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リエージュ旅行体験記
海外旅行が大好きな弟に勧められて以来、ずっと行ってみたかったベルギーの都市「リエージュ(Liège)」。首都ブリュッセルから電車で足を伸ばしてきました!ここではその時の模様を皆さまにご紹介します。
リエージュ旅行について
- 飾り気のないベルギーの風景に出会える点。
- ベルギー名物リエージュワッフル発祥の地である点。
- 高台からの絶景を望める点。
リエージュはベルギーで5番目に大きな都市。町全体としては工業が盛んですが、甘党の方にとっては「リエージュワッフル」や、高級チョコレートメーカー「Galler(ガレー)」などの、スイーツを生み出した地としての印象の方が強いかもしれません。ほどよく観光地化されている為、ふとした瞬間に、ベルギーの何気ない原風景に出会える点も魅力。特に、高台から望む街の風景は、一度見たら忘れられない絶景です。
リエージュ旅行のおすすめのスポット
Cathédrale Saint-Paul de Liège
リエージュを代表する「聖ポール大聖堂(リエージュ大聖堂)」。あいにく外は大改修中だったのですが、その分、中の様子がとても印象に残りました。特に魅力的だったのが、中央祭の奥を飾るステンドグラス。なんと、ベルギーで現存する最古のものだそうです。まわりを囲むように配置された白亜の彫刻たちも見事で、時代を経て黒ずんだ外観のとの対比が、よりいっそう華やかな雰囲気を引き立たせていました。
Montagne de Buerenの階段
写真はリエージュ名物!?「ビューラン山(モンターニュ・ド・ビュラン)」にある374段の階段です。友人と「休みなしで上まで行こう」なんて話しながら登り始めてしまったため、行きは途中まで全く気付かなかったのですが、階段の途中でくるっとうしろを向くと、リエージュの美しき街が一望できました。場所自体は何気ないところなのですが、日本では決して見られない、ヨーロッパの生活感たっぷりの景色に出会えます。
戦争記念碑と城塞、その先の眺望
ビューラン山をあがったところには戦争記念碑(モニュマン)や城塞(シタデル)がありました。リエージュは第一次世界大戦で、最も激しい戦闘が起こった場所のひとつです。美しい眺望に感動しつつ、この景色が戦争による多くの犠牲の上に成り立っていることを忘れないように、この美しい景色を未来へ守っていけるようにしなければならないとも痛感しました。
リエージュでのおすすめグルメ
Gaufre de Liège
日本でも人気の「ベルギーワッフル」。実は本国ベルギーでは大きく2種類に大別されます。一つは「ブリュッセル風(Gaufre de Bruxelles)」。そしてもう一つが「リエージュ風ワッフル(Gaufre de Liège)」です。リエージュ風は丸型が特徴。食べるとカラメルのようなつやつやのお砂糖がジャリっと鳴って、観光の疲れが一気に吹き飛びました。
リエージュでのおすすめのショッピングスポット
Rue des Dominicains
ドミニカン通りは聖ポール大聖堂周辺に広がる大通り。地元リエージュで産声を上げたフランスの有名チョコレート「ガレ―(Galler)」や、日本でも人気のヨーロッパメーカーのお店、レストランなど、思わず立ち止まって中を覗きたくなってしまうお店がたくさんありました。目と鼻の先には 東京五輪のロゴ問題で話題になったリエージュ劇場(Théâtre de Liège)も…。観光にショッピングに、見どころがたくさんあるエリアです。
リエージュにて宿泊したホテル
Hotel ibis Liège Centre Opéra
「ホテル・イビス・リエージュ・サントル・オペラ」はドミニカン通り周辺にある仏チェーン系ホテル。観光中心地から近かった為、夕食後すぐに部屋に戻ることが出来、大満足でした。唯一の欠点?は、ブリュッセル駅からの電車が発着する「リエージュ=ギユマン駅 (Liège-Guillemins)」からやや遠いこと。利用予定の方は、タクシー等の交通機関をうまく利用しながら、ホテルまで向かうコトをおすすめします。
リエージュ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
私たちは個人手配で、電車でブリュッセルからリエージュへ行きました。駅から観光中心地までは約2キロと、結構距離があったものの、中心街に入ってからは歩いて主要エリアを巡ることが出来たので良かったです。ただ、英語表記が少なかった為、フランス語がわからない私たちは少し気疲れする場面も…。語学等に不安がある方は、ツアーなどで巡っても効率的でよいかもしれません。
リエージュ旅行に必要な持ち物とは
「チャック開閉式のバッグ」
滞在中は特に怖い思いをしなかったのですが、リエージュはベルギーの中でもあまり治安がよくない都市と言われています。出来る限りの安全確保を心がけた上で、出来たら鞄はチャック開閉式のしっかり閉まるものを持っていくと安心です。また、ホテルに宿泊予定の方は、一時的な外出であっても必ずスーツケースの鍵を閉めるようにしましょう。
リエージュ旅行で気を付けることとは!?
- 夜は出来る限り外出を控えましょう。
- 最高気温より最低気温を意識して服選びをしましょう。
- 到着駅にご注意。
リエージュは夜景も大変綺麗ですが、あまり治安が良くない為、出来る限り夜は早めに部屋に戻りましょう。また、一年を通じて気温が低めです。最高気温ではなく、最低気温を意識した服装を心がけると安心です。また「Liège -Guillemins (リエージュ=ギユマン)」「Liège -St -Lambert(リエージュ=サン・ランベール)」「Liège-Carre(リエージュ=カレ)」と、大きな駅が3つあります。利用予定の方は、駅の名前を念のためご確認下さい。
まとめ
中世、近代、戦前戦後…時代ごとにさまざまな表情を見せながら、成長をし続けるリエージュ。街には近代的な駅や橋、マンションなども立ち並んでおり、これからさらに街が変化していく予感に溢れていました。首都ブリュッセルから約1時間でアクセス可能な点も魅力。何年か後、今度は弟も誘って、また皆でリエージュの「今」を訪ねる旅をしたいと思っています。
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