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イタリア人とオリーブオイルとの関係について徹底解説します!
オリーブオイルといえばイタリア料理の象徴、味の決め手となる重要なファクターです。イタリアに行ったらお土産として買いたい!という方も多いのではないでしょうか?ここではイタリア人のオリーブオイルとの関係について、日本との違いをご紹介します。
イタリア人とオリーブオイルとの関係とは、いったいどのようなもの!?
- オリーブオイルは、毎日の生活に寄り添う調理油
- オリーブオイルは、イタリアの郷土色が色濃く出る一品
- 辛いものから甘いものまで、オリーブオイルの好みは十人十色
イタリア人にとってのオリーブオイルは、日本人にとってのサラダ油のようなもの。基本的にはどんな料理を作る時も、調理油としてオリーブオイルを使う人が多いです。その一方で、イタリアのオリーブオイルには、日本の味噌や醤油のような側面があるのも興味深いところ。地方によってその味わいは少しずつ異なり、こだわる人はとことんこだわります。
イタリア人とオリーブオイルとの関係、チェックポイント5選
基本的にはなんでもオリーブオイルで作ります。
日本でオリーブオイルというと、高級食材のイメージですよね。例えば、上の写真のような揚げ物をする時にオリーブオイルを使うなんて、贅沢過ぎて、かなりの勇気と覚悟が必要です。しかし、イタリアでは調理油として、炒め物から揚げ物まで、オリーブオイルを躊躇なく、ガンガン使う方が一般的。スーパーの調理油コーナーに行くと、棚の半分以上がオリーブオイル!日本で私たちがよく使う、サラダ油や菜種油の方が、探すのが難しいほどです。
調味料としても欠かせない、イタリアのオリーブオイル。
実はイタリア人、ほとんどの人が食事の際に「ドレッシング」「ケチャップ」「マヨネーズ」「ソース」といった調味料を使いません。というのも、これらを一手に引き受けているのがオリーブオイルだからです。サラダ、フライドポテト、カツレツ…たいていの料理にかけるものと言えばオリーブオイル。あまりに好きすぎて、日本人にとってのお醤油のように、ほとんどかけなくても良さそうなものに対しても、ついつい、ぐるりとひとまわししてしまう人もたくさんいます。
オリーブオイルは、家に数本あるのはあたりまえ。
イタリア人の家には、オリーブオイルが2本以上常備されているコトが少なくありません。というのも、料理によって使うオリーブオイルを変えている人が多いからです。魚料理には辛みの少ないもの、シチリア州の料理にはシチリア州のオリーブオイル!といった具合に、こだわる人はトコトンこだわります。日本でいう「濃口しょうゆ」「薄口しょうゆ」「刺身しょうゆ」といったものと、同じようなものだと思ってもらえると、実感が沸きやすいかもしれません。
搾油所から買うこだわり派もいる、オリーブオイル。
写真はオリーブオイルの木。日本で味噌や醤油を蔵や直売所から直接買うように、イタリア人もオリーブオイルを搾油所から直接買うこともあります。観光農園のようになっている所だと、隣にお店を構えているので、私たち観光客でも気軽に買うことができますよ!特に10月中旬から11月にかけてはその年にできた新しいオリーブオイルが出回り始める為、フレッシュな一品を求めて、多くの人が足を運びます。
生産地によって驚くほど味が異なるオリーブオイル。
オリーブオイルは実はイタリアのどこで生産されるかによって、味わいが大きく変わります。とても簡単に言うと、北イタリアの方が柔らかくてマイルドな味わい。南に行けば行くほどピリっと辛く、濃厚な味わいになるそう。なんだか日本で、醤油が南に行けば行くほど甘口になるのに似ていて面白いですね!もちろんこれらのオリーブオイルの特長を生かした調理方法も地域毎に存在するため、その土地の郷土料理を作る際はオリーブオイルも同じ土地のものを使うのがベストとされています。
イタリアのオリーブオイル、見逃せないポイントとは
Extravergine
イタリアのオリーブオイルには、ワインのような側面もあります。それは「お値段」の違い。御覧のようにスーパーにオリーブオイルを買いに行くと数百円のものから数千円のものまで幅広くラインナップされているのです。メーカーによる値段の違いもありますが、「Extravergine(エクストラヴェルジネ)」の一言がつくと、値段が高くなる傾向あり。これはオリーブの実を搾ってろ過したあと、何も加えずに出荷するピュアなオイルを表す言葉で、雑味がなく香り高い点などが支持され、値段が高くなります。
イタリアのオリーブオイル、お役立ちグッズとは
「味付きオリーブオイル」
先ほどイタリアではオリーブオイルがあらゆる調味料の役割を一手に引き受けていると、ご紹介しました。しかし、そうはいっても時には少しだけ味に変化を付けたい時もある!そんな時にイタリア人たちが使うお役立ちグッズが「味付きオリーブオイル」です。これはオリーブオイルにトリュフや唐辛子などの風味を付けた商品。ボトルラベルに、中に入っているものの絵が描いてあるので、私たち日本人も、お土産として手に取りやすい一品だと思います。
イタリアのオリーブオイルで注意点するべき点とは
「保存方法にご注意」
イタリア人がよく言うオリーブオイルの保存方法は「光に当てない(暗闇で保管)」「冷蔵庫に入れない(14~18度くらいがベスト)」「キャップをしっかりしめる(酸素から守る)」の3点です。オリーブオイルは光や温度、酸素によって風味が失われてくのだそう。毎日の生活の中でそこまで手が回らない方も多いかもしれませんが、余裕がある時だけでも是非意識してみてください!
まとめ
日本でも気軽に買えるようになったオリーブオイル。しかしイタリアに比べるとまだまだ高級食材です。少し荷物にはなってしまいますが、イタリアに行ったら是非、お土産に1つ買ってみたはいかがでしょうか?ボトルやラベルも可愛いので、使い終わった後も、置いておくだけで素敵なインテリアになるでしょう。オリーブオイルを使った基礎化粧品類も人気なので、女性の方にはそちらもオススメです。
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