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ザグレブ旅行体験記
ヨーロッパと言えばフランスやイギリス、イタリアなど観光客に人気の国がたくさんありますが、それらとはまた違う雰囲気を持つ東欧に行ってみたい!そう思い立ち決めたクロアチア旅行。決して大きいとは言えない国土に7つも世界遺産を持つクロアチア、その首都サグレブはノスタルジックでカワイイ街でした!
ザグレブ旅行について
- 街中歩いてみて回れちゃう、コンパクトシティ
- まるでタイムスリップ!中世の面影を残す旧市街
- かつての繁栄が垣間見える、19世紀の美しい建築が並ぶ新市街
首都でありながら、有名な見どころポイントだけなら2時間もあればまわれてしまうほど小さな町であるサグレブ。中世の街並みが残る高台の旧市街と、美しい19世紀の建築物が並ぶ新市街とに分かれています。旧市街を代表する見どころである大聖堂や、色とりどりの青果が並ぶ市場を覗いてみたり、はたまた、かつてはオリエント急行が停まっていたサグレブ中央駅で昔の繁栄と優美さを探してみるのもおもしろい街です。ふるいだけではなく、サグレブは新しくておしゃれなお店もたくさんあるので、カフェ巡りも楽しめます。
ザグレブ旅行のおすすめのスポット
旧市街の教会
かつては通商路の要衝として栄えたサグレブの街には、中世に作られた教会などの建物が数多く残っています。その代表とも言えるのが、聖母被昇天大聖堂です。元々は11世紀に作られ、その後何度か建て替えられて今に至ります。100mを越す尖塔が2つ並ぶ姿は、サグレブのシンボルとなっています。もう一つ外せないのは、聖マルコ教会です。屋根に施されたカラフルなモザイク模様は国や市の紋章を描いていて、まるでおもちゃのようなかわいらしさです。
新市街
新市街は、ほぼキレイに区画が分かれていて、複雑な道がないのでわかりやすいです。そんな新市街には、19世紀の優美な建築様式の建物がたくさん残っています。中はいたって普通のオフィスだったり、郵便局や銀行なんて場合もありますが、歴史を感じさせる趣と、ひとつひとつ細部にまで装飾が施された美しさは、それだけで立派な見どころになります。同じ建物は二つとないので、自分のお気に入りを見つけてみるのも楽しいです。
サグレブ中央駅
1892年開業のサグレブ中央駅は、ロンドンとイスタンブールを結ぶオリエント急行の発着駅でした。今も当時の豪華で風格のある雰囲気そのままの駅舎が堂々と佇んでいます。線路上には当時を思わせる蒸気機関車が佇み、出番を待っているかのようです。サグレブ中央駅のすぐ近くには、オリエント急行の乗客を泊めるために作られたという宮殿のようなホテルもあり、かつての繁栄を偲ばせます。駅の目の前には広大なトミスラフ広場が伸びていて、美しい緑に触れることもできます。
ザグレブでのおすすめグルメ
イェラチッチ広場周辺
広場に面して建ち並ぶネオクラシックの建物が美しい、旧市街と新市街の間にあるサグレブの中心にある広場です。旧市街、新市街、どちらを見てまわってもおのずとまたこの広場に戻って来てしまう、それくらい便利で人が集いやすい場所なのでこの周辺にお店がたくさんあります。サグレブはおしゃれなレストランやカフェが多いことでも有名。雰囲気のいいカフェやパン屋、ジェラート屋、気になるものを少しづつ買って、食べ歩きしたり広場で食べたりするのもまた旅の醍醐味です。
ザグレブでのおすすめのショッピングスポット
ドラツ青果市場
鮮やかな真っ赤なパラソルが所狭しと立ち並ぶ青空市場です。みずみずしいフルーツや野菜、色とりどりのお花など、見ているだけで楽しい気分になります。旅行中は自炊をすることはあまりないかも知れませんが、フルーツならつまめるかも。表示の価格はキロ単位ですが、1個だけ欲しい場合でも量り売りしてくれます。ドラツ市場の奥の階段を降りると屋内市場で、肉や魚などの冷蔵品が売られています。日本ではなかなか見られないこんな市場の様子、声をかけるとみんな気さくに写真撮影にも応じてくれますよ。
ザグレブにて宿泊したホテル
Hotel Jadra(ホテルヤドラン)
旧市街、新市街、どちらのエリアの中にあるわけではないものの、それらのエリアのすぐ横にあるので、観光がしやすい好立地のホテルです。シングルルームでしたがセミダブルベッドで広さも十分、清潔で良かったです。浴室はバスタブなしのシャワーブースだけで、アメニティなどは特にありませんでしたが、当時1泊1万円以下でしたので充分満足です。スタッフの方も気さくで、尋ねれば英語で対応してくれました。
ザグレブ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
クロアチアの行きたい都市だけ巡りたかったので、個人手配にしました。行ったことのない場所なので、観光にどれくらい日数がいるのか、ホテルはどのあたりが立地が良く治安も問題ないのかを調べるのが大変でした。サグレブは小さな街なので、ガイドブックの地図の範囲であればどこに泊まっても観光にはさほど問題はなさそうです。それと空港からの交通手段についても、到着時間、荷物の量などによって何がベストなのかの情報を集めるのに苦労しました。
ザグレブ旅行に必要な持ち物
指差し単語帳や翻訳機など、相手がクロアチア語の場合でも意思疎通できる道具があると便利です。私は最初、空港からバスでサグレブに着いたのですが、案内はクロアチア語で表記されていました。まさに右も左もわからない状態で、そこからサグレブ中心地に行くのにどのバスに乗ればいいのかも表示ではわかりませんでした。英語用窓口がありましたし、他にも英語が話せる人もいるでしょうが、多少はクロアチア語がわかるものがあるとより安心だと思います。
ザグレブ旅行での注意点
- クロアチアの通貨クーナへは到着前に代えておきましょう
- サグレブ街中の銀行での両替にはパスポートが必要なので忘れないように
- 教会は祈りの場なので静かに過ごしましょう
クロアチアはユーロ加盟国ですが、通貨はクーナという独自のものを使っています。大きなお店などではユーロも使えることもありますが、やはりクーナで用意しておく方がいいです。ただ、クーナはあまり日本では両替できるところがないので、現地に行ってから・・・と思っていると、空港から街まで行くのに切符が買えない、なんてこともあるので注意が必要です。
まとめ
サグレブは小さいながらも、旧市街、新市街、それに現代と色々な顔を持つユニークな都市です。私はついつい観光地を思いっきり詰め込んだ旅行計画をたててしまうのですが、サグレブでは名所観光の他に、公園で本を読んだり日記をつけたり、地元の人たちに混じってジェラートを頼んで歩きながら食べたりとゆったりとした時間を過ごしました。観光も楽しみつつ、のんびりと過ごすこともできる、それもまたこのサグレブという街の楽しみ方であり、魅力なんだと思います。
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