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太宰府旅行体験記
土日に時間ができたため、1泊旅行に行こうとしたものの、季節は梅雨。なるべくなら雨が降っていない場所がいいな、と全国の天気予報とにらめっこして、福岡に行くことにしました。予報どおり、東京を出発した際には雨が降っていましたが、福岡は快晴でした。
太宰府旅行について
- 「アジアの玄関口」太宰府で、歴史を感じる
- 左遷されてブチ切れて、学問の神に祀られた菅原道真にお参り
- ついでに広大な九州国立博物館でさらに勉強を
福岡、太宰府は日本で最もアジアに近い場所で、古くは貿易の要所でした。大宰府政庁跡、鴻臚館などにその名残があります。また、政敵の罠にかかり、太宰府に左遷された菅原道真が有名です。菅原道真は死後、祟りをおそれた人々によって、太宰府天満宮に学問の神様として祀られました。学問を極めたい方や受験生のお参りが多いのですが、観光で訪れてもなんとなくお勉強気分になるところです。
太宰府旅行のおすすめのスポット
「太宰府天満宮 宝物殿」で太宰府の歴史を見る
太宰府天満宮は参拝の方が多いですが、本殿の近くにある「宝物殿」は人が少なく、ゆっくり見て回れます。太宰府天満宮といえば、菅原道真。平安時代の貴族で、大変優秀でしたが政敵の罠にかかって太宰府に左遷され、その2年後に亡くなってしまいます。その後、疫病が発生したり道真を左遷させた政敵が亡くなったりしたことから、道真の怒りだと考えられ、鎮めるために作られたのが太宰府天満宮。この宝物殿では、道真の刀など見ることができます。
「キリンビール」のラベルとそっくり、太宰府天満宮境内の麒麟像
参拝の途中、手水舎の近くに、パッと目を惹く麒麟像があります。1852年に博多商人から奉納されたとのことです。ツヤツヤ、どっしりしていて綺麗です。この麒麟とは、首の長いキリンとは別物で、中国の伝説上の聖獣です。「キリンビール」のラベルは、この麒麟像をモデルにしたという説があります。真偽は定かではありませんが、「キリンビール」のラベルも、聖獣・麒麟をモチーフにしていることは確かです。かっこいいですよね。
太宰府天満宮からエスカレーターで直通「九州国立博物館」
2005年に開館した、綺麗で巨大な国立博物館です。太宰府駅から徒歩で行く場合、参道かと思うような長い石段を登る必要があり大変ですが、太宰府天満宮からはエスカレーターと動く歩道で楽に移動ができます。太宰府は古くより、主に中国との貿易の要になった土地であるため、九州国立博物館のメインテーマも、アジア諸地域との交流の歴史に置かれています。広々してゆっくりできますし、勉強になる博物館です。
福岡でのおすすめグルメ
おこもりステイでホテルのモーニングボックス
福岡グルメは楽しみにしており、太宰府バーガー、梅ヶ枝餅、草木饅頭あたりをチェックしていたのですが、今回はお腹のすき具合とタイミングが合わず。宿泊したホテル「ザ・ベーシック福岡」のモーニングボックスをご紹介します。何種類かから好きなモーニングボックスを選び、前日予約しておくと、指定した時間に部屋まで持ってきてくれました。大変ゴージャスでボリューミーなモーニングでした。
福岡でのおすすめショッピング
おやみげには福岡の名産「明太子」
福岡名産である明太子の包装に「北海道産たらこ使用」と記載されているのを見て「ン?」と思ってしまいますが、明太子の原料となるたらこは北海道産などです。明太子がなぜ、原料の生産地ではない福岡の名産になっているかというと、昭和24年、明太子の製法を生み出した川原俊夫さんが、博多で創業したことによります。また、川原俊夫さんが特許を取らず、周囲に製法を教えたことから、明太子を作るお店が増え、福岡の名産になったとのことです。空港でも複数の明太子の老舗から買えるのは、川原さんのおかげですね。
福岡にて宿泊したホテル
4つ星ホテル「ザ・ベーシックス福岡」で贅沢なおこもりステイ
博多駅から徒歩7分です。ロビーには、高さ42メートルの吹き抜けに、8メートルの本棚が設置されており、一歩入ると、非日常に浸れます。本棚には美術書等が並べられており、滞在中に貸出もしてくれるようです。フロントの対応が優しく、チェックインの時間より早く着きましたが部屋に入れてくれました。部屋着も大変肌触りが良く、おこもりステイに最適です。
太宰府旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
今回は、福岡に行くことだけを先に決め、「ANA楽パック(航空券+宿泊)」で飛行機のチケットとホテルを取りました。予約する際に、飛行機代、ホテル代を個別で見ないためか、いつもより高級ホテルをうっかり予約してしまったような。しかし旅行とはいえ感染症対策でいつもよりホテルにいる時間が長いため、居心地のよいステイで大満足でした。
太宰府旅行に必要な持ち物
福岡県、太宰府はけっこう都会なので、少し遠出に行くぐらいの感覚で問題ないです。履きなれたスニーカー、天気の日は日焼け止めやサングラスがあると良いです。もし夏季に旅行される方は、福岡は昼夜を問わず暑さが厳しい地域なので、暑さ対策に気を付けるのが良さそうです。最近は温暖化が進んでいるためか、3月から夏日になっている年もあります・・。
太宰府旅行での注意点
- 移動はバスがお勧め。行先を間違えないように
- 運転マナーの評判はイマイチ。レンタカーでの移動は気を付けて
- 太宰府天満宮の駐車場は混むことがあるので事前に要チェック
福岡はバス王国と言われるほど、バスの量が多く、かつバス移動が便利なところです。目的地に電車で行こうとすると、何度も乗り換えが必要なところ、バスだと1本で行けるというケースもあります。また、バスの運転手さんなども大変親切で、乗客のみなさんも心地よくバスを利用しているのが感じられます。
まとめ
東京の雨を避けるために訪れた福岡・太宰府ですが、予報どおり快晴だったものの、泊まったホテルが居心地よかったため、ホテルで大半を過ごしてしまいました。福岡市内のバスの交通量に驚愕し、有名どころの太宰府天満宮とその近くの九州国立博物館を訪れたぐらいで、東京に戻ってしまいましたが、歴史を感じる見どころが多いことがわかったので、次回は大宰府政庁跡などにも行ってみたいです。
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