目次
指宿旅行体験記
「温泉地でのんびりしたい」そう思って向かった指宿温泉。車の運転は疲れるから電車移動にしたけれど、指宿方面の観光地は温泉街から遠く、レンタカーがないといけない距離。もしかしたら時間をもてあますかも……と少し不安もありつつのスタートでした。
指宿旅行について
- 移動が観光になる!『指宿のたまて箱』で指宿枕崎線を楽しむ!
- 指宿にきたらやっぱりこれ!砂蒸しで大地の力を感じる!
- 波の音と朝日の美しさに癒される!摺ヶ浜の朝散歩
今回の旅行は、温泉に入って部屋でごろごろする目的でしたが、こんなにも海の景色と観光列車で大はしゃぎするとは思っても見ませんでした。夜には海に浮かぶ月を部屋の電気を消して楽しみ、次の日も朝焼けの美しい空が見たくて早起きし、朝食後は人の少ない朝の海岸をのんびり散歩。思った以上にアクティブに過ごして、部屋でごろごろする時間はあまり取れなかったけれど、しっかり癒されてきました。
指宿旅行のおすすめのスポット
『指宿のたまて箱』は座って観光ができる最高の乗り物!
指宿枕崎線は通常の電車ものんびりとした雰囲気。途中から海と桜島が広がる景色は美しく「旅行に来たな~」と実感させてくれます。でも、ぜひ片道は観光列車『指宿のたまて箱』に予約を!乗車券料金にたった特急料金1,160円をプラスするだけで快適で楽しい時間を過ごせます。景色のいいカウンター席が予約できれば最高ですが、競争率は高いようです。今回通常の席でしたが、そこからでも海と雄大な桜島の景色は十分楽しめました。共有スペースのソファ席からも景色を楽しめます。
波の音を聞きながら入る砂蒸風呂は格別!
やっぱり指宿と言えば砂蒸風呂に入らずに帰るわけにはいきません。宿泊のホテルに設備がない場合や日帰り旅行の時は『砂蒸し会館 砂楽』で入ることができます。波の音を聞きながら砂に埋められ、「あれ?思ったよりも熱くないな?」と思っているうちに5分もすれば汗がぶわっとでてきます。スタッフの人が写真に納めてくれますのでスマートフォンを持参しましょう。頭にタオルを撒いて砂に埋められている姿はとっても間抜けで、後からみんなでクスクス笑いながら旅の思い出を振り返ることができますよ。
天気が良ければ必ず出かけて!摺ヶ浜の朝散歩
指宿の摺ヶ浜海岸では朝日をみることができます。10月に訪れたのですが満月に近い日だった為、綺麗な月も海の上に浮かんでいるのが見ることができました。さらに朝食後にのんびりと散歩して、人の少ない海で穏やかな波の音に癒されます。『砂蒸し会館 砂楽』の近くの海岸は引き潮の時は砂浜に熱い温泉が湧き出しているときもあり、波打ち際からもくもくと湯気の出ている珍しい景色をみることもできますよ。
指宿でのおすすめグルメ
『指宿のたまて箱』に乗ったらまずはGETして!いぶたまプリン
『指宿のたまて箱』の車内販売「いぶたまプリン」。列車が出発するとスタッフがカートで回ってきますが、売り切れの場合もあるそうなので、乗車したら1号車の車内販売スペースへすぐにGO!プリンの見た目は列車と同じツートンカラー。カスタードプリンと黒ゴマプリンの二重構造です。カスタードプリンは蒸して作っているのがわかる、少し固めの私好み。これまでゴマプリンは苦手だったのであまり期待していなかったのですが、これはなめらかで美味しい!これを食べるためにもう一度この列車に乗りたいくらいです。
指宿でのおすすめのショッピングスポット
指宿駅売店「ふるさとショップ」もしくは宿泊ホテル売店
JR指宿駅周辺の徒歩圏内に残念ながらお土産を購入できるお店は見つからず、JR駅構内の「ふるさとショップ」のみでした。枕崎産の鰹節など販売されていますが駅の売店も兼ねているため種類は少なめでした。宿泊したホテルの売店があればそちらで購入したほうが良いかもしれません。ちなみに今回宿泊したホテルは売店が充実していてお菓子や焼酎など種類がとても豊富でした。
指宿にて宿泊したホテル
指宿海上ホテル
前面ガラス張りのロビーから見える海は圧巻です。別料金ですが砂蒸し風呂もホテルにある為、砂蒸し→シャワー→大浴場→部屋への移動がとてもスムーズ。昔から建っているホテルの為、建物やお部屋が年月を感じさせますが、掃除が綺麗に行き届いています。天気がよければ大浴場から朝日を見ることもできます。お食事はお刺身をはじめ郷土料理が並び、特産の焼酎に合うラインナップ。スタッフの方も焼酎の知識のある方が多く、おすすめを相談したら教えてくれます。お部屋は海側の予約がおすすめです。
指宿旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
鹿児島から指宿までは当日JR券を購入。「指宿のたまて箱」はWEB予約しました。ホテルもWEBから予約。行こうと決めたのがギリギリだったために、旅行代理店に申し込みに行く時間がなく、すぐに申し込めるWEB予約にしました。WEBは便利だけど注意が必要です。今回は海が見える部屋がよかったのですが、安い料金に釣られて、うっかり海が見えない部屋を申し込もうとしてしまいました。お店だと要望を伝えればそれに合わせた商品を紹介してくれるのですが、WEBは自分で内容を確認する必要があります。
指宿旅行に必要な持ち物
海沿いの地域なので海風が強い時があります。風が吹くと体感温度が下がるので脱ぎ着のしやすい、羽織れるものやストールなどがあると便利です。また、海岸散歩を楽しむときは日陰がないので紫外線にも注意しましょう。日焼け止めや帽子などあると便利です。靴もヒールや革靴だと砂浜に埋まったり、砂で汚れてしまうので運動靴やサンダルをお勧めします。
指宿旅行での注意点
- 砂蒸しができる海岸周辺はコンビニが少ないです
- 指宿枕崎線は途中の駅からICカードが使えなくなります
- 駅までのバスの本数は時間帯によっては少ないことがあります。
鹿児島中央駅から指宿駅に行くときはICカードでなく切符を必ず購入しましょう。途中の喜入駅以降はICカードが使えなくなります。指宿駅で乗車料金を支払って、証明書を受け取り、ICカードが使える駅で入場の取り消しをしてもらう手続きが必要になります。一部の区間では揺れが大きいので酔いやすい人は酔い止めを準備したほうが安心です。
まとめ
レンタカーを借りずに列車でやってきた指宿温泉。代表的な観光地・知覧や池田湖回ったほうが良いのかなぁと少し不安でしたが、逆に訪れる場所を絞ったことで充実したものになりました。たくさんの観光地を巡る旅も楽しいのですが、部屋から海と空を眺め、ホテル周辺を散歩してゆったりと過ごす旅も改めて良いものだなと思いました。夏は海岸が込み合いそうですが、秋は人も少なくのんびりできます。ぜひ海に来る人が少ない季節を狙って指宿に行ってみてください。
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