目次
オルヴィエート旅行体験記
イタリア有数の美しさを誇る大聖堂があると聞いて以来、ずっと気になっていたイタリアの都市オルヴィエート。ローマ旅行へ行く折に足を伸ばしましたので、その時の現地レポをご紹介します♡
オルヴィエート旅行について
- 緑溢れる高台からの絶景
- 驚くほど美しいオルヴィエート大聖堂の艶姿
- 高台だけじゃない!ハラハラドキドキの地底探検
オルヴィエートはイタリアのちょうど真ん中あたりにある、ウンブリア州というところにあります。ローマから車や電車で1時間強。その好アクセスから、団体ツアーなどで立ち寄ることも多い、魅力がぎゅっと凝縮された都市です。「緑の心臓(クオーレ・ヴェルデ)」と呼ばれる周辺一帯は、とにかく美しい自然が自慢。また、驚きの地底探検も出来る不思議な都市としても知られています。
オルヴィエート旅行のおすすめのスポット
Duomo di Orvieto
「オルヴィエート大聖堂(ドゥオモ・ディ・オルヴィエート)」は、眼前に現れた瞬間、その細かな彫刻と、縞々模様の艶姿に、誰もがあっけにとられることでしょう。「どうしてこんな中都市に、こんな美しい大聖堂があるのだろう…」正直そう思わざるを得ませんでした。実はオルヴィエートはフィレンツェとローマのちょうど真ん中あたりにあるため、巡礼者たちの大切な宿場町として発展してきた場所。それゆえ「美しすぎる」大聖堂が、この地に建てられたそうです。
Torre del Moro
「モーロの塔(トッレ・デル・モーロ)」はオルヴィエート大聖堂から5分ほど歩いた所にある茶色の塔です。高さは約50メートル。2.8ユーロで上がることが出来るので、時間がある方は是非上ってみてください。(イタリアの他の塔に比べると、そこまで階段がキツくないのでオススメです★)写真の通り、上から見るウンブリア州の大地は最高に美しく、気分爽快間違いなし!オルヴィエート大聖堂も、ここからなら全体をよく見渡すことが出来ます。
Pozzo di San Patrizio
人生で井戸の中に入れる機会なんて、そうそうないハズ!そんな体験を、オルヴィエートでは出来ちゃいます。ここ「サン・パトリツィオの井戸(ポッツォ・ディ・サン・パトリツィオ)」は、時の教皇さまが避難した際につくらせた井戸。246段の階段を下りて上る必要がありますが、らせん階段や72の小窓の風景は、他では絶対に見られない、貴重なものでした。冬はなんとここにイルミネーション設置され、さらに輝きを増すそう。いつかクリスマスの頃にまた訪れたい場所のひとつです。
オルヴィエートでのおすすめグルメ
Lumachelle
「ルマケッレ」は、かたつむりを意味するパン。ちょうど日本のベーコンチーズパンのような風味のご当地パンで、カタツムリの殻のようなくるくる形のパンの中に、ベーコンや生ハムが練り込まれています。生地には羊のミルクから作られるペコリーノチーズがたっぷり入っていて優しい味わい。サイズもさまざまなので、お腹の空き具合に合わせて是非食べてみてください。街のパン屋さんやカフェで買うことができます。
オルヴィエートでのおすすめのショッピングスポット
Corso Cavour
「カブール通り(コルソ・カブール)」は街一番の大通り。モーロの塔(写真)の麓に広がっているので、地図を読むのがニガテな方も、楽々アクセス出来ることと思います。大都市の大通りと比較すると、正直、かなりこじんまりしていますが、その分、スリやジプシー、物乞いも少ないので、地元っ子気分でのんびりお買い物を楽しむことが出来ると思います。ワインがお好きな方は、オルヴィエート名物の白ワインを扱うお店もたくさんあるので、是非覗いてみてください。
オルヴィエートにて宿泊したホテル
UNAHOTELS Decò(ローマ)
私たちはローマから日帰りでオルヴィエートへ行き、その日中にローマに戻って「ウナ・ホテルズ・デコ」に泊まりました。ローマ・テルミニ駅(中央駅)から徒歩10分以内の場所で、セキュリティも万全。駅周辺の割には静かで落ち着いた雰囲気だったので良かったです。一方、オルヴィエートの宿泊代と比較すると、ローマはカナリ割高…。同じ料金で、ワンランク上のホテルに泊まりたい方はオルヴィエートでの宿泊もアリかもしれません。
オルヴィエート旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
オルヴィエートは小さな街で、2~3時間あれば歩いて一通りの観光地を巡ることが出来ました。電車の便も良いため、旅慣れている方なら、ローマやフィレンツェから個人手配で十分足を伸ばせる街だと思います。一方、英語やイタリア語に明るくない方だと、現地に行ってから少しコミュニケーションに苦戦する可能性アリ。主要都市から出発する「オルヴィエート日帰り現地発着ツアー」なども催行されていますので、それらを利用するのもよいかもしれません。
オルヴィエート旅行に必要な持ち物とは
「使い慣れた観光マップ」
オルヴィエートはそこまで大きな都市ではありません。ツアーなどで立ち寄る場合も、自由散策となることが多いようなので、ご自身の使い慣れた観光マップがあると、街歩きがさらに快適になることと思います。もちろん現地にも無料マップはたくさんあります。ちょうど駅を降りると目の前がケーブルカーの駅(Orvieto Staz.Funicolare)なので乗り場手前でゲットしましょう。
オルヴィエート旅行で気を付けることとは!?
- 駅名にご注意(ローマから来る方)
- 塔や井戸を観光する際は、万全の体調で臨みましょう
- 高所、閉所恐怖症の方は動画等で事前に現地確認を
私たちのようにローマから電車でオルヴィエートへ向かう方は、お帰りの際、ローマには2つの大きな駅があるため(Roma Terminiと Roma Tiburtina)、切符を間違えないようご注意ください。また、塔や井戸に行かれる方は、ぐるぐるとしたらせん階段をひたすら昇降する必要がありますので、万全の体調で臨みましょう。高所、閉所恐怖症の方も含め、少しでも不安がある方は事前にホームページやSNSを使って現地の様子を見ておくと安心です。
まとめ
オルヴィエートはそこまで大きな街ではありません。しかし、小さな街の中に宗教、自然、暮らし…といった、イタリアの良さを形作るエッセンスがぎゅっと凝縮されていて、とても魅力的でした。5月に行われるお祭り「Festa di Palombella(フェスタ・ディ・パロンベッラ)」やクリスマスのイルミネーションもオススメだそう。機会があれば、また足を伸ばしたいです。
この記事へのコメントはありません。