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ヘルシンキ旅行体験記
この都市を訪れる人の大半が映画「かもめ食堂」にあこがれて、ではないでしょうか。私もその一人です。ここではぱぱっと観光地を見て回るというよりも、のんびりと街を歩き食事をして、暮らすように過ごしたい。そんな思いを叶えてくれる素敵な都市でしたよ。
ヘルシンキ旅行について
- 白夜の時期は夜も多くの人が外出してるから活動時間が長く取れておすすめ
- ヘルシンキの人たちは親切で社交的。道に迷ったら声をかけてくれます。
- 街から少し離れるだけで豊かな自然が広がっています。
私が行ったのは秋。夏ほどではないけれど白夜が残っていて夜の8時でも明るい!もともと治安もいいので街中ならちょっとスーパーまでお買い物もいけちゃいます。街も綺麗で人も親切です。気候も昼は晴れていると暑い時もありますが、とっても過ごしやすい。大きな都市なのにちょっと船に乗ればピクニックにピッタリの島があったり、バスに少し乗れば湖畔の素敵なカフェも。自然の豊かさも堪能できます。
ヘルシンキ旅行のおすすめのスポット
カンピ礼拝堂
ヘルシンキの中心部にあるカンピ礼拝堂は、外側から見てもなんの建物なのかわかりません。木目と曲線が美しい存在感のある建物。中に入ると柔らかな光の中、地元の人が静かにお祈りをしていて、心穏やかな気持ちになります。ステンドグラスや装飾はないけれど、光だけでこんなにも人の心は安らぐのかと驚きます。北欧の家具などはシンプルで木目の美しい洗練されたデザインものが多いですが、このデザインを生み出した国の礼拝堂なのだと思うと納得です。
スオメンリンナ島
エテラ港からフェリーでたった15分。船から見える海はキラキラし、カモメは飛び交い到着するまでの間もわくわくします。世界遺産のこの島は軍事要塞だったり牢獄だった波乱万丈な過去がありますが、今では自然あふれる地元の方の憩いの場です。どうしてもここでピクニックがしたくてデパートの惣菜コーナーで購入して船に乗り込みました。てくてく散歩をして気持ちのいい場所でランチを食べて、本当に癒されます。
アラビアファクトリー
ヘルシンキの中心地から少し離れますがアラビア社の工場とミュージアムがあります。私はネットで有料の工場ツアーを申し込んで工場の中までみせてもらえました。中は写真禁止で貴重な体験でした。イッタラの展示スペースやアラビア社のデザインの遍歴が見れる美術館もあって、アラビアの食器が好きな人にはたまらない場所だと思います。
ヘルシンキでのおすすめグルメ
ソッパケイッティオ(Soppakeittiö)のスープ
オールドマーケットホールという市場の中にあるスープ専門店。メニューは3種類のスープのみです。スープの種類を選ぶとバゲットが付いてくるので注文もシンプルです。地元の人や市場の店員さんも来ているらしく、椅子ははあるけれど日本の立ち食い蕎麦みたいにサクッと食べてサクッと出ているスタイル。人気があるから並ぶけど回転も早いです。リーズナブルで美味しくて、スープは具だくさんでたっぷりは入っているのでおなかもいっぱいになります。
ヘルシンキでのおすすめのショッピングスポット
北欧雑貨の掘り出し物をみつけて!ヒエタラハティ蚤の市
税金が高いフィンランドでの生活の知恵として、地元の人も活用している蚤の市。日本でおしゃれな雑貨屋さんで売られている食器や雑貨が無造作に木箱に入って売られています。もちろんお店やデパートで買うよりも安いです。私はマリメッコの未開封で新品同様なペーパーナプキンを大量に購入しました。詳しい人ならビンテージの掘り出し物なんかも見つかるかも。開催されている時期や曜日があるようです。ここだけでなく、そこかしこで小さな蚤の市が開かれているのも見ました。
ヘルシンキにて宿泊したホテル
オリジナル ソコス ホテル プレジデンティ ヘルシンキ
ヘルシンキ中央駅から歩いて10~15分くらいの場所にあります。カンピショッピングセンターにも歩いていける距離です。街中の観光の時は、疲れたら一度ホテルに戻って休憩して夕食に出かける、ということもできてとっても便利でした。朝食が海外のホテルには珍しくサラダや果物が豊富に準備してありました。種類も多かったので5泊程しましたが飽きることがなかったです。
ヘルシンキ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
JTB インターネット販売専用商品
インターネット専用の商品だったため飛行機とホテルと朝食のみのシンプルなプランでした。空港からホテルまでは空港シャトルバスを自分で手配しました。海外は特に時差もあり日程や時間も気を付けないといけないことが多いので、セットになっている商品は本当に便利です。関西空港発でしたが地元の空港から乗り換えの飛行機も個別に買うよりも安くつけることができました。
ヘルシンキ旅行に必要な持ち物
旅行用品は一通りそろえて持っていきましょう。現地でもそろいますが、北欧は税金が高いので現地で購入すると思っている以上の出費となります。(ちなみにスーパーで売っていたかわいい歯ブラシは日本円で700円くらいしました)レストランでの食事も税金が多くかかるので、スーパーやデパートのお惣菜を楽しむ為にプラスチックのフォークやスプーンが活躍しました。私が訪れたのは9月でしたが、昼間は天気がいいと半袖でいいくらいの夏日、早朝は肌寒いことも多いので脱ぎ着のしやすい服装がよいでしょう。
ヘルシンキ旅行での注意点
- とにかく税金が高い!不要な出費は抑えて!モノ消費よりコト消費で。
- トラムや地下鉄の切符は無くさないで。罰金を取られることも。
- 治安は良いけれど最低限の防犯意識は必要
北欧は税金が高いです。お土産を山ほど買い込むには向いていません。体験する旅行を重視する人向けの旅行先です。また、トラムや地下鉄の切符は日本みたいに見られませんが抜き打ちでキセル乗車のチェックがあるそうです。降りるまで必ず持っていてください。そして、治安はよくてもやはり海外です。最低限の防犯意識を持っておきましょう。
まとめ
「かもめ食堂」の世界と北欧デザインをたっぷりと堪能した旅行でした。さすがデザインの国。ミュージアムもたくさんあってアート好きにはたまりません。税金が高い問題があるけど、それを抜きにしたら私が海外で住めるのはここだ!と思うくらい快適な旅でした。ちなみに舞台となった食堂の内装は映画とまったく違ったので、別のカフェや観光地を巡ったほうが映画の世界を味わうことができました。連泊におすすめの都市です。ちなみに行き帰りもフィンランド航空でマリメッコ柄の紙コップにテンションが上がりまくりでした。
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