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南阿蘇旅行体験記
熊本地震で崩落した阿蘇大橋、5年の年月をかけて24時間体制で復旧工事が進められました。元の場所から下流に移動し、2021年3月新阿蘇大橋として誕生、立野地域と高森地域を結ぶ橋として開通しました。今回は車で新阿蘇大橋を渡って南阿蘇鉄道を満喫する旅に出かけました。熊本市内から国道57号線を東へ走ると、新阿蘇大橋が右手に見えてきます。橋を渡ると南阿蘇鉄道の車両基地がある高森駅に到着、春から秋にかけて土日祝に運行中のトロッコ列車に乗ってスタートです。
南阿蘇旅行について
- 南阿蘇鉄道の窓がないトロッコ列車で感じる阿蘇の風が気持ちいい
- 駅舎カフェ巡りが楽しい
- 水源が豊富な阿蘇で透き通った美味しい水を堪能する
2016年の熊本地震による被害から一部区間の運行を行っている南阿蘇鉄道。 2023年の全線復旧が発表され、復旧工事が進められています。春から秋にかけて土日祝はトロッコ列車のゆうすげ号が走っており、窓がないトロッコ列車で感じる風はとても気持ちいいです。 駅舎で営業中のカフェが人気を集めており、列車で移動した後は、駅舎カフェでランチをしたりお茶タイムをしたりとゆっくりと時間を過ごすことができます。
南阿蘇旅行のおすすめのスポット
熊本県の山間部を走る車窓とトロッコ列車がおススメの南阿蘇鉄道
2023年の夏に全線復旧が予定されており、全国のファンがこの日を待ち望んでいます。トロッコ列車が運行中でのどかな田園風景を見ながら列車の揺れに身をゆだねて感じる時間の流れは最高です。 南阿蘇鉄道のトロッコ列車は過去に歌手の小田和正さんが乗車され、予約した席が小田さんが 座った席かもしれないというサプライズがあります。 始発の立野駅を出発したトロッコ列車は次の見晴台駅で停車。 午後の紅茶のCMのロケ地で設置されている自販機は全てが午後の紅茶です。 終点の中松駅にはカフェのひみつ基地ゴンが入っており、カレーやコーヒーがおいしいです。
中松駅から徒歩10分!!水量豊かな池の川水源
トロッコ列車で移動し、現在の終点である中松駅で下車。中松駅から10分程歩くと南阿蘇が誇る水源の一つ、池の川水源に到着。地元の方が生活用水としてペットボトルなどに水を汲みに来る姿が見られる水源 になります。熊本地震の際には、自衛隊が水をくみ上げ、お風呂の水に使用し住民に提供したエピソードがある程、豊富な水量が魅力です。 平成の名水百選にも選ばれています。 柄杓とコップが用意されており、その場で飲むことが出来ます。
長陽駅の駅舎カフェ、久永屋
南阿蘇鉄道の熊本側の始点である立野駅から二つ目の長陽駅。 立野駅~中松駅までが運休区間なので、列車が到着しない駅ですが、駅舎を利用して営業を続けているカフェが久永屋になります。シフォンケーキやマフィンがおいしいです。夏には男前盛りの豪華なかき氷が登場し、暑さを一気に吹き飛ばしてくれます。 ホームの端にテーブルと椅子が用意されており、阿蘇の移りゆく自然を眺めながら ゆっくりとお茶タイムを楽しむことができます。 子どもたちのためにおもちゃが準備されており、昔ながらの輪投げや木のシーソーなどで遊ぶことができます。
南阿蘇でのおすすめグルメ
大人も子どもも楽しめる「ひみつ基地ゴン」
お店の入り口隣のウィンドウにはたくさんの戦隊もののフィギュアが並んでいます。お店のネーミングからしてワクワクするのですがこの棚を見ると大人でも一気にテンションが上がります。 店内に入ると一角にドアで仕切られた小部屋があります。 なんとおもちゃがたくさん置いてある子ども部屋なのです!! 畳二畳ほどの子ども部屋は狭くてまさにひみつ基地。子どもたちが夢中になって遊んでいました。 食事メニューのおススメはゴンのカレー。辛さを自分で調節できるようお味噌が添えられています。 テイクアウト用にコーヒーなどの販売もあり、列車の中で飲むこともできます。 エコな紙の入れ物で湧沢津水源の水で煎れてある「湧水コーヒー」はまろやかでとっても美味しいです。
南阿蘇でのおすすめのショッピングスポット
南阿蘇鉄道高森駅の売店
こちらでは南阿蘇鉄道のグッズを購入することが出来ます。一時在庫不足だった鉄印帳と鉄印はこちらで購入することが出来ます。マスキングテープや クリアファイル、ポストカードなどが売ってあります。迷う場合は「南阿蘇鉄道応援グッズミニセット」や「トロッコ列車セット」がありますので手に取ってみてください。
南阿蘇旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
我が家はまだ子供たちが小さく、6歳3歳1歳を連れての移動になります。公共交通機関の移動ですと待ち時間やマナーを守れなかったりとまだ難しい点が多く、ピンポイントに乗りたい鉄道会社を狙って移動しています。なので車移動で個人手配で計画を立てました。子連れの南阿蘇旅行は、時間に余裕を持たせることができる自動車を活用した方がよいかもしれません。
南阿蘇旅行に必要な持ち物
夏場は山間部といえど気温が高くなります。日焼け対策にクリームや帽子、日傘などがあると安心です。さらに街中と比較すると店舗が少ないので水分や食料といった万が一に備えた装備は必要です。列車の乗り降りや駅周辺の水源地やスポット巡りに備えて履き慣れた靴でお越しください。駅から10分から20分ほどの距離に水源地などおすすめスポットがあります。服装は普段通りの服装で問題ないです。
南阿蘇旅行での注意点
- 鉄路ではつながっていないので移動は時間に注意を
- 阿蘇くまもと空港からお越しの際は「快速たかもり号」をご利用ください
- 各駅には無料の駐車場があり、車でお越しになる際には駐車場の心配はいりません
公共交通機関のJRを利用してお越しになる場合は、熊本側の玄関口である立野駅がスタートになるかと思います。立野駅はJR九州と南阿蘇鉄道の乗換駅でした。JRは熊本駅と大分駅を結ぶ豊肥線として開通していますが、南阿蘇鉄道は運休中なので乗り換えが出来ません。立野駅到着後は 路線バスかタクシーでの移動となります。本数が少ないので事前に調べておくことをおすすめします。自家用車での移動は、無料の駐車場があるので是非ご活用ください。
まとめ
熊本地震からの復旧が続く南阿蘇鉄道。運休区間があるものの、駅舎を利用してカフェの営業が続けられていたり、季節ごとにイベント列車が走ったりと様々な企画で楽しませてくれます。トロッコ列車に乗車して、のんびりと阿蘇の景色を楽しむことができるのは至福の時間でした。 各駅舎で魅力的なカフェが展開されていますのでカフェ巡りをするのも楽しそうです。
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