ご飯が美味しいインド洋の島・スリランカの南端の町ゴールと近隣ビーチ| トラベルダイアリー

ご飯が美味しいインド洋の島・スリランカの南端の町ゴールと近隣ビーチ

ゴール旅行体験記

仕事に追われて見知らぬ土地でのんびり過ごしたいと思い、行ったことのないスリランカを選びました。行ってみたらその長閑さと人々のおおらかさ、ご飯のおいしさに惹かれ、それ以来4度ほど訪問しています。特に好きだったのは南西部のゴールとその近辺のビーチエリアです。

ゴール旅行について

おすすめのポイント
  1. 気候が穏やかで海もきれい。のんびりした時間が流れる。
  2. 植民地時代のかわいい街並みが残っている。
  3. スリランカ全般ですが、食べ物がとにかく美味しい!

首都コロンボからゴールまではバスで3時間ほどで到着できます。喧騒のコロンボに比べ、ゴール付近はインド洋のように穏やかです。ゴールの町のシンボルは海辺に突き出た灯台で、その周辺にかつての植民地時代の街並みが点在しています。ゴール近辺にはウナワトゥナ、ヒッカドゥワなど、名だたるビーチが連なり、どこのビーチもヤシの木陰と白い砂浜が広がるリゾートそのもの。紅茶はもちろん美味しいですが、スリランカ料理もとてもおいしいので(後述)、癖になること間違いなし!

ゴール旅行のおすすめのスポット

世界遺産にも登録された古き良きゴールの街並み

ゴールのシンボル・灯台。

ゴール灯台周辺。

旧市街の街並み。

かつてオランダやイギリスの支配下にあった要塞都市ゴールのシンボルは入り江に建つ灯台です。その周辺はタイムスリップしたかのような静かなコロニアル時代の街並みが広がっています。この辺一帯は「ゴールの旧市街と要塞」として、世界遺産にも登録されているのです。スリランカの南西部一番の大都市ですが、人もそれほど多くなく、旧市街は貸し切り状態!のんびり散策できました。

ゴール近郊にはきれいなビーチがたくさん

ホテルの部屋から。この景色で目覚める贅沢さ。

ウナワトゥナのビーチ。理想のリゾート像です。

ウナワトゥナの周辺。何もない…。

ゴールを含む南西海岸一帯はとてもきれいなビーチエリアでにぎやかなビーチリゾートから静かで大人の雰囲気の隠れ家的リゾートまでいくつものビーチが点在しています。私のお気に入りはゴールのすぐ右隣りにある「ウナワトゥナ」というビーチリゾート。ヤシの木が生える白い砂浜…。思い描くビーチそのものです。周辺にはお店とかほとんどないので、何をするでもなくただビーチで本を読んだりウトウトしたりとまったり時間を過ごせます。

建築家ジェフェリー・バワが建てたホテルも見逃せない

ビーチに歩いて行けるロビー。

ジェットウィング・ライトハウス・ホテルの吹き抜けにあるオブジェ。

戦争のオブジェから目が離せません。

ゴールの灯台から南西海岸を少し北側に行ったところにある、超有名ホテルが「ジェットウィング・ライトハウスホテル」です。スリランカの有名建築家ジェフェリー・バワが設計したホテル。私の軍資金では宿泊できませんでしたが、ロビーでお茶を飲みに行ってみました。紅茶はどこで飲んでも美味しいのでお値段が高い以外特に印象に残らなかったのですが、ビーチに出られる開放的な設計と、螺旋階段の戦場のオブジェが印象的でした!いつか泊まってみたいものです。

田舎気分が味わえる。ゴール近郊で列車に乗車体験

駅の時刻表。

駅のホーム。列車がやってきました。

車掌さんが安全確認。

車内の様子。走っていますがドア全開(笑)。

レトロなスリランカの列車。

列車本数が少ないので線路の上を通学路にする子供たち。

線路を牛が横断します。

滞在していたウナワトゥナには列車の駅があります。スリランカの列車ってどんなのかな?と興味が出てきて1駅だけ乗ってみることに。駅に行くと、列車の時刻表が黒板に書かれていました!本数が少ない!!運よく10分後に列車が来るので、切符を買うとたったの10ルピー(5円ほど)。安い!電車の中は日本と同じですが、なんと走行中もドアが開きっぱなし!お国柄ですねー。10分ほどで次の駅に到着し、プチ列車旅は終了です。電車が去った後の線路には、学校帰りの子供たちが。いいなぁ、この長閑さ、憧れる。ちなみに隣駅からホテルまでトゥクトゥクに乗ったら200ルピーでした。電車の20倍!

ゴールでのおすすめグルメ

ビバ!スリランカのローカルフード!

スリランカカレー!手で混ぜて食べるのが美味しい。

食感が病みつきになるコットゥ・ロティ。ピリ辛です。

ふんわりココナツミルク香るアーッパ。

濃くておいしいヨーグルト。ハチミツとメイプルシロップの中間のようなシロップをかけるとかなり美味!

スリランカの代表的なお料理はスリランカ・カレー。ご飯の周りにおかずを色々のっけて、混ぜながら手で食べる。これがまた、美味しいんです。外国人にはちゃんとスプーンも提供されるのですが、手で食べたほうが断然美味しい(気がする)。ご飯に載せるおかずはバラエティ豊かで、チキンカレーみたいなカレー味もあれば、野菜のカレー風味炒めとか、スープカレー状のものとか。パリパリのチップスみたいなのを粉々に砕いてトッピングすると美味しさが増します。カレーのほかには、コットゥ・ロティという小麦粉でできたきしめん状のものを小さく切って、野菜といためて甘辛く味付けたもの。タイのパッタイの麺を細切れにし、ピリ辛くした感じ。食感が面白く、ピリ辛風味が癖になります。他には、アーッパというクレープの皮をお椀型にパリっと焼いたもの。生地にココナッツミルクが入っていてほんのり甘い感じがいい。朝食に卵とか具をのせて食べるのがスリランカ流ですが、私は皮だけを何枚も食べ続けていました(笑)。あとはヨーグルト。なんか濃いんです、味が。そこにはちみつっぽいシロップをかけると最高のデザート。それにミルクティの合うこと!何食べてもこんなおいしい国には来たことないです。

ゴールにて宿泊したホテル

ゴール近郊・ウナワトゥナにあるThaproban Beach House

ホテル外観。

ファミリールームなので2階もある部屋です。

ビーチ沿いに建つホテルです。口コミの良さで決めたのだけど、バケーションシーズンで安い部屋が埋まっており、1泊80ドルの部屋を選択。その価値ありで、お部屋の設備も文句なし、部屋からの眺めも文句なし。あまりの居心地の良さにまた来たいと思ってしまいました。まずはロケーション。部屋の窓を開けるとそこにはヤシの木に見え隠れするビーチが!砂浜も目の前です。ザザーン…という波の音を聴きながら眠りにつけます。止まった部屋は80ドルだけあって、家族部屋仕様?になっており2階建ての部屋でした。一人旅にはもったいない…。ホテルは欧米人ターゲットで作られているようで、無料のヨガクラスとか瞑想クラスが受けられます。レストランとしても営業しているようで、お食事も美味しかったです。周辺には何もないので、のんびりと過ごすリゾートステイにもってこいのお宿です。

ゴール旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

個人手配

スリランカは直行便は週2回ほどありますが、香港経由、シンガポール経由、デリー経由などいろんな経路で来ることができます。長期休暇の時は経由地と組み合わせて2か国周遊も楽しめるので、航空会社選びは大切なポイントですね。いずれの場合も帰国便の現地発はほとんどが深夜発なので、ホテルのレイトチェックアウトを頼んだりしてうまく時間を調整する必要ありです。現地での公共交通機関は慣れてないと利用が難しいので、事前にホテルに送迎を頼んだり、現地発ツアーを申し込むのも手だと思います。

ゴール旅行に必要な持ち物

暑い時期は蚊が多いです。スリランカの蚊は日本の蚊よりも強力なのか?かゆみが強い気がします。虫よけスプレーと虫刺されのかゆみ止めは必須です。また、日用品は一応売っていますが、日本のものとは規格が違っていたりするので、身の回りのものはできるだけ持参が望ましいです。(例えば、歯ブラシのブラシの部分が異様に大きかったり、パンツもおじさんぽいのしかなかったり)。

ゴール旅行での注意点

ゴール旅行での注意点
  1. トゥクトゥクみたいな乗り物はボラれがちなので避けるのが無難。
  2. コロンボ周辺は交通量が激しく無法地帯?車に注意です。
  3. ホテル以外のところでは洋式トイレが少ないかも…。

首都コロンボ周辺の道路状況は混雑がひどく、車もトゥクトゥクもバイクも人も牛も入り乱れている感じです。運転が荒いのか、狭い隙間にどんどん入り込もうとするので歩くのが怖いくらいです。またトゥクトゥクはかなり高めの値段設定の上に、人を見てぼったくって来ますので、事前に料金をちゃんと確認してから乗るようにしましょう。スリランカの一般的なトイレはいわゆる和式に近く、紙がないのが普通です(紙でなく手で拭いて、そして水で流す)。外国人にはハードルがかなり高いので、トイレはホテルで済ませてから&有名な観光名所で行くようにするのが無難です。

まとめ

インドみたいな感じかなーと思っていたのですが、全く違いました。特にインドの後に来るスリランカは天国。何が違うというとまず人が優しくて大らかです。スリランカでは意地悪な人、嘘つきには出会いませんでした。道路はゴミゴミはしていますがインドみたいに人が道端に寝ていたり、などということはなく、ちゃんとマナーとかモラルがあって気持ちよく滞在できました。そして思ったよりもご飯が美味しく、もともと物価も安いので食べるのが好きな人にはお勧めです。カラフルな雑貨もありますし、美味しい紅茶も安く買えるので、女子旅にはピッタリです。ぜひまた来たいです!

白と黒のパンキチ一人旅から家族旅へ

投稿者の過去記事

海外旅行を専門としています。独身時代は一人旅、結婚してからは夫と娘と3人での旅行スタイルです。
一人旅時代はなかなか人がいかないようなマイナーな町を、家族では子供メインのリゾート地を旅してきました。

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