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ソグネフィヨルド旅行体験記
夏のノルウェー観光として有名なのが、フィヨルド観光。その中でも、ヨーロッパ最長・最深と言われるソグネフィヨルドを堪能できるツアーに参加しました。約2時間クルーズ船に乗ってゆったりとフィヨルド観賞。その後、山岳鉄道に乗り換え、車窓からの景色を満喫するという王道の観光ルート。ソグネフィヨルド観光の魅力をたっぷりとお伝えします。
ソグネフィヨルド旅行について
- 自然が作り出した絶景「フィヨルド」を間近で体感できる。
- フィヨルドだけではない。豪快に流れ落ちる滝も迫力満点!
- 夜になっても日が落ちない、白夜を体験できる。
フィヨルドとは、氷河の浸食により作られた複雑な地形の湾や入り江のこと。ソグネフィヨルドはその長さ、深さともにヨーロッパ最大級と言われており、間近で見ると、本当に息を呑むような絶景です。また、見どころはフィヨルドだけでなく、滝もおすすめです。山々から豪快に流れ落ちる様子は迫力満点です。
そして、夏のソグネフィヨルド地域では、日本では体験できない白夜を体験できます。私達が行った8月は完全な白夜ではなかったですが、夜9時頃でも薄暗い夕方ぐらいの明るさで、不思議な感覚でした。
ソグネフィヨルド旅行のおすすめのスポット
クルーズのスタート地 グドヴァンゲン
フィヨルド観光のスタートは、グドヴァンゲンから。ここからクルーズ船に乗り、フロムまでの約2時間のフィヨルド観光に出発です。船内でゆったり座って窓越しに風景を楽しむこともできますが、私はぜひ外のデッキ上で見ることをおすすめします。ひんやりと澄んだ空気に、流れ落ちる滝の音。全身でフィヨルドの素晴らしさを感じることができます。高く連なる山々の間を、ゆっくりと船は進んで行きます。
世界遺産 ネーヨイフィヨルド
クルーズの途中で訪れたのが、世界文化遺産に登録されているネーヨイフィヨルドです。ここはソグネフィヨルドの支流で、最も狭い所では幅がわずか250mしかありません。両側に立ちはだかる断崖絶壁はまさに圧巻です。また、高く連なる山々から流れ落ちる滝も見ごたえがあります。
迫力満点 ショース滝
フロムに到着したら、次は山岳鉄道に乗り換えてミルダールへ向かいます。この鉄道はわずか20㎞の距離なのに、標高差はなんと866m。急こう配やトンネルを通り抜け、車窓からは美しい山々の景色が続きます。途中「ショース滝」で観光のために列車が5分停車してくれるのですが、驚くのがその水の勢い!物凄い水量と音で、そのスケールの大きさに圧倒されます。これは雪解け水が多い夏だからこそ見られる光景です。また、この滝には妖精がいるという言い伝えがあるらしく、滝の脇から妖精に扮した女性が綺麗な歌声とダンスを披露するという演出もあります。
ソグネフィヨルドでのおすすめグルメ
本場 ノルウェーサーモンと、珍しい ブラウンチーズ
ノルウェーのグルメと言えば、言わずと知れた「ノルウェーサーモン」。さすが本場、今回の旅行中は毎日ノルウェーサーモンを食べる機会がありました。たっぷりと脂がのって、口の中でもとろけるようなその味わいは格別です。
そして、今回の旅行で初めて知ったのが「ブラウンチーズ」。ノルウェーの家庭では必ず食卓に出てくるそうです。ほんのりキャラメルのような風味もあり、独特の甘味があります。パンにそのままのせるも良し、サーモンやハムを添えてオープンサンドにするも良し、私もすっかりお気に入りのチーズになりました。
ソグネフィヨルドでのおすすめのショッピングスポット
山岳鉄道 フロム駅
ソグネフィヨルド地域でお土産を買うなら、山岳鉄道のフロム駅がおすすめです。自然を観光するようなエリアなのでショッピングストリートのような所は無いのですが、駅のビジターセンターでお土産物はたくさん販売されています。場所柄、手袋やニット帽などのニットアイテムが多かった印象です。珍しい物だと、トナカイの毛皮マットなどもありました。
ソグネフィヨルドにて宿泊したホテル
フィヨルドビューのホテル クオリティヴォーリングフォス
フィヨルドに面して建つホテルで、部屋の窓を開けると目の前にフィヨルドの景色が広がる最高のロケーションでした。部屋の中も広く、3人で利用しても十分に荷物も広げられ、ゆったりと過ごすことが出来ました。夕食と朝食はバイキングでしたが、種類も豊富で、嬉しいノルウェーサーモンとブラウンチーズも毎回堪能出来ました。
ソグネフィヨルド旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
阪急交通社 美しき北欧4か国周遊
今回私達は、旅行代理店の北欧4か国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク)周遊のツアーに参加しました。8日間で4つの国を周遊するので多少タイトスケジュールに感じたところもありましたが、それぞれの国の見どころを凝縮して周りつつ、フィヨルドのような時間をかけて見たい所はしっかりと時間を取ってくれているのは良かったです。個人旅行ではできない効率の良い移動ができ、添乗員さんの解説で各地域のことをより深く知りながら旅することができたのは、旅行代理店を使った良さだったと思います。
ソグネフィヨルド旅行に必要な持ち物
北欧は暖流の影響で緯度が高い割りに比較的暖かいと言われていますが、夏といっても日本の秋ぐらいの気候です。服装に関しては、昼間は長袖・長ズボンぐらいが丁度良いですが、朝晩は冷え込むこともあるので、更に1枚、羽織れる上着やストールなどがあると便利です。
買い物時は、ソグネフィヨルド地域に限らず、北欧諸国はキャッシュレス化が進んでいるので、小さな店舗でも現金での支払いができない場合があります。海外でも利用できるクレジットカードを持参する方が良いでしょう。
ソグネフィヨルド旅行での注意点
- 夏でも涼しいノルウェー。フィヨルド地区は市街地より肌寒い。
- 物価が高いので、必要な物は日本から持参がおすすめ。
夏でも涼しいノルウェーですが、フィヨルド地区はオスロなどの市街地に比べ、更に涼しく感じました。クルーズは風を受けながら2時間ほどの乗船になるので、ウィンドブレーカーなどの防寒着があると安心です。現地で調達することも可能ですが、物価が高いため、必要な物は事前に日本から持参するのがおすすめです。
まとめ
北欧4か国の中で自然を一番満喫できたのが、このソグネフィヨルド地域でした。学生時代に習って、なんとなく知っていたフィヨルドが、実際に目で見て、肌で感じて、こんなに壮大で素晴らしいものとは思っていませんでした。今回私達は旅行代理店のツアーを利用しましたが、ソグネフィヨルド地域には、個人旅行でオスロやベルゲンを拠点に鉄道で移動することもできます。フィヨルドに興味があると感じた方はもちろん、そうでない方にも、一度は見ていただきたいおすすめの旅先です。
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