目次
高野龍神旅行体験記
和歌山県を故郷に持つ、友人夫妻によるナビゲーション。
人の好い夫妻のナビと運転で招待された和歌山の旅の入り口は、日本三美人の湯として有名な龍神温泉でした。
美しく奥深い大自然の中、川の音を聞きながら湯に浸かる…オトナの休日にふさわしいスポットです。
高野龍神旅行について
- 平安時代から受け継がれる「高野山」の荘厳な空気。
- 高野龍神スカイラインのパノラマ大自然!
- せせらぎの音に誘われて出会う「川魚料理と日本三美人の湯」
ユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部に登録されている高野山。
平安時代から歴史がある日本仏教の聖地故の神聖さは、まさに「肌で感じる」実感そのもの。
聖地のひとつ、奥之院には戦国武将のお墓なども。
高野山を堪能した後は「高野龍神スカイライン」で手つかずのパノラマ大自然を満喫。
高野山の空気と視界いっぱいの自然で内側からきりっと清めた後は「龍神温泉」でほっこりと。
心も体もほぐれたところに、龍神村のおいしい料理を食べれば、静かなオトナの休日の完成です…!
高野龍神旅行のおすすめのスポット
高野山と法話
奈良県天理の方から紀ノ川を抜け、たどり着いた金剛峯寺前駐車場。
降り立てばすぐに高野山の「正門」が目の前に現れます。
この日は秋晴れの気持ちよい日で、微かに色づく木々が歓迎してくれているようでした。
高野山全体が境内になるので、とにかく見るところがたくさん!
ふらりと立ち寄ったひとつのお寺の中では、広間で尼さんが法話をされていました。
中ではお茶とお茶菓子も頂けるようです。
柔らかな雰囲気の中、リラックスしながらも、真剣に聞き入っている子供たちの姿が印象的でした。
少し離れたところに「奥之院」があり、戦国武将の墓や企業墓などがずらり。
企業墓にはコーヒーカップや清涼飲料水の形をしていたりと、ユニーク形のものがあって驚きます。
高野龍神スカイライン
高野山と龍神温泉をつなぐ「高野龍神スカイライン」日本百名道にも選ばれている絶景を楽しめる道。
秋晴れのこの日はとにかく最高のロケーション!
山並みを撫でる風は爽やかで、視界いっぱいに広がる木々を優しく揺らしていました。
とにもかくにも360°山、山、山の大自然。全身で感じる自然に心がスッキリ晴れていきます。
夏にはシャクナゲ、晩秋には視界いっぱいの紅葉も楽しめるよう…また来たくなっちゃいますね
龍神村と日高川のせせらぎ
高野龍神スカイラインを南へ下ると龍神村へ入ります。
40キロの山道を進んで行くと見えてくる龍神温泉の看板たち。
龍神温泉元湯近くに車を停め、降りた瞬間に聞こえる日高川のせせらぎ。
観光客でぐつぐつ…という事はなく、静かでひっそりとたたずんでいるという言葉がぴったり。
大人なスポットとはまさにここか、と思いました。時々吹き抜ける風が気持ちよくて、隠れ処にでも来たような心地になります。
高野龍神でのおすすめグルメ
胡麻豆腐 濱田屋
高野山金剛峯寺前駐車場から奥之院方面の道すがら、少し南に入ったところにある「濱田屋」
明治創業と歴史あるこちらの胡麻豆腐はわさび醤油、和三盆でいただけるようでした。
私はわさび醤油、友人夫妻は和三盆と通な選択。
胡麻豆腐って独特の苦みが少し苦手で、ドキドキしながら試食…。
しかしびっくり、一口食べただけで口いっぱいに広がる芳ばしい胡麻の香り。
ねっとり濃厚な舌触りに、これまで食べた胡麻豆腐のイメージが完全になくなりました。
ほろ苦さはあるのですが全然気にならず、むしろその苦さがわさび醤油といい感じに混ざって和の味わいに感動しました。
和三盆も少しつまんだのですが、こちらはまた全く違う味わい。デザート感覚です。
濃厚でしっかりした胡麻豆腐なので、一人で二つは重いかも…?シェアして食べるのがおすすめです。
高野龍神でのおすすめのショッピングスポット
道の駅 龍神
龍神温泉元湯近くにある道の駅に立ち寄りました。
中には道の駅らしく、地場産の野菜や果物、工芸品などが売られています。
木工製品が多く、秋だったので和歌山名産の柿もたくさん売っていました。
紀州と言えば梅。梅干しはもちろん、梅を加工したジャムや、柚子の加工品など特産品が並んでいて見ているだけで楽しいです。
昼食はこちらで川魚のおそばを注文。
日高川にかかる吊り橋を眺められるテラスで、川の流れる音を聞きながら食べるおそばはとっても美味しかったです。
高野龍神旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
マイカーでのドライブツアー
- 高野山周辺を時間を気にせず見学できる自由時間
- 公共交通機関では行きにくいお店や道を通れる小回りの良さ
- 絶景ドライブコースを楽しめるのはマイカーならでは!
- 食事のタイミングを逃すと食べ損ねる事もあるかも…
- トイレや水分補給はこまめに。自販機は時々…コンビニなどはほぼ皆無
- 隠れ処的スポットには駐車場がないことも
高野龍神旅行に必要な持ち物
歩きやすい靴は必須。
高野山自体がその名の通り山一帯ですので、階段はあれど登ったり下りたりが結構あります。
暑い季節にはタオル、そして自販機なども十分ではないので水分補給用の水もあると良いです。
龍神温泉に入るときはタオルがあるとラクです(貸出あります)
高野龍神旅行での注意点
高野山周辺は大丈夫ですが、龍神温泉方面へ向かうと山道を走っていくので、当然のことながらトイレや食料の購入が難しくなります。
できれば高野山周辺でそろえておくのが大切。
高野龍神スカイラインはくねくね道なので運転に自信がない方は注意した方がいいかも…。
まとめ
秋の爽やかな天候の中、自然たっぷりの高野山を回るのはとても気持ちがよかったです。
枯山水や日本らしい建築物を堪能し、厳かな雰囲気のある境内からまったり空間で法話を聞いたりと和の醍醐味が詰まった場所でした。
手つかずの大自然が残る高野龍神スカイラインの風景は一見の価値ありです。
途中で車を停めて、360°の山々に思わず「やっほー」と叫ぶなど、童心に戻って純粋に楽しむことができます。
龍神のつるつるの温泉に川魚の美味しいおそばなど自然が育んだ恵みを堪能できる、ちょっと渋めのオトナ旅。
都会の喧騒に疲れた心におすすめのスポットです。
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