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黒部旅行体験記
コロナ禍で帰省の頻度が限られる中、人込みを避けてちょっと早めの夏休みで実家のある富山県黒部市に3泊4日で行ってきました。ちなみにマイカーによる安心安全のバブル方式での移動です(笑)。
黒部旅行について
- 縦に長い市なので海と山、両方の自然が楽しめます。
- 魚が美味しい!スーパーの刺身もお寿司も採れたてです。
- 田舎あるある!混雑と言ってもたかが知れています。
黒部市は有名な黒部ダムを擁する山岳地域から、日本海沿岸まで縦に長い市です。今年は行きませんでしたが宇奈月温泉からトロッコ電車で黒部峡谷を楽しむ定番の観光スポットが有名です。スキー場もありますが、海水浴場もあるという山と海の遊びが両方楽しめます。そして日本海と言えば魚!黒部にも生地漁港と黒部漁港の2つの漁港があり、魚は新鮮なままスーパーに卸されるので、スーパーのお寿司も刺身も侮れません。移動は車中心ですが、都会ではおなじみの渋滞がないので予定を立てやすいというメリットがあります。観光名所も都会のように数時間待ち、ということはありえません。「密」にならずに、安心安全で快適な観光ができます。
黒部旅行のおすすめのスポット
石田浜海水浴場で波際チャプチャプ遊び
到着した日の午前は雨でしたが午後から晴天になり、黒部市で唯一の公認ビーチに繰り出しました。監視員さんもいて、遊泳可能範囲にはロープが張られているので安心です。とはいえ、太平洋の海とは違いここは日本海。浜辺から数歩でズボっと深くなります。また、台風接近に伴い風が強く、波も強めで正に日本海の荒波状態でした。うちの子は怖さ半分興味半分で、波打ち際で寄せてくる波と戯れて満足気。
吉田科学館でプラネタリウム鑑賞と工作遊び
私が小学生だったころに完成した科学館。当時は日本で2番目に大きなプラネタリウムで一躍有名になりました。30年ぶりくらいに再訪です。夏休みということもありプラネタリウムは1日4本上映(1回約40分)されており、毎回違うストーリーです。お値段も大人300円とかなりお安め。ストーリーは子供向が多いですが、リクライニングの利く椅子で満点の星空を見上げていると300円の元は十分取れたかなと思います。そして館内には面白い工作おもちゃがずらりと並んでおり、子供たちを魅了していました。例えば、ビー玉の入ったアルミのコーヒー缶を斜めに立てられるか?鏡トリックによる、掴めそうで掴めない貝殻とか。大人もそれなりに楽しめ、来てよかったです!
お隣、魚津市の魚津水族館で日本海の魚を鑑賞
県民であれば一度は来たことがあるであろう、水族館です。こちらも30年ぶりくらいの再訪でした。エントランスはちょっとさびれていましたが、中に入ると関係ありません。大人1000円、3歳以上200円(安い!)。富山の川や田んぼで見られる生物コーナーから始まり、富山湾の魚(ドームになっている大水槽)、深海の魚やジャングルの魚コーナーもあります。面白かったのは角質を食べてくれる魚の水槽に手を入れてエステできること。よく海外で足を入れてエステ、っていうあれです。無料でできるんです。ツンツン食べてくれて面白かったです。個人的にはリュウグウノツカイの標本や水揚げされた記録のコーナーが面白く、魅入ってしまいました。他にもサメやペンギンコーナーもあり、充実しています。水族館の外のお土産屋さんは、魚グッズがかなり充実しています(どちらかというと子供向け?)。昔私もここで貝殻詰め合わせを買った記憶が(笑)。うちの子もイルカのハートリングを買ってご満悦。私もリュウグウノツカイのイラストのハンドタオルを買いました。旦那はウミウシのマグネットに惹かれていましたが1000円だったので断念!残念!
黒部でのおすすめグルメ
不思議な食感と優しい甘さのとりこになる、富山名物の水だんご
小さい時からおやつに、デザートにと日常的に食べていたので、地域限定だと知ったのは大人になってからです。富山の夏の風物詩といえば「水だんご」。富山県産のお米から作っただんご(これがモチモチしているくせに簡単に噛み切れ、そしてのど越しツルリで美味しい)を適当な大きさに切り、流水で洗って冷やして、その上に甘味の入ったきなこ(黄緑色ですがこれが普通です)をたっぷりかけて頂きます。きなこのシャリシャリ感とだんごのモチっと感のマッチがたまりません。水だんごは普通のスーパーでも売っていますし、下記のとれたて館などお土産屋さんでも置いています。できたて館では、水だんごをアレンジした「水だんごソフト」が食べられますので、夏の黒部では是非食べてみてください。
黒部でのおすすめのショッピングスポット
お土産と海鮮ならここ!とれたて館とできたて館
帰省のお土産はいつもここで買っています。とれたて館は物品販売メインで、バラエティ豊かな富山土産(海産物多め)が揃うのと、生のお魚も売っているので、自分で調理できる方にお勧めです。その場で食べられる岩ガキ(生)や甘えび(生)もあり、旦那はいつもここでぺろりと岩ガキを食べてから、実家へ向かっています。できたて館はお食事処になっていて、できたての海鮮料理を楽しめます。数年前にここで白エビのかき揚げ丼を食べたことがありますが、磯の香り漂いとても美味しかったのを覚えています。コロナが終わったら晴れてまた食べに来たいです!
黒部にて宿泊したホテル
ホテルバーデン明日
宇奈月温泉に行く途中にあるホテルで、日帰り温泉も兼ねています。富山に住んでいたときから日帰り温泉はしょっちゅう利用させてもらっていました。宿泊は今回2回目ですが、大人2名子供1人、朝夕食込みで約32,000円とリーズナブル。コロナ対策もしっかりされており、昨年に引き続き快適な滞在をさせて頂きました。食事はお食事処にて。大人は懐石料理、子供はお子様ランチプレート(かなり豪華)。朝は定番の和朝食です。このホテルのいいところは、スタッフの方が丁寧なところです。お風呂はとてもきれいに掃除されていて、脱衣場には雫ひとつ落ちていません。夕食時も子供が喜ぶようなくじ引きを用意してくださったり、チェックインからチェックアウトまで外に出てお出迎え&お見送りしてくださったり。また来年も来たいと思わせてくれます。
黒部旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
マイカーを使っての個人旅行でした(帰省を兼ねているので旅行と言っていいのかどうか…)。富山のツアーと言えば五箇山、立山、黒部峡谷が定番ですが、個人旅行ではツアーではいけないところに行ける、というのが最大の魅力です。とはいえ、黒部にはそこまでして行くほどの観光スポットに乏しいのも事実ですが…。黒部人ならだれもが言ったことがある定番スポット中心に回ってみました。
- お盆やお正月のドピークは漁師さんもお休みなので地元のお魚が手に入らない。
- 車は必須。公共交通機関はないと思ったほうが良い。
スーパーに並ぶ「黒部産」の鮮魚が消えるのがお盆と正月。漁師さんもお休みで、この時期は他県産や海外産のお魚が並びます。地産のお魚を狙うならピークを外すのがベストです。また、黒部には一応電車は走っているものの、1時間に1,2本と少な目です。バスもありますがバスでどこへでも行けるほど路線網は発達していませんので、車は必須です。
まとめ
地元の30年ぶりのスポットを訪れてみて、小学生だった当時の記憶が懐かしく思い出されました。当時は大きく思っていた水族館も意外と小さかったのにはびっくりです(でも中身は充実していました!)。科学館は採算度外視で30年前と変わらぬ料金でプラネタリウムを上映しているし…。いつもは身近にありすぎてスルーしていましたが、再訪してみて良かったです。今回は行けなかった黒部の定番スポットがまだまだありますので、また来年以降紹介できればと思います!
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