脱日常!ヒマラヤ山脈の絶景広がるポカラでリフレッシュ| トラベルダイアリー

脱日常!ヒマラヤ山脈の絶景広がるポカラでリフレッシュ

ポカラ旅行体験記

毎日仕事に疲れ果てていた時。3連休に2日有給を足して5日間の休みが取れそうで、のんびりした田舎でリフレッシュしよう!と思い立ちました。選んだ国は初めてのネパール。カトマンズから国内線で30分ほどのポカラで、ヒマラヤを望む絶景の中で心身ともリフレッシュしに行くことにしました。

ポカラ旅行について

おすすめのポイント
  1. ”ヒマラヤ”といっても意外と簡単にアクセスできて、手続きも簡単。
  2. とにかく田舎です。のんびり好きなことして過ごすのがお勧め。
  3. 高台から眺める山々の景色が素晴らしく、来た甲斐あり。

「ネパール」「ヒマラヤ」と聞くと遠そう、行くのが大変そう、と思われるかもしれませんが、香港やシンガポール経由の1回乗継で首都カトマンズに到着できます。私はシンガポール航空の羽田発深夜便で仕事終わってそのままネパールへ旅立ちました。羽田を深夜に出た場合、ネパール時間のお昼前にはカトマンズに到着。そこから国内線に乗り継いで30分ほどでポカラに着けます。ビザも空港で取得可能なので、渡航のハードルは低目です。

カトマンズ発ポカラ行きの国内線。プロペラ機で30分ほどで到着します。

ポカラ旅行のおすすめのスポット

ポニーの背に揺られてのんびり散策が楽しめる、ポニートレッキング

ポニートレッキングのガイド・ノモズ君12歳とポニーちゃん

道端を牛が普通に歩いている、そしてポニーちゃんも動じない。

ポニーちゃんは山道もどんどん進んでいく。

丘の上にある日本山妙法寺に到着!

ポカラでポニートレッキングができると何かで読んで、到着後ホテルの人に聞いてみると快くアレンジしてくれました。翌朝9時にポニーちゃんとガイドの少年がお出迎え。少年・ノモズ君の家では牧場を経営しており、数時間~数週間のポニートレッキングや乗馬練習を組めるそうな。ポニーの背に乗ってポクポク街道を歩く後ろを少年が付いてきてガイドしてくれる。途中、犬が吠えようが牛とすれ違おうが、脇目も振らず進んでいくポニーちゃん。慣れていらっしゃる。目的地は標高1113mの日本山妙法寺。車道からオフロードの坂道に入り、ポクポクとひたすら山頂を目指す。山頂からのビューを楽しんだ後は来た道を戻って13時にホテル着。景色も美しいけど、馬の背に揺られ道を歩く非日常に癒されました。

アンナプルナ山群のパノラマを望めるサランコットで日の出鑑賞

夜明けを待つ人々。

山脈に朝陽が当たりピンク色に。

麓の村も朝を迎えます。

ポカラ最終日は早起きして、1600mほどの高地にあるサランコットの丘から日の出を見に。アンナプルナやマチャプチャレが見えるとか。ホテルがアレンジしてくれ、ドライバーとともに向かいました。周囲は同様に日の出を待つ人々で混み合い気味。暗い中、皆丘の上でひたすら日の出を待ちます。1月のこの時期の日の出は7時頃。うっすら明るくなると山々にピンクの朝陽が当たり、朝もやに霞む麓の山村が見え始め、あっちを見たりこっちを見たりと大忙し。指がかじかむ中カメラのシャッターを押し続けたのでした。

町で一番大きいヒンドゥー教寺院、ヒンドゥバシニ寺院

ヒンドゥバシニ寺院の入り口には狛犬、的な門番?がいる。

塗料で真っ赤になったガネーシャ。

シヴァ神の乗り物、神聖な牛。

ネパールはヒンドゥー教がメイン。地元の人々が訪れる一番大きな寺院がこちらのヒンドゥバシニ寺院です。入り口には日本の狛犬みたいに両脇を固めるように動物?が守っています。ヒンドゥー教のことはあまりよく知らなくても名前だけは知っている「ガネーシャ」は、赤の塗料で真っ赤に塗られていました。赤はパワーの印なのだとか。確かにこの後訪れたどの寺院でも、赤く塗られた石像をたくさん見かけました。

ポカラでのおすすめグルメ

ワンプレートで給食風?なネパール名物のダルバート

観光客向けのレストランがメインストリート沿いに点在。

給食風でなんだかワクワクするダルバート。

ポカラのメインストリートには、観光客向けのレストランやカフェが何軒かあります。その中の一つでダルバートを頂きました。ダルバートはネパールの代表的な家庭料理で、お米とおかず数種類がワンプレートに盛られています。外国人向けのレストランだからか、盛られているおかずがかなり豪華。お椀に入ったのはカレーだと思われる。それに豆のおかずとお肉とサラダと付け合わせ。アルミのワンプレートが給食を思い出させ、美味しく楽しくいただきました。

ネパールに来たからには試してほしい、スパイスとミルクたっぷりのチャイ

国民的ドリンク?のチャイ。

「チャイ」という飲み物をご存知の方も多いかもしれません。インド料理屋などでメニューに出ているミルクティーです。ネパールにもチャイがあり、どのお店に行ってもチャイが飲めるといっても過言ではありません。日本のコーヒーのように広く汎用しています。そのチャイですが、ただのミルクティーと侮ることなかれ。濃厚なのです。それだけでなくいろんなスパイスが入っていて香り高いのです。冷えた体を温めるにはもってこいの味です。お店にはチャイ用のスパイスセットが売られており、自宅で気軽にチャイを楽しめます。私も買って自宅で飲んでみました。美味しいのですが何かしっくりこない。異国のあの高い空の下、澄んだ空気の中で飲むから美味しいのだと思いました。

ポカラでのおすすめのショッピングスポット

ショッピングするならポカラのメインストリートで

ポカラのメインストリートには、お土産屋さんも点在。

サランコットのビューポイント脇の露店。

ポカラは小さな町で、いわゆるショッピングモールのようなものはありません。お土産的なものを探すならメインストリートか、点在する観光地脇に出ている露店かの選択肢です。露店は品物のバリエーションが少ない上、お値段も高めなので、個人的にはメインストリートのお店を何軒か回ってみられることをお勧めします。絵葉書などのベタのものから、ウールのブランケットや現地産のティーバッグなどが売られています。

ポカラにて宿泊したホテル

グレイシャー・ホテル・ポカラ

グレイシャー・ホテルの外観。

ホテルのお部屋。あったかそうに見えて実は寒い・・・。

食堂。ここで朝食を頂きます。ランチもありです。

ある日の朝食。オーダー式です。

ランチに、「モモ」というチベット風のギョーザ的なものを頂きました。

条件的には町中で、清潔で、設備が良く、空港送迎付き、お値段5000円以内の条件で探しましたがそれでも該当が多すぎて、結局trip advisorで評判の良かったこちらに決めました。到着時にマネージャーが滞在中のプランをアレンジしてくれ、充実した滞在ができた点、朝食はオーダー式でどれも美味しかった点がプラス。マイナスは部屋が寒かった点。真冬とはいえ、暖房があまり効かないようです。厚着すれば寝られますが、手が寒くて部屋での読書は早々に断念しました。

ポカラ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

個人手配

羽田発深夜便のお陰でアクセスが格段に良くなったカトマンズ。シンガポール経由でネパール3泊、シンガポールで1泊のプランを組みました。経由地での滞在がアレンジできるのも個人旅行のいいところだと思います。カトマンズ⇔ポカラの往復航空券はネットで手配できなかったので、現地旅行会社にお願いしてカトマンズ空港到着ロビーで受け取りました。ビザはカトマンズ空港到着時にも取れますが、待ち時間がどれだけかかるか分からなかったので事前に取得しました。結果的には空港でも短時間で取得できていたようです。

ポカラ旅行に必要な持ち物

舗装されていない道も多いので、スニーカーなど歩きやすい靴は必須です。また、ポカラの冬は昼間はぽかぽか陽気でも朝晩はホテル内でもかなり冷え込むので、長袖の上にフリースやジャケットなど着脱可能な服装をお勧めします。ホテルの部屋は寒いので、パジャマも厚手のものに加え、寒さが苦手の人はルームソックスがあると快適に寝られると思います。

ポカラ旅行での注意点

ポカラ旅行での注意点
  1. ホテルの部屋は暖房が弱い?部屋も冷え込むので厚着を。
  2. 観光スポットでは自称「ガイド」の同伴に注意。
  3. ネパール国内線は遅れることを想定して旅のプランニングを。

寺院など観光客が訪れる場所では「ガイドします」と言って勝手に説明した挙句、お金を請求してくる輩がいます。最初から相手にしない、絶対払わないなど、毅然とした対応を。また、国内線のフライトはプロペラ機が多く、天候に左右されがちです。今回も往復とも出発が1、2時間遅れましたので、次の予定を詰めすぎない方がいいでしょう。

まとめ

ポカラは都会の喧騒やあくせくした日常を忘れさせてくれる、ゆっくりしたネパール時間が流れる静かな町です。外に出れば雄大なヒマラヤの景色が見られ、どこか昭和を彷彿とさせる、古い作りの家が並ぶ通りを散策すればタイムスリップした気分に。町の規模も小さく、国内線で乗り合った人と町中でばったり再会、ということもありました。トレッキングの拠点となる町で、トレッキング以外の空いた時間はカフェで本を読んだり、絵葉書を書いたり、と山のリゾートとしてのんびりした時間を過ごすことができます。

白と黒のパンキチ一人旅から家族旅へ

投稿者の過去記事

海外旅行を専門としています。独身時代は一人旅、結婚してからは夫と娘と3人での旅行スタイルです。
一人旅時代はなかなか人がいかないようなマイナーな町を、家族では子供メインのリゾート地を旅してきました。

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