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ソレント旅行体験記
イタリアの中でも有数のレモンの産地、ソレント。周辺にある、アマルフィやカプリ島に比べると、やや穴場ではあるものの、その分穏やかで、のんびりした風情が魅力的でした。ここでは私のソレント旅の様子を皆さまにお伝えします♪
ソレント旅行について
- 雑貨もスイーツも!とにかくレモン溢れる街である点
- 海の景色×冬でも燦燦と降り注ぐ日光に元気をもらえる点
- 目の保養!?のんびりする世界のセレブたちを間近に見られる点
ソレントは南イタリアのカンパニア州にある街。カンパニア州は州都ナポリをはじめ、ポンペイ、アマルフィ、カプリ島といった世界的に有名な観光地が密集しているため、1年を通じて多くの観光客が訪れます。また、イタリアきってのレモンの産地としても有名。6~8月のヴァカンスシーズンに、世界のセレブたちとともにマリンレジャーを楽しむのもアリですが、今回の私たちのように、あえて冬にのんびり日光浴をしながらレモン畑を眺めるのもオツ。あたたかな日差しを浴びれば、それだけで気持ちがハッピーになれます。
ソレント旅行のおすすめのスポット
Vallone dei Mulini
ヴァッローネ・デイ・ムリーニは、日本語にすると「製粉所の谷」という意味のイタリア語。ソレント駅からスグのところにある、フオリムーラ通り(Via Fuorimura)から下を見下ろすと、不気味に潜む、ラピュタのような廃墟です。名前の通り、元々は製粉所として使われていた建物が閉鎖され、現在のような緑生い茂るミステリアスな建物になったそう。近年、インスタ映えスポットとしても話題の場所ですので、SNSをされている方は、街歩きのはじめに、是非立ち寄ってみてください。
Museo Correale
コッレアーレ美術館は、イタリアにある名だたる美術館と比べると、とても小さなものですが、最高に可愛らしい雰囲気なので是非立ち寄ってみてください。イタリアっ子たちの結婚式会場としても人気の場所だそう。18世紀にコッレアーレ氏の邸宅として使われていた場所で、瀟洒な室内の雰囲気もさることながら、中庭のガーデニングや、窓から見るナポリ湾も格別でした。
Piazza Tasso
ソレントの目抜き通り「イタリア通り(Corso Italia)」の出発地点に、タッソ広場(ピアッツァ・タッソ)はあります。少し高台になっている為、遠くの方に一瞬だけ、ちらりとナポリ湾の望める絶景スポット。建物の隙間に見える青の世界は、いつ行っても最高にテンションがあがります!広場から数十メートル先に、人気のジェラート店「Gelateria Primavera(ジェラテリア・プリマヴェーラ)」があるので、ぜひそちらでジェラートを買って、のんびり絶景鑑賞をお楽しみください。
ソレントでのおすすめグルメ
Delizia al limone
デリツィア・アル・リモーネは、ちょっと大人のレモンケーキ。数十年前、ソレントにある「Parco dei Principi(パルコ・デイ・プリンチピ)」というホテルで生み出された後、考案者の弟さんが働いていたレストランで提供されるようになり、あれよあれよという間にこの辺一帯の人気メニューになったそうです。中に隠れているスポンジにひたひたに含まれるお酒は結構強め。しかし、その分デザートに食べると胃がスカッとしますよ♪お酒が苦手でない方はぜひお試しください。
ソレントでのおすすめのショッピングスポット
Giardini di Cataldo
ジャルディーニ・ディ・カタルドは、ソレント産レモンの、直売所兼道の駅のようなスポット。レモンやオレンジといった柑橘系の樹木を愛でつつ、ジェラートを食べたり、お土産を買ったりすることができます。お酒が苦手でない方は、Limoncello (リモンチェッロ)というリキュールがおすすめ!デリツィア・アル・リモーネにも使われているお酒で、度数は強いものの、甘くて美味しいですよ!私はお酒が弱いのですが、それでも美味しさにハマり、いまだにちびちび楽しんでます。
ソレントにて宿泊したホテル
Maison la Minervetta Hotel
私達はインスタでみて気になっていた、メゾン・ラ・ミネルヴェッタ・オテルに泊まりました。ビビットカラーのストライプがテーマのホテルで、ベッドリネンもカトラリーもとにかく鮮やかで可愛い!窓から望むナポリ湾の景色も最高で大満足でした。…一方で、ここも含めソレントのホテルはどこも高い(涙)。旅の目的に合わせて、B&Bやゲストハウスなども含めた中から、ご希望の価格帯のホテルを検討されるとよいかもしれません。
ソレント旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
私たちはナポリの陸の玄関口、ナポリ中央駅の地下にあるナポリ・ピアッツァ・ガリバルディ駅 (Stazione di Napoli Piazza Garibaldi) から、チルクムヴェスヴィアーナ(Circumvesuviana)鉄道に乗ってソレント駅まで行き、そこから徒歩で散策しました。乗り換えなし!1時間ほど電車に身体を預けるだけなので簡単でしたが、一方、利用したのが平日の日中だった為か、車内は暗くて閑散としており、やや不安も感じました。
ソレント旅行に必要な持ち物
「スマホ加工アプリ」
ちょっとギャグみたい!?な話ですが、ソレントやその周辺の景色は、写真集やカレンダーになる時に、だいぶ色彩調整されています(笑)。特に冬は、いざ恋い焦がれた景色を目の前にすると「あれ!?レモンの色が結構薄い」「海がそこまで青くない」なんてザラ。ということで、ギャップを楽しみつつ、SNSにアップする際はスマホアプリでお洒落に加工しましょう!(注:もちろん、色は想像と違えど、美しい点に変わりはありません。)
ソレント旅行での注意点
- SorrentoとSalernoの違いにご注意
- 日差しが強め…。気になる方は、冬も日焼け対策をしましょう
- 冬はしっかり冷え込みます、上着を忘れないようにしましょう
ソレントから車で1時間ほどの所に、サレルノ(Salerno)という街があります。両者はカタカナで書いてもそっくりですが、イタリア語にするとさらにそっくり!場所を調べる場合などはお気を付けください。また、一年中リゾートモード満点のように見えるソレントですが、冬はしっかり冷え込みます。(しかし日差しも強い…。)日焼け止めを塗りつつ、服はしっかりと厚着をして出かけましょう。
まとめ
ソレントの最も賑わうシーズンはやはり海水浴が出来る6月~9月の夏休みシーズン!ですが、冬のソレントも、穏やかな陽気が縮こまった身体をほぐしてくれて、とても癒されました。私たちが行ったのは、年明けのホリデーシーズン後だった為、ホテル代もややリーズナブルで、観光客も少なかったですよ!海水浴などを希望されていない方は、是非冬のソレントも検討されてみてはいかがでしょうか?夏とはまた違った魅力に出会えることと思います。
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