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モンドヴィ(Mondovì)の熱気球大会に行ってきました!
北イタリアのモンドヴィは、イタリアで登録された最初の熱気球が出発した地として名高く、毎年1月6日の公現祭の頃、熱気球大会が開催されます。人生で1度も熱気球を間近で見たことのなかった私。思い切って、モンドヴィに熱気球を見に行くことにしました。
モンドヴィ(Mondovì)の熱気球大会とはどんなイベント?
- 北イタリアのお正月の空に舞う熱気球をたっぷりと鑑賞できる点
- 3日間行われるイベントは全て無料で参加できる点
- 公現祭の雰囲気をカトリックの本場イタリアで感じられる点
モンドヴィの熱気球大会は正式名称を「ラドゥーノ・ディ・モンゴルフィエーレ・ディ・モンドヴィ(Raduno di Mongolfiere di Mondovì)」といいます。ラドゥーノには「大会」という意味の他に「祭典」や「つどい」といった意味もあり、会期中は競技以外にも、ショーや乗船ツアーなど、様々な催しが行われます。イベントはすべて無料。「公現祭」というカトリックの行事に合わせて開かれるイベントなので、そのお祝いの雰囲気も垣間見ることが出来ます。
モンドヴィ(Mondovì)の熱気球大会の見どころベスト5
モンドヴィの大空を舞う熱気球たち
一度に二、三機の熱気球を見たことがある人はいるかもしれませんが、数十機の熱気球を見たことがある人は、そう多くはないのではないでしょうか?3日間にわたる熱気球大会は、モンドヴィのお正月の大空に向かってたくさんの熱気球が舞い、大変華やかでした。一応競争をしているようなのですが…、遠くから見ていると大変のんびりとした雰囲気。風が吹くたびに、あっちに流され、こっちに流され、どんどん順位が変化している様に思わずほっこりとしてしまいました。
動物や人の顔!?モンドヴィっ子たちの楽しみ、おもしろ熱気球
熱気球の中には、毎年とってもユニークなものも複数エントリーしています。この年はコアラの顔、ペンギン、そしてゴッホの顔をした熱気球などがお目見えし、地元の子供たちを中心に、多くの観客たちを沸かせていました!膨らます時の様子も面白いですし、空に上がった後も、風に吹かれてあっちを向いたり、こっちを向いたり。まるで本当に生きているかのような気まぐれな姿がたまりません。
モンドヴィの高台から見物する際に利用する、ケーブルカー
熱気球大会の様子は、日本の花火大会のように、街のいたるところから見ることが出来ます。中でも人気なのが高台からの見物。ベルヴェデーレ庭園(Giardini del Belvedere)という高台に広がる庭園からの眺めが特に人気で、ここへはケーブルカーを使って行くことが出来ます。イタリアでは、今も人々の生活を支え続けるケーブルカー。庭園へ行きがてら、利用してみてはいかがでしょうか?
モンドヴィの熱気球は、出発地点でのイベントも見逃せません
大会に参加する熱気球たちは、街中の「ヨーロッパ公園(パルコ・エウロパ・Parco europa)」という所から、空へ向かって出発します。こちらもイベント期間中は大変な賑わい。熱気球だけでなく、ご当地グルメを扱うフードワゴンや、オリジナルグッズの販売店、子供向けの機関車の遊具なども設置され、多くの人が集まります。大会はたいてい午後スタートですので、午前中、時間に余裕がある方は、是非遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
モンドヴィのシンボル、ヨーロピアンな時計塔が素敵
モンドヴィの高台、ベルヴェデーレ庭園内にそびえたつ時計塔、トッレ・チービカ(Torre Civica)は、街のシンボルです。イベント期間中は、残念ながら上にあがれませんでしたが、普段は2ユーロで上にあがることもできるそう。周辺は思ったよりも混雑しておらず、のんびりと勝利の行方を見守ることができました。ヨーロピアンな時計塔と、熱気球とのコラボレーションを楽しみたい方は、是非足を運んでみてください。
モンドヴィ(Mondovì)の熱気球大会のとっておきグルメ
Pasta di meriga
パスタ・ディ・メリガ(Pasta di meriga)はとうもろこし粉を使って作る、モンドヴィのご当地クッキーです。アメリカや日本でも発売されるほど人気の地元発お菓子メーカー「micheris(ミケリス)」のパスタ・ディ・メリガが一押し。モンドヴィ郊外にはミケリスの経営するレストランもあり、いつもたくさんの人で賑わっています。
モンドヴィ(Mondovì)の熱気球大会必須アイテム・服装・その他
「せっかくなので綺麗な熱気球の写真が撮りたい!」という方は、望遠機能の高いカメラを持っていくことをオススメします。もちろんスマホやコンパクトサイズのデジタルカメラでも撮影可能なのですが、機種によっては望遠での撮影がイマイチなことも…。ズームアップするたびに、画面が汚くなり、目で見た時のような美しい感動をカメラの中におさめるのが難しい可能性があります。
モンドヴィ(Mondovì)の熱気球大会での注意点
モンドヴィの熱気球大会は、毎年「公現祭」というカトリックの祝日に合わせて開催されます。公現祭は1月6日。この頃のモンドヴィは、晴れることが多いのですが、晴れて湿度が低い分、とにかく「寒い」です。気球が上がる会場は障害物が少ない、だだっびろい土地なので、寒くても風をよけたりあたたまったりする場所がありません。是非、しっかりとした防寒対策してお出かけください。
まとめ
イタリアの公現祭は、冬休みの終わりを告げる祝日。そして、子供たちにとっての祝日でもあります。街の博物館やショップは祝日につき、店を閉めていることも多いので「お目当ての場所がやってなーい!」とお嘆きの方。是非、熱気球観戦に出かけてみてはいかがでしょうか?青い空、のんびりとしたムードや子供たちの笑い声は、心の底から癒されること間違いありません。
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