ウズベキスタン共和国内にある秘境「カラカルパクスタン共和国」| トラベルダイアリー

ウズベキスタン共和国内にある秘境「カラカルパクスタン共和国」

カラカルパクスタン共和国旅行体験記

ウズベキスタン共和国の西部に位置するカラカルパクスタン共和国。はじめてその地を訪れたのは、今から12年も前のこと。広大なキジルクム砂漠の地平線と夜には180度に広がる満天の星空が見られる秘境!その感動的な絶景と古代ホラズム王国の遺跡が観られる地をご紹介します。

カラカルパクスタン共和国旅行について

おすすめのポイント
  1. キジルクム砂漠の地平線と180度に広がる満点の星空の絶景
  2. 数百kmにわたって点在する古代ホラズム王国の遺跡巡り
  3. 20世紀最大の環境問題でも有名なアラル海

数百kmにわたって点在する古代ホラズム王国の遺跡。その数は1000以上といわれています。その遺跡の1つアヤズ・カラ(城)の遺跡の麓にあるユルタの宿泊施設。広大なキジルクム砂漠の地平線と夜には感動の満点の星空。そしてかつては世界で4番目の大きさを誇るほどの大きさがあったアラル海は現在では10分の1の大きさに・・・秘境の地で、自然というものについて再び考えさせられる場所です。

カラカルパクスタン共和国旅行のおすすめのスポット

キジルクム砂漠の地平線で運が良ければ放牧されているラクダと遭遇

キジルクム砂漠に位置する古代ホラズム王国の遺跡アヤズ・カラ(城)の麓にあるユルタの宿泊施設。運が良ければ、2~3日に1度帰ってくる放牧されているラクダに出会うことが出来るかもしれません。もちろん、遭遇出来たらラクダに乗せてもらうことも出来ますよ。その砂漠に見える地平線、広大な景色をラクダに乗ってみるとまた違った景色が・・・

古代ホラズム王国の遺跡カラ(城)巡り

古代ホラズム王国の遺跡は数百kmにわたって、1000以上あるといわれています。アム川の流れが変わるたびにカラ(城)を造り替えて生活していたそうです。そのなかでもアヤズ・カラ、トプラク・カラなどは有名。その他のカラも現在でも発掘中のものも多数あります。遺跡好きや歴史に興味のある人にとっては興味深い場所に違いないでしょう。

かつては世界4番目の大きさを誇ったアラル海

カラカルパクスタン共和国の首都ヌクスから北へ車で3時間程でムイナクへ。そこには、かつて世界で4番目の大きさを誇ったアラル海の「船の墓場」が・・・現在は10分の1の大きさになってしまったアラル海。20世紀最大の環境問題ともいわれるその干された砂漠に残る船を見て、自然について考えさせられることでしょう。お時間のある方は、現存するアラル海沿岸まで行ってみては?!

カラカルパクスタン共和国でのおすすめグルメ

ウズベキスタン共和国の伝統料理「パロフ」とウオッカ

ウズベキスタン共和国の伝統料理「パロフ」はカラカルパクスタンでも同様。日本でいうとピラフやチャーハンに似ています。タシケントやサマルカンドのパロフは油っぽいですが、ホラズム州やここカラカルパクスタン共和国のパロフは油も少なめで日本人向き。大自然の中で食べる「パロフ」はまた格別!昼と夜の寒暖差があり、夜は少し冷え込むことも・・・満点の星空の下で体を温めるためにもアルコール度数40度のウオッカも試飲してみては?!

カラカルパクスタン共和国でのおすすめのショッピングスポット

ヌクスのサヴィツキー美術館でカラカルパクスタン刺繍雑貨

カラカルパクスタン共和国の首都にあたるヌクス。町の中心に位置するサヴィツキー美術館では、民族学者であったロシア人のイーゴリ・ザヴィツキー氏のコレクションが展示されている他、カラカルパクスタンの独特な柄の手刺繍が施されたポーチやキーケースなどの小物等が販売されています。お気に入りの1点を見つけてみては?!

カラカルパクスタン共和国にて宿泊したホテル

アヤズ・カラの麓でユルタに宿泊

キジルクム砂漠に位置する古代ホラズム王国のアヤズ・カラ(城)の遺跡の麓にあるユルタ宿泊施設。周辺にはアヤズ・カラ以外何もありませんが、その日本では見られない砂漠に見える地平線と夜には180度に広がる満点の星空には、息をのむほどの感動が!アヤズ・カラの上からユルタを見ると、その広大なキジルクム砂漠の中にあるユルタがまた絵になります。

カラカルパクスタン共和国旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

個人手配

ウズベキスタンの西部に位置するカラカルパクスタン共和国の現地語は、カラカルパク語。ウズベキスタン共和国の現地語であるウズベク語やロシア語は多少通じますが、英語は片言程度。ヌクスまで国内線で行くことも可能ですが、ユルタやカラ巡り、アラル海などへの交通は基本個人タクシーを手配しなければならないため、現地語が出来なければかなり厳しいのが現状です。もし、通訳やタクシーの手配などが必要であれば、投稿者へご連絡いただければ、ホラズム州在住なのですぐにご対応も可能です。

カラカルパクスタン共和国旅行に必要な持ち物

日焼け・日差し対策グッズ(日焼け止め・日傘・帽子・サングラス等)、ウエットティッシュ、エコバック、歩きやすい靴(スニーカーなどがベスト)、胃腸薬、夏でもパーカーなど(朝晩の寒暖差が激しいため夜は肌寒い)。ウズベキスタンは日本と比較すると日差しが強いので、日焼け・日差し対策は必須です。また、ついつい美味しい果物を食べすぎてしまったり、全体的に油っぽい料理も多いので、胃腸の調子が乱れやすいことも・・・胃腸薬を持参して、快適な旅行を !

カラカルパクスタン共和国旅行での注意点

カラカルパクスタン共和国旅行での注意点
  1. 塩害により、水がしょっぱいので必ずミネラルウォーターを!
  2. 夏の美味しい果物や生野菜料理は控えめに !
  3. 乾燥しているため、汗の量は少ないけれどこまめに水分補給を !

カラカルパクスタン共和国は、アラル海の環境問題にもみられるように塩害が進み、住民が飲水している水もかなりしょっぱいです。お茶などもミネラルウォーターを使用していない場合もあるので、要注意!おいしい果物や生野菜、伝統料理の「パロフ」なども比較的日本人の口に合い、ついつい食べ過ぎ・飲みすぎてしまいますが、胃腸の調子が乱れやすいので十分注意してください!

まとめ

カラカルパクスタン方面への旅行は、ユルタにシャワーもありますが、ほぼないと考えていた方が無難です。カラ巡りなどでは、キジルクム砂漠を車で周遊、お手洗いなどは出発前や昼食時に済ませておく必要があります。現存しているアラル海の沿岸まで行くことやアラル海の南に位置するバルサケルメス塩湖なども南米のウユニ塩湖まで行かなくても見られる絶景といわれています。お時間のある方はぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか?「ウズベキスタンについて」「旅行について」他何でもご質問がありましたら、ぜひ投稿者のサイトからご相談ください。

 

N.mikako日本語通訳・ガイド 

投稿者の過去記事

ウズベキスタンのホラズム州トルクメニスタンとの国境沿いの村に住んでいるウズベク人と結婚し、現在中央アジアで最初に登録された世界遺産「イチャン・カラ」で日本語通訳・ガイドの仕事をしています。
「ヒヴァについて」「ウズベキスタンについて」「村の生活」などにご興味のある方はこちらからお気軽にご連絡ください。https://sehrlixiva.wordpress.com/

コメント

    • t&k
    • 2021年 8月 31日 5:11am

    Very Good

    • 上田優月
    • 2023年 4月 04日 12:09pm

    こんにちは。
    突然のご連絡失礼いたします。
    4月中旬にウズベキスタン旅行予定です。
    ユルタに宿泊し、アラル海を見に行くツアーを探しているのですがうまく見つけられず、、
    もしおすすめのツアーがございましたら教えていただけますでしょうか?

    • こんにちは。
      ご連絡ありがとうございます。
      私の知人のウズベキスタン現地旅行会社をご紹介させていただきます。
      上田さんの希望にあったプランを計画してくれます。
      https://srptravel.com/
      ウズベキスタンへのお越しをお待ちしています。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

海外旅行おすすめ

  1. 南アフリカ・ヨハネスブルグの意外なお勧めスポットを紹介| トラベルダイアリー
    ヨハネスブルグ旅行体験記南部アフリカ周遊10日間のツアーで訪れました。ヨハネスブルグは世界でも治…
  2. 【台湾・台北】博物院で学び!夜市で遊び!マッサージで癒される~充実の旅~_トラベルダイアリー
    台北旅行体験記台北は歴史的な建造物や建物もあり、近代的なビルもあり、美味しい食事に可愛い雑貨もあ…
  3. インディ・ジョーンズの舞台となったペトラ遺跡を訪問| トラベルダイアリー
    ペトラ旅行体験記いつか行ってみたかったペトラ。ツアーで行くのも高いし…と躊躇していましたが、アン…
  4. ギリシャの首都アテネからも日帰りで行けちゃう穴場!エギナ島| トラベルダイアリー
    エギナ島旅行体験記丘の上につくられた都市や地中海の絶景を一目この目で見てみたい!でもギリシャ文字…
  5. ゴールドコースト旅行体験記ゴールドコーストと言えば、一年中温暖な気候で365日中300日晴れ…
  6. 台北旅行体験記千と千尋の神隠しの舞台にもなったとも言われる九份へ行ってみたいと思い、台北へ旅行し…
  7. 1日で散策できる!デンマークの魅力が ギュっと詰まった街 コペンハーゲン| トラベルダイアリー
    コペンハーゲン旅行体験記 今回は旅行代理店の北欧4か国周遊ツアーを利用しましたが、行…
  8. 魅惑のモロッコ!かつての北アフリカ最大の交易都市「マラケシュ」| トラベルダイアリー
    マラケシュ旅行体験記誰もが一度は訪れてみたいと憧れる国の1つモロッコ。今回は、パリに住んでいる友…
  9. ローマ旅行体験記10代の時に初めてローマ旅行をして以来、すっかりその魅力に取り憑かれてしまった私…
  10. ナツメヤシが実る砂漠のオアシス・トズール観光| トラベルダイアリー
    トズ―ル旅行体験記チュニジア南部に位置するトズールは砂漠ツアーの玄関口です。小さな町ですが、程よ…

国内旅行おすすめ

  1. 訪れる価値あり!現代アートと大自然を体感できる街・十和田市!| トラベルダイアリー
    十和田旅行体験記一度行ってみたかった青森県十和田市。あまり知らない人も多いかもしれませんが、ここ…
  2. 車がなくても楽しめる那覇と瀬長島で過ごすリゾート時間| トラベルダイアリー
    沖縄旅行体験記昨年の10月頃に行きましたが、気温が高く夏気分で夏服を着て過ごせたので、非日常感を…
  3. 広島旅行体験記広島県の竹原市から船で15分のところにある大久野島はうさぎ島と呼ばれています。戦時…
  4. 3歳児でも思いっきり楽しめる!子連れ昭島の旅| トラベルダイアリー
    昭島旅行体験記今回は近場の東京都で子供が遊べるスポットに泊まりで遊びに行きました。子供が花が好き…
  5. 高野龍神旅行体験記和歌山県を故郷に持つ、友人夫妻によるナビゲーション。人の好い夫妻のナビと運…
  6. 浜松・新城日帰り旅行体験記浜松・新城へ日帰りで行ける涼しい観光スポットの新規開拓に行ってきました…
  7. 江戸~昭和にタイムスリップ!「伊予の小京都」大洲で町歩き| トラベルダイアリー
    大洲旅行体験記愛媛県の大洲市に長期ワーケーションで訪れました。大洲は愛媛県西部の山あいに位置する小…
  8. 歴史と自然が調和する港町☆福山市鞆の浦へ日帰りサイクリング| トラベルダイアリー
    福山旅行体験記リモートワークしながら広島県の尾道に長期滞在中、週末どこかへお出かけしたくなってお…
  9. 気楽に無料バスで行く☆スパリゾートハワイアンズ☆ホテルハワイアンズ編| トラベルダイアリー
    ふらっとハワイアンズへ水遊びに行く首都圏から無料送迎バスが出ているハワイアンズ。 私は新宿から乗…
  10. 白浜~串本・那智勝浦旅行体験記和歌山を故郷に持つ友人夫妻の運転で高野山~龍神~白浜を観光。次…

最新記事

  1. みなかみスキー旅行体験記首都圏から95分で行けるアクセスの良い群馬県みなかみの「ノルンみなかみス…
  2. 宮古島沖縄旅行体験記子連れリゾート旅行で人気NO1の沖縄。本島には多くのファミリーが訪れています…
  3. スペイン植民地時代の香り!クラシックカーとレトロな街並み、ハバナ | トラベルダイアリー
    ハバナ旅行体験記レトロかわいい街並みとクラシックカーという構図のイラストを見たことがある人は多い…
  4. 穴場南国リゾート!宮崎、日南で南国を味わう
    日南旅行体験記南国リゾートといったら沖縄がまず思い浮かぶでしょう。しかし、実は宮崎も元祖南国リゾ…
  5. 奄美大島旅行体験記 新しく世界遺産に登録された奄美大島。南の島として有名な沖縄の島々…
  6. 女子一人旅 in シンガポール チープとゴージャスと多民族| トラベルダイアリー
    シンガポール旅行体験記 以前の旅で出会った友達に会いにシンガポールへ行きました。都市…
  7. 女子一人旅 in トルコ③ 超穴場!トルコでローマ遺跡、ベルガマ| トラベルダイアリー
    ベルガマ旅行体験記 トルコの観光地でも日本人にはあまり知られていないベルガマに行って…
  8. たまてばこ号に乗って指宿へ。指宿のマンゴーは旨い!| トラベルダイアリー
    指宿旅行体験記鹿児島の温泉と言えば指宿温泉。指宿は砂湯や開聞岳で知られています。温泉街の近くに「…
  9. 女子一人旅 in トルコ③ 白い世界と古代遺跡、パムッカレ|トラベルダイアリー
    パムッカレ旅行体験記 トルコで次に訪れたのは、真っ白な段々の石灰棚で有名なパムッカレ…
  10. 沖縄最高の1日の過ごし方 〜海・滝・サンセットに癒され旅〜| トラベルダイアリー
    沖縄旅行体験記沖縄の泳げて遊べる面白い滝をご存知ですか?沖縄に来たなら海だけではなく是非この滝も…

Archive

スカイツアーズ

PAGE TOP