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リスボン旅行体験記
ミラノで緊急搬送された翌日、移動日だったため何とか空港まで移動して飛行機でポルトガル、リスボンへ移動しました。
6日の滞在で数都市訪れる予定が、4日間も寝込むことに。とほほ。おかげで頭痛は残ったものの具合はスッキリよくなりついに復活しました。
リスボン旅行について
- ちょっとした路地すらもかわいくて絵になる街
- 治安もよく、のんびりとした穏やかな街
- ヨーロッパにしては物価が安いのでお財布に優しい
ほどよくこぢんまりとまとまったかわいらしい街で、ゆったりと歩いて回れます。イタリアのようにどこもかしこも有名な場所ってわけではありませんが、逆に住宅街の街並み、窓際の花や狭い石畳の道をゆっくりと走る路面電車など、目に映る何もかもがかわいらしくて写真に収めたくなるような風景を堪能できます。
ヨーロッパにしては物価もそんなに高くはないので過ごしやすいと思います。
リスボン旅行のおすすめのスポット
ホテルのすぐそば、その昔天正遣欧使節団も滞在したサン・ロケ教会
偶然ゲストハウスの斜め前にあった教会で、具合も悪かったせいか何も調べておらずシンプルな教会があるなーくらいにしか思っていませんでしたが、体調が回復し調べたらなんとむかーし日本の使節団の少年たちが滞在していた教会だとわかりびっくりしました。何百年も前に日本人がここにいたんだって思うだけでドキドキしてしまいました。
教会内部は、外観のシンプルさからは想像できない美しさでした。使節団の少年たちもこのきれいな教会を見たのかななんて考えながらずっと眺めていました。
海と街並みと眺めながらのんびりできるコメルシオ広場
ゲストハウスから海の方面にぷらぷらと歩いていてたどり着いた広くてきれいな広場がコメルシオ広場でした。海を背にしてみると美しいモニュメントとメインストリートとも言える美しい通りがあり、反対にはテージョ川が広がっていて日本から遠く離れたところに来ちゃったなぁとしみじみできるスポットです。
広々と下広場は人も少ないのでのんびり座って休憩するのにピッタリの場所でした。
メインストリートも、小さな小道も、どこを歩いてもかわいい街並み
地図を見ることもなく、気の向くままに細い路地を歩いているだけでも楽しいのがリスボンです。坂が多くて、石畳の細い小道に住宅街が広がっていて、その細い道を縫うように路面電車が走っている。坂の上から街を見下ろすと赤茶色の屋根の風景が広がります。
写真をとってもとっても取り切れないほどです。小さな町なので道に迷ってもすぐに大きな通りに出られるので迷う心配もありません。
リスボンでのおすすめグルメ
ホテルのすぐ隣、ここの食事で体力回復、日本をふと感じる魚料理
ホテルに到着して、まずは何かを食べてからベッドに入ろうと外に出ると2件ほど隣に小さな食堂がありました。そこで素朴なスープと焼き魚とパンを食べたのですが、シンプルに塩を振って焼いた魚はまるで日本で食べる焼き魚のようで身も心も弱っていた私にちょっと日本を思い出させてくれました(決してホームシックではないのだけど)。
とてもおいしく、ウェイターのお兄さんも優しくて、体調が復活した後は毎日通いました。最後には、席に着くとまずお通しのようなものを出してもらえるほどの顔見知りになってしまいました。
リスボンでのおすすめのショッピングスポット
カステラの原型と言われるケーキを食べられるケーキ屋さん
ポルトガルは言わずと知れたカステラを日本にもたらした国です。リスボンには日本に伝えられたころのカステラを再現して販売しているお店があります。しかも、ポルトガル人の方とご結婚された日本人の女性のお店です。店内にはカフェスペースもあり、日本茶とカステラのセットをいただくことができます。
日本語も話せるし、日本語メニューもあるし、ほっとします。
今ではポルトガルでもカステラを食べることはほとんどないそうで、再現されたカステラも私たちが知っているカステラと全然違い、びっくりしました。
リスボンにて宿泊したホテル
Duque-Casa de Hospedes
スタッフが全員おじいちゃん、おばあちゃんのホテルでした。英語を話す人は1人だけ。しかもシフトで毎日は来ない。チェックイン早々具合が悪いので寝込みますと身振り手振りで伝えて4日間ダウンしました。でも、全スタッフに私のことを伝えてくれていたらしく、英語を話すおじいちゃんが出勤の時は必ず部屋に来て具合や欲しいものはないか聞いてくれ、廊下でおばあちゃんたちに出会うと必ず声をかけてくれるとっても温かい最高のホテルでした。
トイレ、シャワーは共同のシングルルームでしたが部屋の中に洗面だけはあり汗でぬれた服を洗うのにとても助かりました。
リスボン旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
飛行機は事前に予約済みだったので具合が悪くても移動せざるを得ませんでした。空港からもいつもはバスや電車でホテルまで向かうのですが、今回ばかりは動けないのでタクシーでホテルまで移動しました。
ホテルは、いつもは安いドミトリーを予約するのですが、体調が悪いので1人でゆっくり休みたいと思い久しぶりにシングルルームを予約していました。
リスボン旅行に必要な持ち物
特にありません。
しいて言えば、ヨーロッパにしては田舎っぽい感じでご年配の方は英語をあまり話しません。ポルトガル語かフランス語の翻訳アプリなどがあれば心強いのではないでしょうか。
また、坂道の多い街なので歩きやすい靴の方が快適に街歩きできます。
リスボン旅行での注意点
- ヨーロッパにしては、英語を話す人が多くない印象です
- 狭い路地に路面電車が通るのでちょっと歩きにくいです
- 夜の街は思いのほかひっそりとしています
リスボンの街を歩いていて治安の悪さを肌で感じることはありませんでした。(他の国ではなんとなく感じる時がよくあります。危険ではないけれど、ちょっと空気が変わるというか・・・)ですので基本的に安全ですが、でもやはり日本とは違いますので夜間に出歩くのは控えめにした方がよいかもしれません。
まとめ
リスボンは歴史的な背景もあるのか日本を感じることがちらほらあり、なぜだか懐かしい気持ちになる街でした。
緊急搬送翌日に移動し、ぱったり4日間寝込んでしまったためリスボン以外の都市を訪れることができず、リスボンも観光できたのはほんの2日間だけという残念な滞在になりましたが、ホテルのおじいちゃんおばあちゃん、レストランのお兄さんなど優しくて温かい人ばかりだったおかげでいい思い出の国になりました。
イタリアに続き、必ずいつかもう一度訪れてみようと心に誓いました。聞けなかったファドを聞くためにも。
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