ダンサーが集結!ウズベキスタンのヒヴァでダンスフェスティバル| トラベルダイアリー

ダンサーが集結!ウズベキスタンのヒヴァでダンスフェスティバル

ダンスフェスティバルに行ってきました!

ウズベキスタンの人々はみんな踊りが大好き!結婚式をはじめ、さまざまなイベントで子供から大人まで踊って楽しみます。今回は、私が住んでいるホラズム州のヒヴァにある世界遺産「イチャン・カラ」で毎年開催されているダンスフェスティバルをご紹介します。

ダンスフェスティバルとは

おすすめのポイント
  1. ウズベキスタン国内から近隣国までの伝統的なダンスが鑑賞できる
  2. 世界遺産であるヒヴァ「イチャン・カラ」の観光も楽しめる
  3. ホラズム州でしか食べられない料理も堪能できる

ウズベキスタンの西部に位置するヒヴァの世界遺産「イチャン・カラ」では、2016年から毎年9月中旬頃にダンスフェスティバルが開催されています。ウズベキスタンの国内のみではなく、近隣国からもダンサーが参加し、各州や各国の伝統的なダンスが披露されます。その中でもやはり人気なのは、ウズベキスタン・ホラズム州のダンス「ラズギ」です。「ラズギ」は、2019年に無形文化遺産にも登録されているダンスで、誰もが一度その音楽を聞き、ダンスを見ると踊り出したくなってしまう・・・そんな不思議な力をくれるダンスです。このダンスフェスティバルには、なんと日本からも出演しているんです!

ダンスフェスティバルの見どころ

ウズベキスタン国内から近隣国までの伝統的なダンスを鑑賞

夕方から開催されるダンスフェスティバルには、ウズベキスタン国内からのみではなく、近隣国からのダンサーも参加し、各州や各国の伝統的なダンスが披露されます。夜12時頃まで開かれるダンスフェスティバルでは、賞金もあり、なんと日本からも参加しています。さまざまなダンスの中でもやはりひと際、目をひくのが2019年に無形文化遺産に登録されたホラズムダンスの「ラズギ」です!ウズベキスタンの国民のみならず、さまざまな国から来られた観光客も自然と踊りだしてしまう・・・そんな不思議な力をくれる「ラズギ」をぜひ体感してみませんか?!

「イチャン・カラ」内で操り人形を使ったイベントに遭遇できる?!

ダンスフェスティバルが開催される「イチャン・カラ」は、1990年に中央アジアで最初に世界遺産に登録された場所です。かつてはシルクロードの交易の場として栄えたこの場所には、様々な遺跡が残されています。そんな「イチャン・カラ」内を歩いていると運が良ければ操り人形のイベントに遭遇できるかもしれません。ホラズムの音楽と一緒にホラズムの操り人形の踊りをぜひ楽しんでみてください。

ヒヴァ「イチャン・カラ」内でラクダに乗って記念撮影

ウズベキスタンの観光地では、ラクダに乗れる場所がいくつかあります。サマルカンドから北に車で4時間ほどの場所にあるアイダル湖やウルゲンチから北に車で2時間ほどの場所にあるアヤズ・カラ周辺といずれも都市からは少し離れた場所。そんな中、気軽にラクダに乗れるのが、ヒヴァ「イチャン・カラ」内です。観光しながら、世界遺産の遺跡とともに記念撮影できます。

イスラム・ホジャ・ミナレットからヒヴァの全景を見渡せる

ヒヴァ「イチャン・カラ」の全景は、ダンスフェスティバルが開催される「クフナ・アルク」内の見張り台から通常は見ることができますが、ダンスフェスティバルが開催される日は、クフナ・アルクは出演者の控え室などとして使用されるため、クフナ・アルク内に入ることはできません。ヒヴァで最も高いミナレットであるイスラム・ホジャ・ミナレットから全景を見渡してみるのも良いでしょう。50.5mのミナレットの中は狭くて急な118段の階段から構成されています。頂上まで登るのは少し体力が必要ですが、ヒヴァの全景を見渡すことができます。

ヒヴァ「イチャン・カラ」内でかわいい雑貨類をショッピング

「イチャン・カラ」内は、ただ歩いているだけでも異国にタイムスリップしたような感覚を味わえますが、通り沿いにはたくさんの路面店があり、かわいい陶器やスカーフやショール、毛糸の靴下、アトラス布の洋服やスザニ、材木彫刻や絨毯などかわいい雑貨がたくさんあります。夕方から開催されるダンスフェスティバルまで「イチャン・カラ」内の遺跡を観光しながら、ショッピングもゆっくり楽しめます。

ダンスフェスティバルで見つけたグルメ

ホラズム州でしか食べられない「トゥフムバラク」

ヒヴァ「イチャン・カラ」内にはさまざまなレストランやカフェがあります。ウズベキスタンの伝統料理であるパロフやソムサ、マンティなどを食すのも良いですが、ここホラズム州でしか食べられない卵を使った料理「トウフムバラク」もご賞味してみてはいかがでしょうか。日本で似たお料理がないので、想像がつきにくいかもしれませんが、ヨーグルトと食べると絶品です!

ホラズム州でしか食べられない「シビットオシュ」

ホラズム州でしか食べられないお料理は、もう一種類あります。「シビットオシュ」は、シビット(ディル)を生地に練りこんだ香草パスタのお料理です。トマトソース味のソースとお好みでヨーグルトもつけて食べると絶品です。

ダンスフェスティバルに必要なアイテム・服装・その他

ダンスフェスティバルが開催される9月中旬は、日中は比較的暖かいですが朝晩はかなり気温が下がり肌寒くなります。夜12時頃まで開催されるため、厚手の羽織れるものが必要です。また、日中は「イチャン・カラ」内ですが観光でかなり歩くため、歩きやすい靴や履きなれた靴が良いでしょう。夜間に終了するため、公共の交通機関がありません。「イチャン・カラ」内もしくは徒歩圏内のホテルを宿泊先に選択することをおすすめします。

ダンスフェスティバルでの注意点

ダンスフェスティバルを鑑賞する人々は、現地の人々の他、ヨーロッパ方面からの外国人観光客が多いです。事前にチケットを購入しての鑑賞になり、当日チケットの販売などは行われていません。チケットの予約や購入に関しては、インターネットなどでの販売などはされていません。ヨーロッパ方面では、ダンスフェスティバルを含めたツアーなどが旅行会社で企画されているようですが、日本の旅行会社ではヒヴァ「イチャン・カラ」のダンスフェスティバルを含めたツアー企画がされていないようです。ご興味のある方は直接投稿者の方にご連絡いただけましたら、チケットの手配や観光などお手伝いさせていただきます。

まとめ

ヒヴァ「イチャン・カラ」で毎年開催されているダンスフェスティバルについてご紹介しました。ウズベキスタンでもコロナの関係でここ2年間ほどは残念ながら、中止になっています。コロナが落ち着いてからはぜひ、ダンスフェスティバルが開催される時期に合わせて世界遺産「イチャン・カラ」の観光に来られてみてはいかがでしょうか?!ホラズムの歴史を遺跡とともに音楽やダンスでも体感できる忘れられない旅になることでしょう。

 

N.mikako日本語通訳・ガイド 

投稿者の過去記事

ウズベキスタンのホラズム州トルクメニスタンとの国境沿いの村に住んでいるウズベク人と結婚し、現在中央アジアで最初に登録された世界遺産「イチャン・カラ」で日本語通訳・ガイドの仕事をしています。
「ヒヴァについて」「ウズベキスタンについて」「村の生活」などにご興味のある方はこちらからお気軽にご連絡ください。https://sehrlixiva.wordpress.com/

コメント

    • t&k
    • 2021年 9月 22日 7:17am

    Good

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