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ユジノサハリンスク旅行体験記
樺太(サハリン)という、現在でも帰属が決まっておらず、日本に最も近いヨーロッパなのに情報が少ない地域に行ってみたくなりました。
現地では、古い日本の遺構などにも触れられ、現地の人々と接せたことがとてもうれしかったです。
ユジノサハリンスク旅行について
- 日本人観光客があまり行かない地域に行ける
- 日本から1時間で行ける最も近いヨーロッパ
- 日本統治時代の遺構を数多く見る事ができる
サハリンとは、10万人の人が暮らしており、ロシア文化を数多く入れながら、未だに未帰属地域であるという面白い場所です。それなのに、日本からの観光客はとても少なく、情報も多くないため、ほかの人とちょっと違う旅行ができます。
行くのは難しくなく、札幌からは飛行機で1時間。その距離にヨーロッパの町があるというのは驚きですよね。
ユジノサハリンスクは日本が統治していた時代があり、当時の痕跡が数多く残っています。街の区画が札幌と同じ碁盤の目になっている他、鉄道や博物館もあります。
ユジノサハリンスク旅行のおすすめのスポット
日本統治時代の建物を活かしたサハリン州郷土博物館
こちらの博物館は、もともとは日本統治時代の官舎。館内はそのままに、博物館として使われています。
サハリンの歴史をはじめとして、サハリンアイヌ民族やニヴフ民族の方々の昔の生活も展示しています。
また、樺太でよく見られる植物や動物の展示なども行われています。
日本語版のパンフレットなども販売されているので、そちらを見ながら博物館を楽しむのがおすすめです。
デゴイチが展示されている鉄道博物館
鉄道博物館は、ユジノサハリンスク駅のすぐ横にある博物館。
駅前には昔のD51が展示されており、鉄道博物館の人気展示コーナーになっています。
また、鉄道博物館内には昔のソ連時代に使われていた鉄道グッズや、列車の実物が展示されていたり。鉄道好きとしては、見応えが大変にありました。
現地の人々の憩いの場所レーニン広場
ユジノサハリンスク駅前にあるレーニン広場は、ユジノサハリンスクの市民の憩いの場です。
広場にはベンチが立ち並んでいて、市民に交じってのんびりと過ごすことができます。広場を囲む形でお店、レストランなどが並んでいるので、そういったお店覗いて回るのも楽しかったです。
また、駅前のバス停もこの広場に面しています。
バスを待っている間、お茶でも買ってこちらの広場でのんびりしてました。
ユジノサハリンスクでのおすすめグルメ
サハリンでの日本食ならフルサト
ロシア料理を楽しむのはもちろんいいのですが、あえてユジノサハリンスクで日本料理、というのも面白い選択肢かも……?というわけで紹介するのはこちらのフルサト。
ユジノサハリンスクを代表する日本料理屋で、なんとプーチン大統領が来た店としても有名です。
お寿司や鍋、かつ丼、刺身なども楽しむことができます。
値段は少々高めですが、海が近いので新鮮な海の幸を楽しむことができます。
ちなみに、ロシア料理を食べたいならレーニン広場周辺がおすすめです。
ユジノサハリンスクでのおすすめのショッピングスポット
Kalinka(カリンカモール)
ユジノサハリンスクの西側、大きな通りに面したショッピングモールです。中には食品や生活雑貨、洋服、おもちゃ屋さんなどいろんなお店がありました。
日本でもおなじみのサブウェイも。
ドラッグストアには、日本のおやつ「ミルキー」や、パッケージにアンパンマンが印刷されたおしめ、日本語で商品名が書かれた洗剤などが販売されていて、日本との近さを感じました。
ユジノサハリンスクにて宿泊したホテル
ベルカホテル
ユジノサハリンスクの、人気のホテル。ログハウス風の客室になっていて、とても落ち着きました。
客室やカフェスペースにテレビがあって、いつもサッカー中継を見ていました(笑)
危険を感じるような雰囲気はなく、くつろぐことができました。
三ツ星ホテルですが、朝ごはん付きで7,500円以下なので、そこそこ安かったのもありがたかったです。
ユジノサハリンスク旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
メリット
1.時間を気にせず自由に行動できる
2.行きたい場所にだけ、気が向くままに行ける。朝起きてから行きたい場所を決めたり。
3.地元の人が集うレストランで交流しながら現地の食事を楽しめる
デメリット
1.ロシアビザの手配がかなりめんどくさい
2.値段によって食事内容ががらりと変わる
3.本数が少ない飛行機の日程に支配される
ユジノサハリンスク旅行に必要な持ち物
冬場は防寒をしっかりと。
ユジノサハリンスクの気温は札幌よりも少し低め。故に、札幌に行く時よりも少し暖かい服装で行くのが望ましいです。
防寒着など衣類は現地でも買えますが、バリエーションが少なくに品質的な事や安心感を考えても日本で買っていく方が安いです。
カイロも、日本のドラッグストアなどで買うのが安いし、あちらではなかなか見つかりません。
ユジノサハリンスク旅行での注意点
- ロシアのビザ取得のやり方や期限がめんどくさい
- 飛行機が毎日飛んでいないので旅行日程が飛行機あわせになる
- 街中や郊外への交通手段が少ないので事前にチェックがいる
ユジノサハリンスクは、現在も一応未帰属の地域なのですが、ロシアのビザを取って旅をすることになります。個人でとるのはかなり面倒なので、ビザセンターに頼んでしまうのが楽です。
日本からの便が多くないので、インとアウトの日を飛行機が飛ぶ日にあわせなくてはいけません。
電車やバスの本数もあまり多くありませんでした。
まとめ
ユジノサハリンスク旅行に関しては現在でも情報が少なく、そもそも本当に行けるのだろうか、と思っている人が多いでしょう。
実際に行ってみるとすごく魅力にあふれ、素敵な場所です。
過去に日本人が統治していた歴史があり、その遺構や痕跡が未だに残るサハリン・樺太は、日本のメディアにはなじみがないのに、あちこちに日本を感じることができる場所でした。
日本の近代史に関心がある人におすすめです!
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