目いっぱい楽しんだバガン、そしてちょこっとシンガポール4泊5日| トラベルダイアリー

目いっぱい楽しんだバガン、そしてちょこっとシンガポール4泊5日

目次

バガンに行ってきました!

ミャンマーは今までノーマークでしたが、会社の同僚の「今までで一番良かった」の一言でがぜん興味が出てきました。ネットで調べるとバガンのような地方都市はいわゆるド田舎で、道路も舗装されていないところが多い様子。こういう田舎好き~!ミャンマー行き決定です。羽田発深夜便のシンガポール航空を使って、4泊5日(バガン3泊、シンガポール1泊)でスケジュールを組みました。

2019年に世界遺産にも登録されたバガン

おすすめのポイント
  1. 2500以上の仏塔や寺院が平原に林立する不思議な光景が広がる。
  2. 日本⇔ヤンゴンの直行便もでき、観光ビザも免除で行きやすくなっている。
  3. とにかく田舎でのんびりしていて、物価も安い!

バガンと言えば、原野に林立する寺院群が有名で、朝靄に浮かぶ仏塔の上に気球が上がっている写真を見られた方も多いと思います。ミャンマーの観光が進んできた近年、軒並み注目を浴びるようになり、2019年には世界遺産にも登録されました。ミャンマーの首都ヤンゴンへANA直行便が就航し、ここ2年ほどは観光目的ならビザが免除になりますます行きやすくなっています。私たちが渡航した当時はまだ観光客も多くはなく、ようやく外資が入り始めた頃だったので、バガンのような地方都市は観光名所にも関わらず、いい意味でまだまだ田舎が残っており、客引きもしつこくなく、ありのままの素朴な姿を楽しめました。

バガンでの日程と行動内容

1日目:深夜羽田発、シンガポールとヤンゴンを経由してバガンに到着

国内線への乗継町時間に訪れた、ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ。広い。

金ぴかに輝くシュエダゴン・パゴダ。

ヤンゴン→バガンの国内線。

機内食というかおやつもちゃんと出た!美味しい。

バガンでの宿・Shwe Yee Pwint Hotel。

ホテル前の道。久々に舗装されてない道を見ました。田舎です。

深夜に羽田を出たおかげで、ヤンゴンには午前中に到着。ヤンゴン⇔バガンの国内線はAir KBZ(エア・カンボーザ)の航空券をネットで購入していました。ヤンゴンでの乗り継ぎ時間が5時間時間があったので、タクシーでヤンゴン市内にある目玉スポット、シュエダゴン・パゴダの観光へ。寝不足と暑さでフラフラになりながら観光し、空港に戻ると国内線が遅れていました。プロペラ機なので天候の影響を受けやすいようです。所要1時間ちょっとのフライトでしたが、機内食(おやつ)が出て感動!夕方前にバガンに到着し、タクシーでニューバガンにあるホテルShwe Yee Pwintに到着しました。荷物を降ろして早速周辺散策に。何もない田舎の(失礼!)のんびりした町で、未舗装道路では子供たちがサッカー遊び。癒される…。近くのミャンマー料理レストランで夕食を食べ、この日は爆睡したのでした。

2日目:馬車を1日チャーターしてバガンの観光名所を一巡り。

朝9時に馬車とガイドのおじさんが迎えに来てくれました。

長閑な田舎道をパッカパッカと進みます。

バガンで一番大きいというダビィニュ寺院。

寺院の内部はこんな感じです。薄暗いので懐中電灯があるとベターです。

バガンにある仏塔のいくつかには登ることができました。

ニャンウー近くにあるシュエズィーゴン・パゴダ。ここも金ぴかです。

敷地内はかなり広く、そして暑いためぐったりしながら見学しました。

夕日を待ちながら。赤く染まっていく寺院がきれいです。

3日目:初心者でも大丈夫。電動バイクで気ままになんちゃってツーリング。

電動バイク。よく見るとペダルがついているので、万一の時にも安心!

電動バイクでオフロード!初心者でも1日あれば乗りこなせます。

金ぴかの弾丸、ブー・パヤー!建物はなくこれだけが川のほとりに建っています。

ニャンウーマーケットの様子。いろんなお店が立ち並びます。

銅鑼まで売られていました。

夕日を眺める一大スポット、シュエサンドー・パゴダ。時間が早いうちは誰もいません。長い階段がキツイ。

高台から眺めるバガンの寺院群。よく見ると牛が荷物を引っ張る姿が。長閑です。

本日は電動バイクをレンタルしてもう一度見たい場所とまだ行っていない場所を中心に回ることにしました。電動バイクもフロントに言えば手配してくれ、8時間で800円。安!乗り方は原付と同じ(でもペダルもついています)。原付未経験でも、ちょっとの練習ですぐに乗れるようになると思います!まず行ったのはエーヤワディー川ほとりの弾丸型の仏塔、ブー・パヤー。そしてカフェでの休憩をはさみ(好きなところで途中下車できるのがバイク旅のいいところですね!)、ニャンウーのマーケット!それからまたオールドバガンの寺院群周辺に移動して、バイクと寺院の写真撮影をし、昨日行かなかったシュエサンドー・パゴダに登りました。夕方までまだ時間があるので誰もいません。そうこうするうちにバイクの充電が少なくなってきて、ホテルに戻ったのでした。

4日目:さらば、バガン。バガンからシンガポールへ。

小さなバガン空港。各社出発遅延で多くの人が足止め。

バガン→ヤンゴンの機内食。朝食にピッタリです。

マーライオンとマリーナ・ベイ・サンズ。

ヤンゴン行きの飛行機が8:30発だったので、6:30に朝食を食べてタクシーで空港へ。しかし今回も国内線は遅れていました…。霧のためだそう。小さな空港の中で30分ほどお土産屋さんを見たり、ぶらついて時間を潰すうちに、天候が回復したようで次々と搭乗のアナウンスが始まり、我が便も無事に出発できました。今回も国内線ですが簡単な朝食がサーブされ、ミャンマー国内線、意外といいかもしれない…。それにしてもヤンゴン→シンガポールの便の出発時間まで余裕があったからよかったものの、時間が短かったら焦ったことでしょう。ネパールの時もそうでしたが、プロペラ機からの乗継便は要注意ですね。無事にヤンゴンに到着し、ヤンゴン→シンガポールはシンガポール航空が取れなかったのでLCCのTigerairでシンガポールへ。シンガポール到着は既に夜でしたが、初シンガポールの旦那にマーライオンとカヤトーストを食べさせたかったのです。
マリーナ・ベイ・サンズを臨むマーライオン公園で、念願の記念撮影を楽しむことができました。

番外編:バガンの面白お土産

メンズ用ロンジー。無地で渋い色が多いです。

女性用ロンジー。こちらは柄入りでバリエーションも豊富。

ミャンマーの日焼け止め、タナカを試してもらいました。効果のほどは果たして…?

バガンで購入したのがミャンマー風巻きスカートのロンジーでした。ミャンマーでは男性も着用します。長い布を腰の周りに巻き付け、中央でクルっと結んでおしまいの簡単着用。1枚600円くらいでした。恐らくミャンマー以外で着ることはないと思いますが、思い出に…。ちなみに初日に購入した旦那は2日目は張り切ってロンジーを履いて観光に行きましたが、どうも結びが甘いようで何度もずり下がって来て、大変だったようです。その他、ミャンマーの日焼け止め「タナカ」もお土産屋さんから購入を勧められました。試し塗までしてくれましたが、こちらもミャンマー以外では使えそうにないので、やんわりとお断りです。

バガンで見つけたグルメ

初めて食べたミャンマー料理、安くておいしいです。

スープ的なものとライス。

野菜たっぷり、焼きそばのような麵ランチ。麺ははずれがありません。

こちらはビーフン的な麵ランチ。安定の麺です。

観光客向けレストランに入ると、操り人形劇が開催されました。が、人形が怖い…。

何の知識もなく入ったミャンマーレストランで、適当に選んだメニューはどれもとてもおいしく…。ベトナム料理にちょっと似ているかなと思いました。どちらかというと揚げ物が多い印象で、上げ春巻きや天ぷらっぽいものもありました。もちろん麺類も豊富で、アジアン焼きそば的なものもありました。観光名所の近くは外国人向けのレストランが多く、食事の合間に操り人形劇?を披露してくれるところもありました。基本的にお値段は安めで、夕飯は居酒屋の要領で旦那と二人でたらふく飲み食いして二人で2000円ちょっとくらいの安さです。こんなところに長くいたら太るわ…。

バガンに行ったらお勧めしたいこと

朝日もしくは夕日鑑賞

夕暮れのバガンの原野。

夕日スポットのシュエサンドー・パゴダにはたくさんの人が。

日の出または日の入りの薄明かりに浮かぶ仏塔のシルエットは必見です。私たちは2日目の馬車観光の際に仏塔に上って夕日を見ましたが、高いところから改めて見下ろすバガンの風景はとても印象的でした。ちなみに、夕日はシュエサンドー・パゴダに登って見るのが定番らしいのですが、毎日100人以上の観光客で混み合うそうで、ガイドのおじさんが近くの別の仏塔からの見学を勧めてくれました。遠目に見たシュエサンドー・パゴダは本当に人が鈴なりでその風景もある意味面白かったです。今は仏塔や寺院には登れなくなっているらしいので、高所からバガンを見下ろすなら朝日を見る気球ツアーをお勧めします。300ドル以上してのいいお値段で私たちは高くて諦めたのですが、よく考えたら気球体験に加えてあの風景を高所から見られるならお安いものかもしれません。

バガンに必要なアイテム・服装・その他

日本の秋・冬に当たるミャンマーの乾季は暑いので、日本の夏の服装が必須です。寺院に入る際には靴を脱がないといけないので、着脱しやすい靴(スポーツサンダルがベスト)がお勧めです。足の裏ももちろん汚れるので、気になる方はウェッティがあると安心ですね(半日も寺院周りをすれば気にならなくなると思いますが)。もし電動バイクに乗る予定なら、カメラや財布、飲み物、携帯、地図などを入れられる小さめのリュックがあるといいと思います。

バガンでの注意点

ミャンマーには雨季と乾季があり、乾季に当たる10~3月が晴天に恵まれて観光が楽しめるシーズンではあります。私たちは5日間の間で1度も雨に降られませんでした。その分もちろん乾燥しますし埃っぽくはなりますが。
バガンの小売店では電子決済はもちろん、カード払いも対応していないことが多いので、現金が必要です。外貨では米ドルが広く汎用していて、露店などの個人商店では米ドル払いでもOKなことが多いです。物価は安めなので1ドル札を多く持っていると安心です。

まとめ

たった5日間でしたが、バガンではしっかり3泊したのでゆったり感がありました。ミャンマーは聞いていた通り素晴らしいところでした。物価は安いし、現地の人も観光客慣れしていなくて純粋で優しいし、ご飯は美味しいし、のんびりしているし。有名な寺院巡りも楽しかったけど、のんびりした雰囲気や、日本も昔はこうだったのであろう原風景を楽しめたのが良かったです。久々に「また来たい!」と思える場所でした。

白と黒のパンキチ一人旅から家族旅へ

投稿者の過去記事

海外旅行を専門としています。独身時代は一人旅、結婚してからは夫と娘と3人での旅行スタイルです。
一人旅時代はなかなか人がいかないようなマイナーな町を、家族では子供メインのリゾート地を旅してきました。

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