フランダースの犬だけじゃない!ベルギー・アントワープ旅日記

アントワープ旅行体験記

小さい頃、母に読んでもらったおはなし・フランダースの犬。いつか見たいと思っていた物語のハイライトで登場する「ルーベンスの絵」を観に行くため、念願のアントワープ旅行へ行ってまいりました。ここではその時の旅レポを綴ります♡

アントワープ旅行について

おすすめのポイント
  1. 「フランダースの犬」の物語の舞台
  2. アールヌーヴォー建築の魅力にうっとり
  3. ダイヤモンドとチョコレートの街

ベルギーの首都、ブリュッセルから電車で約40分のところにあるベルギー第二の都市・アントワープ。ここは世界的にはダイヤモンド産業が有名。また、日本人の間ではフランダースの犬の舞台となった街としても知られています。市内に繰り出すとダイヤモンド専門店やベルギーらしい建築様式の建物がたくさん。また、ベルギーならではの絶品チョコレートたちも見逃せません。

アントワープ旅行のおすすめのスポット

聖母大聖堂

フランダースの犬の物語の中で、ネロとパトラッシュを最後に包み込むルーベンスの絵。本物はここ、アントワープ聖母大聖堂(英:The Cathedral of Our Lady)の中にあります。一度めに行った時はなんと、入館時刻終了(17時までしか開いていないのでご注意ください)!2度目でようやくその姿を見ることができました。想像以上に大きな絵画は、柔らかい色彩のため圧迫感がなく、いつまでも見ていられる優しい雰囲気。是非入館時間に気を付けて!(笑)足を運んでみてください。

アントワープ市庁舎

建物自体に関しては、聖母大聖堂よりも迫力があり、心を奪われたのがこちらのアントワープ市庁舎(英:Antwerp City Hall)です。16世紀につくられた市庁舎は、当時のベルギーの様式にイタリア・ルネサンス時代のエッセンスが加えられたもの。そのためか、瀟洒な雰囲気が華やかで、まるで王宮のような佇まいでした。市庁舎前にあるブラボーの像も、イタリアのダビデ像の巨人を倒す姿と重なり、しみじみと心を揺さぶるものがありました。

アントワープ中央駅

アントワープ中央駅(英:Antwerp Central Station)はアントワープへの陸の玄関口。周辺も賑わいがある為、駅から外に出る時、うっかり振り返るのを忘れてしまいそうになるのですが、建物自体を鑑賞することをお忘れなく!まるで宮殿のような駅は、訪れる時間帯によって様々な顔を見せてくれます。また、すぐ横にはヨーロッパいち古いアントワープ動物園の優美な入口もあり、さらにウットリ。海外の駅は魅力的なものが多いですが、アントワープ中央駅は、特に目を奪われるものがありました。

アントワープでのおすすめグルメ

Del Reyのチョコレート

アントワープ発のチョコレート店デルレイ。中でもダイヤモンドの形をした一口タイプのチョコレートはお土産アイテムとして人気で、ショウウインドウにもたくさん飾られています。ダイヤモンド産業で富を築いたアントワープらしい一品でオススメ。デルレイは正直、日本でも買うことは出来ますが…日本で買うとお高い(涙)。ぜひ元々ファンの方も、そうでない方も、現地でダイヤモンド級の高貴なお味をご堪能ください。

アントワープでのおすすめのショッピングスポット

Mier通り周辺

メールはアントワープの目抜き通り。日本のユニクロなども進出していて、馴染みのある店が右に左に続くので、海外でのお買い物にあまり慣れていない方も、ショッピングしやすいことと思います。お買い物にあまり興味がない方も、ベルギーらしいアールヌーヴォー建築がたくさん並ぶ街並みは、そぞろ歩きするだけで気持ちが高まること請け合い。昼間の景色も素敵ですが、夕刻以降のライトアップされた建物もまたオツです。

アントワープにて宿泊したホテル

Hilton Antwerp Old Town

「ヒルトン・アントワープ・オールド・タウン」は、アントワープの観光地密集エリアの近くにあるホテル。中でも今回の旅の一番の目的であった聖母大聖堂までは、徒歩2-3分の距離だった為、朝昼、閉館前と3回もその姿を観に行くことが出来、大満足でした。アントワープ中央駅からも徒歩20分程度。少々歩くものの、街の賑わいを感じながらの移動だったので、さほど苦痛には感じませんでした。

アントワープ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

個人手配

私たちはオランダとセットで個人手配でベルギー旅行に行きました。オランダとベルギーとはバスや電車で簡単に行き来することが出来るので、セットるのはオススメ。ガイドブックも2つの国がセットになったタイプがたくさん出ていました。治安も良いので、旅慣れている方なら個人旅行で充分かと思いますが、その一方で、街の歴史等への理解を深めたい方には、ツアーも魅力的だと思います。

アントワープ旅行に必要な持ち物とは

「公共交通機関の路線図」
ベルギー国内は陸路が発達しています。しかし、路線図は基本的にはオランダ語(フランス語)表記。私たちはオランダ語もフランス語もわからなかった為、英語が併記されている首都ブリュッセルを抜けると、一気に駅名が読めずに毎回慌ててしまいました。ガイドブックに付いているものでも、画面メモでも良いと思います。自分が「見やすい!」と感じた路線図を一つ携帯しておくと安心です。

アントワープ旅行で気を付けることとは!?

アントワープ旅行での注意点
  1. アントワープは呼び名がたくさんあります。
  2. フランダースの犬以外の魅力の方が多いかもしれません。
  3. 冬は積雪も。公共交通機関での移動時ご注意。

アントワープは英語名に由来する呼び名。他にも現地では、オランダ語由来の「アントウェルペン」や、フランス語由来の「アンヴェルス」などもよく使われていますので、頭の片隅に入れておくと安心です。また、フランダースの犬については、実は日本人以外、そこまで高い関心を持っていません。お土産アイテムなどもあまりないので、過度な期待は禁物です。ベルギー第二の都市ゆえ、交通網は発達しています。しかしながら冬は雪の影響などでダイヤが乱れがちですので、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。

まとめ

初めてのアントワープ旅行。それまで、ヨーロッパの建築物は、なんとなくどこも似ているものだと勝手に思っていたので、ベルギーならではのアールヌーヴォー建築の数々に、旅行中終始魅せられっぱなしでした。料理もデザートもおいしく治安も良い為、女性同士の旅行も安心。首都ブリュッセルへは成田空港からの直行便が出ているので、機会があったら是非足を運んでみてください!

 

アコ東京出身。

投稿者の過去記事

アメリカ→イタリア在住。
美味しいもの、特にスイーツが大好きです.。.:**:.。..

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

海外旅行おすすめ

  1. ポルト旅行体験記このポルトガル旅行でポルトの街に行こうと思った理由ですが、ソムリエの資格を取った…
  2. メルズーガ旅行体験記中学生のころにサン・テグジュペリの「星の王子様」を読んでから、ずっと砂漠の世…
  3. 西の果ての街 遥かなる憧れのリスボンと近郊の名所巡り| トラベルダイアリー
    リスボン旅行体験記隅っこの国になぜか惹かれる習性があり、日本から見て最果ての地、ポルトガルにいつ…
  4. ハンガリー・ブダペストを2泊3日で楽しむ旅| トラベルダイアリー
    ブダペスト旅行体験記ハンガリーの首都ブダペストは、その街の美しさから「ドナウの真珠」と称されてい…
  5. 3歳児でも思いっきり楽しめる!子連れグアムの旅③ ~アクティビティ編~| トラベルダイアリー
    グアム旅行体験記初めての子連れ海外旅行にオススメNO1のグアム。日本語サービスも充実していて治安…
  6. 南アフリカ・ヨハネスブルグの意外なお勧めスポットを紹介| トラベルダイアリー
    ヨハネスブルグ旅行体験記南部アフリカ周遊10日間のツアーで訪れました。ヨハネスブルグは世界でも治…
  7. ブリスベン旅行体験記2016年、当時オーストラリアに住んでいた姉を訪ね初めてのブリスベンへ。自然…
  8. バンコク旅行体験記バンコクには2019年秋に友人と二人で訪れました。成田空港からの直行便で格安ツ…
  9. 逆さマッターホルンを求めて…。スイス・リッフェル湖への旅| トラベルダイアリー
    リッフェル湖旅行「逆さ富士」ならぬ「逆さマッターホルン」が見られるといわれる、スイスの景勝地「リ…
  10. ルアンパバーン旅行体験記ラオスについて聞いたことはあるものの、日本人にはあまり馴染みのない国なの…

国内旅行おすすめ

  1. 大自然に飛び込もう!奄美大島マングローブカヌーツアー| トラベルダイアリー
    マングローブカヌーツアー体験記人生初のマングローブカヌーツアー。初心者の私でもカヌーを漕いでマン…
  2. 「一度は食べたいカキ氷」と「ひまわり畑」で楽しむ夏~in益子と真岡| トラベルダイアリー
    益子と真岡旅行体験記栃木県の益子町で「ひまわり祭り」が行われていたので、元気をいただきに行ってき…
  3. 静岡・山梨旅行体験記静岡県と山梨県と言えば、世界文化遺産である富士山と思い浮かびますね。…
  4. あまり知られていない名所!兵庫のおすすめ自然スポット巡り| トラベルダイアリー
    猿尾滝 玄武洞公園旅行体験記兵庫県といえば、神戸の夜景や姫路城が有名どころですが、今回は知る人ぞ知…
  5. 白浜~串本・那智勝浦旅行体験記和歌山を故郷に持つ友人夫妻の運転で高野山~龍神~白浜を観光。次…
  6. 1泊2日ですべておさえる!仙台観光スポットをギュッと詰めて巡る旅| トラベルダイアリー
    仙台旅行体験記 好きなアーティストのライブが仙台で開催されたため、あわせて観光もしよ…
  7. ワクワクがいっぱい。大人から子どもまで楽しめる!静岡・浜松| トラベルダイアリー
    浜松旅行体験記以前から気になっていた静岡。これまでなかなか行く機会がなかったのですが、今回は車で…
  8. まだあまり知られていない、鹿児島の秘境的アイランド、長島_トラベルダイアリー
    長島旅行体験記鹿児島県の北部に位置する、長島。面積約90㎢の島(日本の島で大きさ…
  9. 3歳児でも思いっきり楽しめる!子連れ沖縄の旅| トラベルダイアリー
    沖縄旅行体験記子連れリゾート旅行で人気NO1の沖縄。これまでも何度か沖縄には行ったことがありまし…
  10. はじめての一人旅・与論島で癒しの時間を過ごしてきた毎年10月の誕生日が近くなると、その年齢の目標…

最新記事

  1. 宮古島沖縄旅行体験記子連れリゾート旅行で人気NO1の沖縄。本島には多くのファミリーが訪れています…
  2. スペイン植民地時代の香り!クラシックカーとレトロな街並み、ハバナ | トラベルダイアリー
    ハバナ旅行体験記レトロかわいい街並みとクラシックカーという構図のイラストを見たことがある人は多い…
  3. 穴場南国リゾート!宮崎、日南で南国を味わう
    日南旅行体験記南国リゾートといったら沖縄がまず思い浮かぶでしょう。しかし、実は宮崎も元祖南国リゾ…
  4. 奄美大島旅行体験記 新しく世界遺産に登録された奄美大島。南の島として有名な沖縄の島々…
  5. 女子一人旅 in シンガポール チープとゴージャスと多民族| トラベルダイアリー
    シンガポール旅行体験記 以前の旅で出会った友達に会いにシンガポールへ行きました。都市…
  6. 女子一人旅 in トルコ③ 超穴場!トルコでローマ遺跡、ベルガマ| トラベルダイアリー
    ベルガマ旅行体験記 トルコの観光地でも日本人にはあまり知られていないベルガマに行って…
  7. たまてばこ号に乗って指宿へ。指宿のマンゴーは旨い!| トラベルダイアリー
    指宿旅行体験記鹿児島の温泉と言えば指宿温泉。指宿は砂湯や開聞岳で知られています。温泉街の近くに「…
  8. 女子一人旅 in トルコ③ 白い世界と古代遺跡、パムッカレ|トラベルダイアリー
    パムッカレ旅行体験記 トルコで次に訪れたのは、真っ白な段々の石灰棚で有名なパムッカレ…
  9. 沖縄最高の1日の過ごし方 〜海・滝・サンセットに癒され旅〜| トラベルダイアリー
    沖縄旅行体験記沖縄の泳げて遊べる面白い滝をご存知ですか?沖縄に来たなら海だけではなく是非この滝も…
  10. 女子一人旅 in 中国② 西塘で清朝の時代にタイムスリップ?|トラベルダイアリー
    西塘旅行体験記前回訪れてから2年、再び友達を訪ねて中国へ遊びに行ってきました。前回は友達が空港ま…

Archive

スカイツアーズ

PAGE TOP