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トリノ ルーチ・ダルティスタに行ってきました!
イタリアのクリスマスイルミネーションってどんなかんじ!?その謎を解明すべく、イタリア国内でも特に人気のトリノのイルミネーションに行ってまいりました!ここではその時の旅行についてレポートします♡
トリノ ルーチ・ダルティスタとはどんなイベントなの?
- イタリアで20年以上続くクリスマスイルミネーションの雄である点
- キリスト教カトリックの文化についても触れられる点
- イルミネーション×芸術のコラボレーションを堪能できる点
Luci d’artista(ルーチ・ダルティスタ)は日本語にすると「芸術家の光」という意味のイタリア語だそう。トリノで1998年に始まったものが人気になり、今ではイタリア各地で冬の風物詩として人々に親しまれている催し物です。日本のイルミネーションと違った、芸術的な側面が垣間見られる作品が多い点が魅力。また、作品の中にはカトリックの文化について触れられるものも多くあります。
トリノ ルーチ・ダルティスタでのチェックポイント5選
イタリア語のイルミネーション
「イタリアに来たぞー!」という気分を最も盛り上げてくれたのが、こちらのイタリア語が書かれたイルミネーション。Via Giuseppe Luigi Lagrange(ヴィア・ジュゼッペ・ルイージ・ラグランジェ)という通りに並ぶイタリア語のフレーズたちは、手前から奥に向かって全て読み終えると、1つの物語になっているそうです。通りには日本でも人気の伊大手食材店Eatalyなどもあり、お土産を買いながらイルミネーションを楽しむことができました。
前衛的過ぎ!?アーティスティックなイルミネーション
ルーチ・ダルティスタでは芸術大国イタリアの真髄に触れることも出来ました。写真は市役所の前の広場にあったイルミネーション。一瞬「夏祭りの提灯!?」なんて思ってしまいましたが、タイトルを見たら「Tappeto volante(空飛ぶ絨毯)」とのこと。他にもフィボナッチ数列にまつわるイルミネーションや、人型が連なるやや不気味?なイルミネーションなどもあって、とにかく前衛的!日本との違いが興味深かったです。
一番人気はやっぱり「クリスマスツリー」
イルミネーションといえば、やっぱりクリスマスツリーは欠かせませんよね!ルーチ・ダルティスタでは、高さ約23メートルの超巨大クリスマスツリーが街一番の広場、サン・カルロ広場に設置されていました。他のイルミネーションは10月下旬頃からスタートするのですが、クリスマスツリーは12月に入ってからでないと点灯しないそう。初日の12月1日には点灯式もあるようなので、チャンスがあれば次は初日に皆と一緒にカウントダウンをしたいです。
毎日見たい!広場に飾られた巨大アドベントカレンダー
日本でも最近じわじわ浸透している、アドベントカレンダーの文化。ルーチ・ダルティスタでは、なんと超巨大アドベントカレンダーがクリスマスツリーのすぐ傍に設置されていました。あまりに大きいので、毎日梯子車が、窓を開けにやってくるのだそう!エマニュエル・ルザッティ(Emanuele Luzzati) さんの描いた、ほのぼのとした絵も印象的で、全ての扉が開くと、イエス様が誕生する1つの物語が完成するそうです。彼の絵本は日本でも買えるので、気になる方はまずはチェックしてみてはいかがでしょうか?
郊外の景色にもご注目
ルーチ・ダルティスタの会場は街の中心部だけにとどまりません。全て回るのは車やバスを駆使しないとないとなかなか難しいですが、街中からもしっかり確認出来て、綺麗だったのが、Monte dei cappuccini(モンテ・デイ・カップチーニ)という近くの山の上にある教会のイルミネーションでした。青く光る教会の風景は、手前の川に光が跳ねて最高に綺麗!この日もロマンチックな風景を一目見ようと、多くの人が川沿いをそぞろ歩きしていました。
トリノ ルーチ・ダルティスタの見逃せないグルメ情報
Vin brulé
「焼いたワイン」という意味のフランス語に由来する「Vin brulé(ヴァン・ブリュレ)」。イタリアではフランス語を採用しつつ「ヴィン・ブリュレ」と発音します。さて、その正体は何かというと…ホットワイン!イルミネーション会場の周りにあるクリスマスマーケットで売られていて、飲むと一気に身体がぽかぽかになりました。2-3ユーロ程で買うことが出来ますので、身体が冷えてきたら是非試してみてはいかがでしょうか?
トリノ ルーチ・ダルティスタで欠かせない!お役立ちグッズ
「ルーチ・ダルティスタの会場マップ」
ルーチ・ダルティスタのマップは街のインフォメーションセンター(Ufficio del turismo/ウフィーチョ・デル・トゥリズモ)で無料でもらうことが出来るので、到着したらまずはゲットしましょう。マップはイタリア語で「Mappa(マッパ)」と言います。ネットで見るより全体像を把握しやすいので便利。帰国後はよいお土産の一つにもなると思います。
トリノ ルーチ・ダルティスタで注意点するべき点ってどんなコト?
「各イルミネーションの点灯時期にご注意」
一応、ルーチ・ダルティスタの開催日程は10月下旬から1月上旬となっており、毎年公式ホームページには詳細な日程も掲載されます。しかし!日本と違って、宣言した日に必ず全ての設営が完了していないのが、イタリア(笑)。お目当てのイルミネーションを求めて地図を頼りに歩いて行ったら…何もない!なんてことも正直あります。12月に入ればたいてい全てのイルミネーションは準備が整っていますので、もし可能であれば12月に入ってからの訪問がオススメです。
まとめ
イタリアの中でもトリノは特に治安が良い街の1つだと言われています。郊外のイルミネーションを観に行く際は注意が必要ですが、街の中心地のものだけ見るのであれば、夜暗くなってから出発しても、基本的には安心安全に見物できることでしょう。寒さ対策だけはお忘れなく!是非チャンスがあれば、ホリデーシーズンのトリノに行ってみてください。
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