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ミラノ旅行体験記
具合が悪いままフィレンツェからミラノへ。ミラノは実質1日しか観光できないので休んでなんていられません。前日しっかり寝込んだし、気力を振り絞って観光をしました。
が、夜に体調が悪化しついに救急車で緊急搬送されてしまいました。
ミラノ旅行について
- フィレンツェよりさらにコンパクトな街
- ローマやフィラに比べると観光客が少なくて嬉しい
- ファッションの街と言われるだけあって、地元人はみんなオシャレ
見どころがそんなに多いわけでもなく、狭い範囲にぎゅっと詰まっているので短期間でも十分楽しめます。でも、有名なスポットはたくさんあるのでひとつひとつ見ていたら時間が足りないかもしれません。さらに、観光客もそこまで多くはないのでゆったりと歩いて観光することができます。
ファッションの街だけあって、道ですれ違う地元の人達はみんなモデルのようにオシャレで、よぼよぼの自分に悲しくなるほどでした。
ミラノ旅行のおすすめのスポット
ローマともフィレンツェとも違う!!ドゥオーモ
これまで訪れたローマ、フィレンツェのどれとも全然似ていない、でもこちらのドゥオーモも負けず劣らず美しいものでした。
パッと見たイメージは、とげとげした白い建物。だんだん近づいていくと、こちらも壁の彫刻の細かさと美しさにただただ驚くばかりです。もちろん内部の彫刻、そしてステンドグラスの美しさはうっとりするほどでした。
ドゥオーモ前はとっても広い広場で、大きなモニュメントがあったりぶらぶらと見て回ったり、休憩しながらドゥオーモをのんびり眺めるのにピッタリな場所です。
運よく予約なしで見ることができた最後の晩餐
ふらふら歩いているとあの「最後の晩餐」のあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に出くわしました。要予約とあったのでダメ元で聞いてみたところ、2時間後の入場分のチケットならあるとのこと。ラッキーにも購入できました。時間まで教会の内部を拝見させていただいたほかは教会の壁にもたれてぐったりとしていました。
いよいよ入場。劣化が進み、温度、湿度等厳しく管理されているため入場者数も制限され、カメラも禁止でしたが、目の前に予想以上に大きな壁画が現れたときは、これまでいろんなものを見てきた中で一番感動したかもしれません。撮影できないので、何とか目に焼き付けようと必死で鑑賞していました。
番外編 イタリアの救急車&病院の救急診療
外国で緊急搬送されるというレアな体験をしたので、番外編でご紹介します。
女性救急隊員が2人やってきてマスクを付けられ、歩いて(歩けたので)救急車に乗り込みました。隊員と向かい合わせになり座りパスポートや経緯をチェックされながら病院に到着。中には救急でやって来た多くの市民が廊下で待っていました。1人掛けの椅子に丸まって待つこと数時間、ようやく診察。熱があったようでベッドに寝かされまずは解熱剤を点滴されました。しばらくして、ベッドごとレントゲン室に運ばれレントゲン撮影、そして採血。結果異常なし。点滴が効いたのか少し悪寒も取れ、熱も下がったところであっさりと帰っていいよと言われました。
ミラノでのおすすめグルメ
とにかく何か食べなければと思いふらっと入ったパスタ屋さん
ミラノに到着したのがお昼前、まったく食欲はないけれど何かを食べなければと観光地でも何でもない道沿いにあったパスタ屋さんにふらっと入ることに。
おそらく観光客が来ることはあまりなさそうな、地味なパスタ屋さんでしたがやはりとてもおいしく、一緒に頼んだカプチーノにさらっと絵を描いてくれて、しんどさが少し和らぐ気分でした。
きっと、ピザもおいしいんだろうな。もっといろいろ食べたかったな。と思いながら食べていました。
ミラノでのおすすめのショッピングスポット
ドゥオーモからスカラ座にかけてあるアーケード街ガッレリア
ドゥオーモから有名なスカラ座に行く間に通るアーケード街のガッレリアは高級なお店がたくさん並んでいてまさに買い物にピッタリな場所です。
もちろん、アーケードそのものがものすごく美しいので眺めながらぷらぷら歩いても優雅な気分を味わうことができるスポットです。
私は貧乏旅で、しかもよぼよぼしていましたが、オシャレしてここで買い物できたら幸せだろうなと思いながらキラキラの中を歩いていました。
ミラノにて宿泊したホテル
HOTEL SAN TOMASO
地下鉄の駅からすぐにある安定のドミトリー。ここは2段ベッドではなく横にベッドが4台ほど並んでいる部屋で、仕切りもなく部屋の端っこにビデ用トイレがありびっくりしました。
夕方、あまりの体調の悪さにベッドで休んでいたのですがびっくりするくらいの悪寒と体の痛み、そしてまったくトイレに行っていない(水はたくさん飲んでいるのに尿意が一切ない)ことに気づき、もう限界だと思い、同室の男性にフロントの人を呼んでほしいとお願いしたところ救急車を呼ばれてしまいました。
この男性が、薬のイタリア語を訳してくれたりとにかく心配してくれてありがたかったです。
ミラノ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
フィレンツェからは特急電車でミラノまで来たようです。ゲストハウスは事前にネットから予約していました。
いつも個人手配で旅をしていますが、こんな目に遭うので旅行保険にはしっかりと入っています。
ですが、なぜだか救急車代と診察代は無料で、結局支払ったのは薬代のみ。病院から帰るときに看護師さんにどこで支払えばいいのか聞いたところ、無料よと言われたのは本当でした。ありがたいけれど、デモをするくらい財政難なんだから、ちゃんと請求すればいいのにと思わずにいられませんでした。
ミラノ旅行に必要な持ち物
特にありません。おしゃれな格好とカメラとおいしいものをたくさん食べられる胃袋さえあれば満喫できます。
持ち物ではないですが、上でも書いたように旅行保険は必ず入ったほうがいいと改めて実感しました。実は、病院騒動は過去にもあり、ほかにもスーツケースの破損や紛失などいろいろトラブルに遭っているので私にとっては必須です。しかも少し高い保険に入るので小さなことでも支払い対象になります。お守りと思い、入っておきましょう。
それにしても、どうしてこんなにトラブルばかり起きるのだろう??
ミラノ旅行での注意点
- 夜の街は意外とひっそりとしています
- 遅い時間の地下鉄は危ない感じはないけれど、ひっそりしています
- 夜は、あまりで歩かないほうが安心です
夜10:30頃、ようやく帰宅できたのですが、そもそもどこの病院に搬送されたのかもわかっていません。近くに地下鉄があると言われ真っ暗な夜道をとぼとぼ歩いて駅まで行きました。地下鉄も人が少なく閑散としていました。
危険だなとは感じませんでしたが、逆に静かでひっそりとしているのでやはり夜の外出はなるべく控えたほうがいいんだろうなと思います。
まとめ
サントリーニで風邪をひいてからとうとう病院に運ばれるほど体調が悪化しました。
あの時は本当に死んでしまうのではないかと思うほど苦しくてつらかったのですが、今となってはよその国で救急車に乗って病院に運ばれるってすごいレアな経験をしたなと懐かしく思うほどです。トラブルに遭いがちな私らしい旅になったとすら思います。
もちろん、見どころだらけの国にいてほぼほぼ堪能していないのでいつか必ずリベンジして3都市を改めて旅できる日が来るといいなと夢見ています。
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