目次
熊本旅行体験記
夏休みの旅行にどこに行こうか悩んだ結果、気になる観光地がたくさんあった熊本県内をぐるぐる回る旅をすることにしました。熊本県は南北に長いので3日ほどに分けて観光しました。レンタカーで気ままに観光地をめぐりグルメを堪能する旅の始まりです♪
熊本旅行について
- 山の幸と海の幸を楽しもう!グルメな九州旅♪
- 九州は温泉大国!湯めぐりも楽しもう♪
- 近世から近代への日本史をめぐる史跡もたくさん♪
食べ物がおいしい場所、と聞くと北海道を想像する方が多いと思うのですが、実は九州もおいしい食べ物の宝庫です!
周りを海に囲まれ、夏は暑く、冬は寒い、そんな地形ではぐくまれる魚介やお魚は絶品です。九州は酪農も盛んなので、おいしい牛肉や豚肉も堪能できます。抵抗がない方なら馬刺しもおすすめです。産地直送の新鮮な馬刺しが楽しめますよ!
熊本旅行のおすすめのスポット
金栗四三生家
大河ドラマでも有名になった日本人初のオリンピック選手、金栗四三氏の生家を見学することができます。
築200年を超える日本家屋は、歴史的資料としても貴重です。江戸時代から続く酒造会社だった金栗家の家屋は大変立派で、土間の一部に酒造樽や酒造に使う道具が残されるなど「江戸時代から続く名家」の歴史を感じさせてくれます。
かつては3世帯15人以上が暮らした家屋も、今は住民がおらず記念館として開放されています(2021年3月までの予定になりますのでお出かけの際はホームページなどで確認ください)
万田坑
九州は日本で二番目にできた官営の八幡製鉄所(現在のJFEスチールの前身企業)があることもあり、明治時代から日本の製鉄業をリードしてきた地域です。製鉄業に欠かせないのが原料である鉄鉱石だけではなく、石炭が重要になります。原料の鉄鉱石は日本国内での産出が僅少であることから輸入に頼っていましたが、石炭は輸送コストの兼ね合いから国内の近隣地区で採掘されていました。
この万田坑も九州の製鉄業を支える三井三池炭鉱のひとつとして、石油エネルギーへの転換や内外コスト差により国内石炭の需要が低下した昭和中頃まで操業していました。(平成9年に保守管理が終了し、以降観光施設として営業)
明治時代に作られた石炭採掘に欠かせない竪坑や巨大なウインチなどは一見の価値ありです。
周辺には無料の資料館もありますので、お時間があれば一緒に見てみてはいかがでしょうか。
田原坂
日本の歴史の中で近世と近代をわけるのは明治維新と言われています。明治維新は鳥羽伏見の戦いで大勢が決し、会津戊辰戦争で武士の時代が終わり、函館戦争で明治政府の覇権が確立したとされますが、明治維新がなされたからといって「武士であった人間」がゼロになったわけではありません。新政府が動き出したことで職や財産や生活基盤が脅かされたり、果ては失った人々も多数います。
新政府に不満を持った旧支配者層である武士たちが、薩摩の西郷隆盛を擁し決起したのが「西南戦争」です。
ここ田原坂は西南戦争の激戦地と言われ、薩摩軍・政府軍ともに多くの死傷者を出しました。交通の要所である田原坂を政府軍に抑えられた薩摩軍はそれ以後北上することができず、西郷隆盛は鹿児島の地で最期を迎えることになりました。
鎌倉幕府設立からの「武士の時代」が完全に終わった地である田原坂を眺めながら休憩するのもおすすめです。
田原坂の近くには西南戦争記念館もありますので、ぜひ足を運んでみてください。戦いの様子をリアルに表現したジオラマは必見です。
熊本市でのおすすめグルメ
HERO海
熊本市内に複数の店舗を構える天草牛深の回線を味わえる居酒屋です。観光客だけではなく、地元の人たちにも愛されているお店で、店員さんもハキハキとした接客で迎えてくれます。
オススメはなんいっても刺身の盛り合わせです!お値段以上の盛りっぷりでお酒が進むこと間違いなし!
熊本の郷土料理である辛子レンコンもほどよい辛味で美味しくいただけます。
熊本繁華街近くにありますので、熊本城の観光後にもお勧めです。
天外天
九州のラーメンというと博多ラーメンが有名ですが、熊本のとんこつラーメンもおすすめです。ベースは豚骨スープに細麺、と博多ラーメンに似ているのですが、香ばしさを演出するのが黒いマーユとガーリックです。
ここ天外天ではいっぱいのガーリックパウダーが振りかけられていて食欲をそそります。
豚骨スープは思ったよりさっぱりしているので飲んだ後の〆におすすめです。
なんせ営業時間が20時から24時という〆ぴったりな営業スタイルとなっています。
「飲み終わったサラリーマンが吸い寄せられる」と言われるそうですが、確かに納得です。
お昼の時間にも食べたい!という方はJR熊本駅にも支店がありますので、そちらをご利用ください。
熊本にて宿泊したホテル
スーパーホテルLOHAS熊本
熊本市街地にあるビジネスホテルです。繁華街からは路面電車で3-5駅ほど離れていますが、路面電車の駅からは1分になりますのでアクセスに不便はありません。
頑張れば歩いて20分くらいで繁華街までご飯を食べに行けますので、気候が良くて元気があるときは徒歩もおすすめです。
ここのホテルのおすすめポイントは「大浴場」と「駐車場140台完備(1泊500円)」です。
旅の疲れを広いお風呂で取れるのはとてもありがたいですよね。コインランドリーもあるので、長旅になるときにもお勧めです。
繁華街から少し離れていることから駐車場がたくさん用意されているのもありがたいです。タワー型ですが朝7時から夜11時まで入出庫できます(深夜時間帯は入出庫不可)
通常の利用なら特に問題にはならないと思います。
熊本旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
じゃらんパックでホテルと往復飛行機を予約し、後のレンタカーなどは個別で手配しました。パック代金で予約できるので個別で航空券を予約するより安く抑えることができました。
熊本県内をぐるぐると回る旅でしたので、レンタカーは必須です。高速道路や山道も結構多いですので、軽自動車ではなく普通自動車で予約するのがおすすめです。急な坂道を軽自動車で走ろうとすると後ろの車にイライラされます(笑)
熊本旅行に必要な持ち物
国内旅行ですので特別な持ち物は必要ないと思います。ただし夏はかなり暑くなりますので、帽子や日焼け止めなど熱中症対策に気を付けて準備をするといいかと思います。
できれば涼しいところに行きたい…ということであれば比較的気温の低い阿蘇エリアもおすすめです。ただし、当然冬には雪が積もるエリアも出ますのでお出かけ前の確認をお忘れなく。営業時間の短縮もあり得ます。
熊本旅行での注意点
- 熊本市街地の運転は市電との戦い
- 夏は暑くなりやすいので、熱中症対策を十分に
- 公共交通機関では巡りにくい、レンタカー推奨
熊本の市街地は見た目はよくある地方都市なのですが、関東にはほぼない(正確には都電荒川線がありますが…)路面電車が市街地のメイン道路を走っています。市電がある場合交通ルールが少し複雑になりますので注意が必要です。(市街地ではあまり見かけない「黄色の点滅信号」なんかがあります)まわりに同じ動きをしている車があれば、合わせて動くのがおすすめです。
まとめ
今回は熊本北部の観光地を中心にめぐってみました。熊本観光ですと阿蘇に行く方が多いのですが、北部エリアにも歴史を感じさせる建物がたくさん残っていますので是非訪れてみてください。特に田原坂は険しい坂道をたどると、ここで戦うのは大変だったろうな…と明治時代に思いをはせることができると思います。
万田坑は熊本というよりは福岡県大牟田市に近いため、福岡エリアからのアクセスも可能です。(万田坑へバスでアクセスする場合は大牟田方面からのアクセスがおすすめです、ただしバスは一日に1本しかありません…)
この記事へのコメントはありません。