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フィレンツェ旅行体験記
後の文学や芸術に大きな影響を与えたルネッサンスの中心地、フィレンツェの芸術を五感で感じたいと思い、美術館巡りの旅に出ました。悠久の歴史を持つフィレンツェは街全体が一つの美術館のようで、終始その雰囲気に酔いしれる旅となりました・・・!
フィレンツェ旅行について
- 移動手段は徒歩がほとんど。とにかく散策が楽しい!
- たくさんの美術館、芸術に触れる場所で溢れています
- ワイン、チーズ、パスタ、ジェラート・・・食を堪能する
フィレンツェにはドゥオーモ、ウフィツィ美術館、アカデミア美術館、その他多くの観光スポットで溢れていますが、それらのほとんどは街の中心地にあるので徒歩で回ることができます。
アカデミア美術館からアルノ川沿いのヴェッキオ広場まで、迷路のように続く石畳の細道を歩いていると、ダンテの家やバルジェロ美術館、そしてヴェッキオ橋を渡り少し歩いてパルティーナ美術館など、とにかく至るところに美術館があります。寄り道したくなる小さなワインショップや文具店、そしてトスカーナ地方の美味しい食事も欠かせません。
フィレンツェ旅行のおすすめのスポット
夕方に行くのもおすすめ「ウフィツィ美術館」
ボッティチェリの有名な絵画「ヴィーナスの誕生」を一目見たいと向かったウフィツィ美術館。13世紀から18世紀に活躍したダ・ヴィンチやミケランジェロ、ジョット、ラファエロを始めとした芸術家たちの作品で溢れていて、見ごたえたっぷりでした。
美術館の見所は作品だけではありません。迫力のある外観、館内へ入ると広大な廊下で出迎える彫刻、見上げると美しい天井画。そして窓から見える夕日に照らされるフィレンツェの街並みは絶景でした!
宗教と科学、その対立と融合を感じる「ガリレオ博物館」
思わず立ち止まって見入ってしまうこちらの大きな天球儀は、アルノ川沿いにあるガリレオ博物館の展示品です。
クリスチャンでありながら、自然に対する見解が異端だと宗教裁判にかけられた「天文学の父」ガリレオ。神が創る自然を理解しようと発明、使用された彼の実験道具とそれらが展示されている館内の雰囲気は、現代の科学博物館とは異なる空間で、その時代ならではの世界観を見せてくれます。旅行中に私が唯一科学に触れることができた場所で、ここに訪れた後はフィレンツェがより一層歴史の深い街に見えました。
地元民からも愛される市場「メルカートチェントラーレ」
フライトで出会ったイタリア在住の方からオススメだと聞いて向かった市場、メルカートチェントラーレ。色とりどりのパスタや新鮮な食材、チーズなどは見ているだけでも楽しく、イタリアの食文化を堪能できました。2階のフードコートでは美味しいお酒やパスタを食べることができます。ガラスの天井でフードコート全体は明るい雰囲気。雨でも楽しめる場所です。
フィレンツェでのおすすめグルメ
Ristorante il Borghetto
ヴェッキオ橋を渡ってすぐの小さな飲食店。初めて本場のスパゲッティを食べたのがこちらでしたが、期待を裏切らない、濃厚で美味しいカルボナーラでした。ワインと、食後にレモンチェッロをいただき、イタリア料理を堪能しました。入口がガラス張りで店内も明るく、この日は外で開催されているパレードも見ることができました。店員さんもフレンドリー。日によってはワインの試食会もあるとのこと♪
フィレンツェでのおすすめのショッピングスポット
イタリアならではの文具雑貨を買うなら「Signum」
ウフィツィ美術館のすぐそば、人で賑わうアルノ川沿いにある文具店。フィレンツェ伝統のマーブル紙を用いた鉛筆やレターセット、その他おしゃれな文具雑貨やフィレンツェの街を描いたポスターなど、文具好きにはたまらない商品が多く並んでいました。観光地のど真ん中にあるので移動に時間を費やさず、観光の途中にふらっと立ち寄れるのも嬉しいです!
フィレンツェにて宿泊したホテル
レトロな雰囲気、「ホテル ガリレオ」
フィレンツェの街中に佇む小さなホテルガリレオは、シニョリーア広場からは歩いて15分、フィレンツェ駅までは10分という好立地のホテル。マーケットやアカデミア美術館までも歩いて行けるので便利でした。
部屋の中は、茶色と赤色をベースとしたベッドに木製のクローゼット、壁には絵画がかかっていて、イタリアらしい内装。
お風呂場が綺麗だったのですが、お風呂がうまく沸かず、シャワーのみで済ませたことは少し残念でした。それでも元々お風呂に期待はしていなかったので、安く良いホテルに泊まることができたと思います。
フィレンツェ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
時間制限がないと、移動中でも気になったお店に寄り道したり、好きな時間に食事やお茶をしたり、行先も自由に決められることが楽しかったです。
また、自分で地図を見て回ってみるとその土地の地理感覚を掴むことができたり、パンフレットで作品の解説を読むと理解が深まり、一か所一か所がとても思い出深く特別な場所になりました。
フライトやホテルの数も制限がないので安く予約できたり、何にお金をかけるかを自分なりに調整できたことも良かったです。
フィレンツェ旅行に必要な持ち物
盗難に遭わないように、肌身離さず持ち歩ける斜め掛けバッグを持っていきました。財布、パスポート、化粧品がぴったり入るくらいのサイズがおすすめです!そして現地で使えるスマホやSIMカード。あとはお気に入りの化粧品やシャンプー等に加え、常備薬や靴擦れをしたときのための絆創膏、地図1枚、折り畳み傘、カメラなど。トイレの衛生面が気になるので、除菌スプレーやティッシュ、ハンカチを持っていくのがオススメです。可愛い物がたくさん売っているので、お土産を持ち帰ることを考えて、服などは最低限で良かったです。
フィレンツェ旅行での注意点
- とにかくたくさん歩けるように、掃きなれた楽な靴がおすすめ
- 盗まれて困るものは、肌身離さずショルダーバッグに
- 買いたいものや聞きたいことはイタリア語を調べておく
石畳をたくさん歩くことになると思うので、本当に掃きなれた靴で行くことをおすすめします。化粧ポーチを丸ごと盗まれた知人もいるので、旅行中なくしたら困るものはファスナー付きの斜め掛けバッグなどに入れて、常にお腹の前で抱えていると安心です。また、イタリア語以外は通じないお店も多いので、買いたいワインの種類や好みなどはあらかじめ辞書で引いておくと、お目当ての品がスムーズに見つかります♪閉店時間の確認もマストです!
まとめ
ルネッサンスの歴史や文化に触れるべく訪れたフィレンツェの街は、重厚感のある美術館や教会、古く味のあるお店や住宅など、どこを切り取っても絵になる景色ばかりでした。その街並み自体も、一枚の美しい絵画を見た後のように強く印象に残りました。
今回は美術館巡りに特化した旅でしたが、グルメやショッピングも捨てがたい街です。いつかまたこの街を訪れるときは、たくさんのグルメスポットを訪れて、トスカーナ地方ならではの手作りの小物や靴を探すような旅もしてみたいと思います♪
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