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イタリアのランチについて徹底解説します!
美食の国に生きるイタリア人。彼らが、普段のランチにどのようなものを食べているか、気になる方も多いのではないでしょうか!?ここでは私の滞在経験をもとに、イタリア人たちの普段のランチ事情について、日本との違いをご紹介します♡
イタリアのランチとは、いったいどのようなもの!?
- 普段のランチは十人十色です。
- 学生も社会人も、家に食べに帰る人が結構います。
- 学校や会社で食べる時はイタリア式でいただきます。
日本と同じで、イタリア人たちも普段のランチは十人十色。友人たちと外食を楽しむ人もいれば、家から持ってきた夕食の残りでちゃちゃっと済ませる人もいます。日本と大きく異なる点は、家に食べに帰る人が意外と多い点。学校給食ですら、強制ではないので、食堂で学食を食べる子もいれば、家に一旦帰って食べてから戻ってくる子もいます。学校や会社の食堂で食べると、思わぬ文化の違いが垣間見えるのも興味深いところ。この後詳しくご紹介します♪
イタリアのランチ、チェックポイント5選
なにはなくとも、食後のエスプレッソはマスト!
たとえ、お昼が中華料理であっても、お寿司であっても、イタリア人たちは食後にエスプレッソコーヒーを1杯飲んで〆(しめ)ることを忘れません。お昼休み終わり頃の、会社や学校の廊下スペースにあるエスプレッソマシンの前は、さながら日本の喫煙所のよう!コーヒーを飲む人も飲まない人も、なんとなく集まって、皆でしばしコーヒーと会話を楽しみ、それぞれのデスクに戻っていきます。
学校や会社で食べる時は、なんちゃってフルコース風。
イタリアの社食(一般向けに開放している所もあります)に以前食べに行って驚いたのが、ランチがイタリアのフルコースのような構成になっている点です。…といっても、実態は日本の社食とほとんど変わらないのですが、それでもおぼんを持って「プリモ(第一の皿)」「セコンド(第二の皿)」といった感じで一皿ずつ取っていくスタイルは、なんだかとってもワクワクしました。学食の場合は、給食のおばちゃんが、プリモを食べ終わるとセコンドの皿を出してくれるそう。ここまでくるとコース料理感がさらに増しそうですね!
実はアメリカっぽいランチメニューもじわじわ人気。
若者を中心に、ランチにアメリカンなメニューを食べる人もじわじわ増えてきたイタリア。特にハンバーガーやアメリカ風のチーズとろーり肉厚ピザは、ランチの時間帯になると、多くの若者が店の前に列をなしています。リーズナブルかつ、家では出てこないメニューだからこそ、チャレンジしたい衝動にかられるのかも!街で行列店を見かけて、近付いてみると、意外とただのフライドポテト店だったりしてがっかりすることもあります(笑)。
サクッとランチの定番、切り売りピッツァ。
お昼に丸々1枚、丸いピザを食べるイタリア人もいますが、切り売りのピザ「Pizza al Taglio(ピッツァ・アル・ターリオ)」を食べる人も多いです。ショーケースから好きなピザを選んで店員さんに欲しい量を言うと、切り売りしてもらえるシステム。お腹の空き具合や、ランチに割ける時間などを考慮しながら、適量を注文することが出来る上、パソコンを見ながら片手でつまめるので、オフィスランチにもってこいの一品です。
とはいえ、時間がない時のランチは結構適当です(笑)。
イタリア人のランチ事情について、色々とご紹介してきました…が、やっぱり平日は、私たち日本人とおんなじ!そこまでランチに全力投球してもいられません。割と定番なのは、写真のようにクスクスやパスタを適当にソースや野菜と絡めて持ってくる人。(日本でいう”ふりかけおにぎり”のようなものでしょうか…)。また、家が近い人は「持ってくることすら面倒!」と一旦帰って、夕食の残りなどをササっと食べてから、午後また帰って来るコトも多いです。
イタリアのランチ、見逃せないポイントとは
じわじわ人気!ランチにお寿司。
正直1パック1,000円近くするため「毎日!」とはいかないものの、イタリア人の中には、ランチに「寿司とコーラ、〆にエスプレッソ!」なんて人もいます。曰く、日本食はとにかくその名前を聞くだけで「ヘルシー」という印象なのだそう。いまや、たいていのスーパーには2-3種類、パック寿司がラインナップされているので、日本食店まで買いに行く必要なし!ダイエット中や、胃が疲れている時などに選択肢の一つとして好まれています。
イタリアのランチ、お役立ちグッズとは
「自動販売機コンビニ」
イタリアには日本のようなコンビニエンスストアはありません。しかし、駅や街中、オフィスや学校には、自動販売機コンビニがたくさん!お菓子やドリンクが買えるものもあれば、サンドイッチやパンが買えるものもあります。たいてい、すぐ傍にはエスプレッソコーヒーが飲める自動販売機もあるので、これらをうまく組み合わせれば、あっという間に豪華ランチの出来上がり!時間を気にせず利用できる点も魅力です。
イタリアのランチで注意点するべき点とは
「お店のオープンが、日本より遅めです」
日本ではランチの営業はだいたい11時過ぎ頃から始まると思います。しかし、イタリアでは12時半くらいからオープンするところが多め。しかも、始まった直後はまだシャッターを開けただけ…というコトがほとんどなので、店のエンジンがかかり始めるのは、だいたい13時前後となります。旅行でイタリアに行くと、時差ボケも相まって11時頃からお腹が空いてしまうもの。そんな時は自販機コンビニなどを上手に利用してみてください。
まとめ
「食べるために生きている!」といっても過言ではないイタリア人。しかしながら、平日のランチでは、意外と私たち日本人と似たような点もあり、親しみが沸きます。イタリアを旅行中、ランチを食べる時は、是非現地の人たちの日常風景もこっそりチェックしてみてください。また、スーパーなどにあるお惣菜フードは、ホテルのお部屋でゆっくりごはんを食べたい方にもお役立ち。是非便利に取り入れてみてください♪
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