目次
西塘旅行体験記
前回訪れてから2年、再び友達を訪ねて中国へ遊びに行ってきました。前回は友達が空港まで迎えに来てくれたけれど、今回は新幹線で友達の住む最寄りの駅まで行くことに。
そして今回は、友達がいなければなかなか行く機会がないような場所に連れて行ってもらいました。
西塘旅行について
- 西塘の前に南塘へ。古い街並みを再現したレトロな一画
- 特に何もないけれど、ゆったりと広い東銭湖を眺めながら過ごす優雅な時間
- 昔の中国にタイムスリップしたかのような街並みの西塘
今回は友達に会いに行くのが目的だったので、観光したい場所なんて一切考えていなかった私は、毎日車に乗せられあちこちに連れて行ってもらいました。それらは基本的に日本人(というより外国人)観光客がほぼいないなかなかシブいところばっかりだったのです。
古い街並みや海のように対岸が見えない湖は、いわば中国版京都、琵琶湖みたいな味わいのある素敵な場所でした。
西塘旅行のおすすめのスポット
寧波市内にある小さくレトロな街並み、南塘
おいしい夕ご飯を食べてすっかり暗くなった頃に訪れた南塘は美しくライトアップされていました。昼間は40℃近くにもなる寧波なので夕涼みに出てきたのか多くの地元の人でにぎわっています。歴史を感じる古い建物はほとんどおみやげ屋やレストランで、お店を眺めたり、日本でいう屋台フードのような軽食を買って食べながらのんびりと歩いていました。
店の雰囲気がとてもよくここで夕食を食べたかったなと思っていたら、友達曰く「ここは観光地だから雰囲気はいいけど味はまあまあ」とのこと。だからここに来る前にローカルなレストランに行ったのだと納得でした。
寧波郊外にある広い広い湖、東銭湖
友達の家から車を走らせて、寧波郊外にある大きな東銭湖に連れてきてもらいました。
この広い湖は寧波市のある浙江省で一番大きいのだそうです。この日も40℃近かったせいか、観光客はほとんどいません。湖岸を歩こうにも暑くて写真を少し撮ったら急いでレストランに駆け込んでしまうほどです。レストランは壁一面がガラス張りで湖が一望でき、湖を眺めながらゆったりと食事をしていました。
普段はもっと観光客がいるんだそうですが、この暑さと平日だったおかげで人だらけの中国とは思えないほどのんびりと過ごすことができました。
時間が止まっているようなレトロな街、西塘
上海から西に70kmほどに位置する中国版京都のような古い街、西塘にやってきました。上海からも近いのか観光客でごった返しています。南塘よりもはるかに大きく、明、清朝の街並みがそのまま残っているのだそうです。ゆったりと流れる川沿いにできた街はどれも古く、修復しながら大事に保存しているようでした。泊まったホテルも中はきれいにリノベーションしてありましたが建物自体はとても古く、歴史を感じます。
射的のような古い遊戯施設も再現されていて、それに興奮する友達を見ていると日本も中国も一緒だなと思わずにはいられませんでした。
西塘でのおすすめグルメ
友達が作ってくれたおいしい料理たち
基本的に外食をすることが多いのですが、とある日の夜は友達が夕ご飯を作ってくれました。寧波は海が近いので新鮮な魚介類が豊富にあります。私の大好物、空心菜の炒め物や中華ソーセージをはじめ渡り蟹やエビなどをたくさん作ってもらいました。
彼らの住む家は普通のマンションなのに、日本では中華レストランの厨房にあるような大きなガスコンロと中華鍋が。友達曰く中華料理は火が大事だからどの家にも当たり前にあるのだそうです。
ちなみに、次の日は私がカレーを作りました。日本のカレーは初めてだったけどとてもおいしかったそうで、数年後日本にやって来た彼らはカレールウを買っていました。
西塘でのおすすめのショッピングスポット
レトロな街を眺めながらベタなおみやげ探し
南塘も西塘もおみやげ屋さんがたくさん立ち並びます。ただ、なにやら見慣れた日本のキャラクターっぽいものがあったと正直ショッピングを堪能できるような感じではありません。素敵な茶器やお茶などを売るお店もありますが、こちらは観光地プライス(品質も)。眺める程度で済ませたほうがよさそうです。
本当にショッピングをするのであれば街の中のデパートなどがクオリティもしっかりしているしおススメです。
西塘にて宿泊したホテル
西塘のなかのレトロホテル
友達が予約をしてくれていたのでホテル名はわかりませんが建物そのものがとても古く、内装も古い家具と現代のリネンでコーディネートされた雰囲気のあるホテルでした。ですが、室内はきれいにリノベーションされているのでシャワーや洗面も問題ありません。
私は何の不満もありませんでしたが、友達はシーツがあまりきれいではないとクレームをしていました。
西塘旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
友達がいろいろアレンジしてくれました。
普段は1人でいろいろアレンジするのですが、今回は夜に飛行機が到着するとのことで上海在住の別の友達が空港まで迎えに来てくれました。さらにホテルを予約も、次の日の新幹線の切符を買うお手伝いもしてもらった上に、安くておいしいレストランにまで連れて行ってもらい、まるで半日ツアーに参加した気分でした。
移動でバイクタクシーに乗るなんて1人ではなかなかできないのでこういうおもしろい体験ができるのも友達のおかげです。
西塘旅行に必要な持ち物
私は気にしなかったのですが、友達(中国人)はレストランで出てきた食器を出てきたお茶で洗ったり、ウェットティッシュで拭いていました。中国人がそうするのですから見た目がきれいでも注意しなければいけないのかもしれません。なので、気になる人はウェットティッシュを多めに持って行きましょう。
西塘旅行での注意点
- 英語/日本語表記はほとんどありません
- 店員も基本的に英語/日本語は通じません
- 観光地価格でちょっとお高めです
今回紹介したところはどこも外国人観光客が多くはないようで、中国語しか通じない場面がとても多いようでした。とはいえ、漢字の雰囲気からなんとなく伝わるものがあるのでそんなに困ることもないとは思います。
治安的な面では心配する必要はなさそうです。ただ、西塘はすれ違うのも大変なくらい人がいるので念のためスリなどには気を付けたほうがいいかもしれません。
まとめ
前回は旅のスタートということで緊張しながら出発したのですが、今回は2回目ですし友達が常に一緒なので安心して過ごしました。日本人になじみのない場所に行って、ローカルな食べ物を堪能して、家庭料理をいただいて、いっぱいいっぱい話をして、楽しく過ごした数日でした。
今は中国に行くことも日本に来ることもなかなか難しいですが、早くまた気軽に遊びに行ける日が来るといいなと思います。
この記事へのコメントはありません。