エジプトの最南端!古代遺跡を見にカイロから寝台列車でアスワンへ| トラベルダイアリー

エジプトの最南端!古代遺跡を見にカイロから寝台列車でアスワンへ

アスワン旅行体験記

ウズベキスタンに住むことになる前にイスラム圏の国を体験したい!とあえてラマダン(断食)の時期にエジプトに旅行しました。カイロから寝台列車でエジプトの最南端アスワンへ。そんなエジプト旅行の第3弾!エジプトのアスワン観光をご紹介します!

アスワン旅行について

おすすめのポイント
  1. 砂漠の中に残存する壮大な遺跡に感動!
  2. アブシンベル神殿の麓にあるホテルに宿泊!
  3. カイロからアスワンまで寝台列車でゆったりと移動

エジプトの最南端の都市アスワン。学生時代に歴史の授業で聞いたことがあるアスワン・ハイ・ダムがある都市です。アスワン・ハイ・ダム建設のため、水没しかかった古代遺跡をはじめ、数多くの遺跡が世界各国から訪れる人々を魅了しています。カイロからアスワンまで利用した寝台列車や壮大なアスワン周辺の遺跡、砂漠の真ん中に位置するホテルなどアスワン観光の魅力をご紹介します。

アスワン旅行のおすすめのスポット

アスワンハイダム建設で水没の危機にさらされたアブシンベル神殿

紀元前1300年頃、アブシンベル神殿はナイル川岸の大きな岩山を削り建設されました。ラムセス2世が造りあげた神殿の中でも最大級といわれており、大小2つの神殿から成っています。大神殿の高さは、33mもあり、正面には高さ20mを超える4体のラムセス2世像がみられます。大神殿の中にも高さ10m、8体ほどのラムセス2世像が並び、壁や天井には古代エジプトの象形文字が刻まれています。もともとはアスワンハイダムの場所にあった神殿。ダム建設により、水没の危機にさらされましたが、ユネスコとの協力で1000個以上のブロックに切り分け、4年間かけて現在の場所へ移り変えたそうです。

壁や柱に描かれた絵やヒエログリフが鮮やかなコムオンボ神殿

アスワンから北50kmほどの位置にあるコム・オンボにある神殿。紀元前332年~紀元前30年頃のプトレマイオス朝時代に建てられたそうです。入り口の左側には、ワニの形をした豊穣神「セべク」、右側にはハヤブサの姿をした太陽神「ホルス」の2神がまつられています。主軸を中心にすべて左右対称に造られているそうです。壁や柱に描かれた絵やヒエログリフが鮮やかで、中には古代の医療器具など一風変わったレリーフも残されています。

カイロからアスワンまでの寝台列車

アスワン行きの寝台列車は、カイロを夜に出発し、翌朝ルクソールを通って、アスワンに到着します。乗車後の就寝前と翌朝に食事も提供され、2段ベットタイプの個室で多少揺れはありますが、快適に過ごせました。翌朝、ナイル川沿いを走る列車の車窓から見えるエジプトの田舎の田園風景やロバに乗る人の姿など景色もゆっくり楽しむことができます。

アスワンでのおすすめグルメ

アブシンベル神殿の麓にある「ネフェルタリホテル」で3食堪能

アスワンからアブシンベル神殿へはバスで移動。アブシンベル神殿の麓にある「ネフェルタリホテル」で昼食、夕食、翌日の朝食と3食いただきました。豆や野菜入りのスープ料理、お肉やお魚を使ったメインディッシュ、デザートとエジプトのビールやワインも一緒に美味しくいただきました。食器類もシンプルな中にもエジプトらしくて素敵でした。

アスワンでのおすすめのショッピングスポット

アスワンの香水(アロマ)専門店「KYPHI PERFUMES」

アスワンでは、自然の植物から作られた香水(アロマ)とガラス製のさまざまなデザインの香水瓶が販売されている「KYPHI PERFUMES」に案内されました。香水瓶の実演もあり、値段も安くはなく、もともと香水はあまり好きじゃないので興味がなかったはずなのですが・・・香水瓶の可愛さと自然な柔らかい香水(アロマ)のかおりが気に入り購入してしまいました。ガラス製なので持ち帰るのが心配でしたが、しっかり梱包してくれました。

アスワンにて宿泊したホテル

アブシンベル神殿の麓にある「ネフェルタリホテル」

アブシンベル神殿の麓にある「ネフェルタリホテル」に宿泊しました。このホテルは、プールや庭園も併設されている低層型のコテージタイプのホテルです。ナセル湖の湖畔にあり、窓からは湖を一望できます。アブシンベル神殿の麓にあるため、昼間のアブシンベル神殿のみではなく、夜の幻想的な音と光のショーや日の出のアブシンベル神殿などさまざまなアブシンベル神殿を心ゆくまで楽しむことができます。

アスワン旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

阪急交通社 アブシンベルに泊まる!ナイル川クルーズ

イスラム圏でラマダン(断食)の時期ということもあり、ナイル川クルーズ船に3泊4日宿泊しながら、ナイル川周辺の古代遺跡を満喫する団体ツアーに参加しました。現地の日本語ガイドがツアーに付き添っての観光で、もちろんガイドさんもラマダン中。一切飲み食いせずに付き添うガイドさんに関心しました。カイロから寝台列車を利用したアスワンへの観光は、個室で快適であり、遺跡観光もラマダン(断食)中でも通常通り営業しており、ゆったりと旅することが出来ました。

アスワン旅行に必要な持ち物

日差しが強いので日焼け・日差し対策グッズ(日焼け止め・帽子・サングラス等)は必須です!日中はそれほどでもありませんが、朝晩の少し涼しい時間に蚊も出没するので虫よけスプレーもあると良いでしょう。暑いので、半袖やノースリーを来たいところですが、イスラム圏のため、肌の露出がない薄手の素材の服装がベストです。砂漠で広大なエリアに遺跡があるので、歩きやすい靴やスニーカーが良いでしょう。また、暑いので脱水にならないように常にミネラルウォーターを持参し、こまめに水分補給することも忘れずに!

アスワン旅行での注意点

アスワン旅行での注意点
  1. 日差しが強いので日焼け対策を忘れずに!
  2. 脱水予防にこまめに水分補給を忘れずに!
  3. 広大なエリアに遺跡があるので歩きやすい服装や靴で快適な旅行を!

日差しが強いの日焼け対策は必須です。また、暑いので常にミネラルウォーターを持参し、脱水にならないようにこまめに水分補給をすることを忘れずに!砂漠で暑いですが、日差しがとにかく強いので、できるだけ肌の露出を避けた服装がベストです。砂漠にある遺跡巡りで足元が悪いので、履きなれた靴やスニーカーなど疲れにくい靴が良いでしょう。

まとめ

カイロから寝台列車を利用してのアスワン周辺観光を少しご紹介しましたが、アスワン周辺にはまだまだ紹介しきれなかった見どころがたくさんあります。ラマダン(断食)中でも寝台列車も個室であり、観光地は通常通り営業しており、ゆったりと観光することができました。飛行機の旅も良いですが列車を利用し、車窓からの風景をゆったりと楽しめる旅もおすすめします。

N.mikako日本語通訳・ガイド 

投稿者の過去記事

ウズベキスタンのホラズム州トルクメニスタンとの国境沿いの村に住んでいるウズベク人と結婚し、現在中央アジアで最初に登録された世界遺産「イチャン・カラ」で日本語通訳・ガイドの仕事をしています。
「ヒヴァについて」「ウズベキスタンについて」「村の生活」などにご興味のある方はこちらからお気軽にご連絡ください。https://sehrlixiva.wordpress.com/

コメント

    • t&k
    • 2021年 9月 07日 7:11am

    Good

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