣れていないと思いますので、保護者の方とご相談の上、適切な行動をとってください。また、イタリア人は基本的にマニュアル車に乗っています。「オートマ車に乗りたい!」という方は、他店からの取り寄せになったり、専門店を事前に探す必要があるため、早めに準備をしましょう。
まとめ
私たちは、フォンダンツィオーネ・ミラフィオーレ社で友人へのプレゼントを無事ゲット。日本でお値段を(こっそり)見てみたら、私たちが買った値段の1.5倍ほどしました。お酒をたくさんたしなむ方は、お土産が入るよう、大きなスーツケースで行った方が良いかもしれませんね!もちろん、私たちのようにほとんどお酒が飲めなくても、雄大な世界遺産の景色を見て、美味しいご当地料理を食べたりするだけでも最高にリラックスできます。是非思い思いの楽しみ方でランゲ地方を巡ってみてください。
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