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ソンクラーンに行ってきました!
水鉄砲を持って朝から晩までそこらじゅうを走り回るなんて、子供の頃ぶりでしょうか。バンコクで参加した水かけ祭りソンクラーンでは、童心に返りタイ人と一緒にこれでもかというくらいに遊び尽くしました。街中がハッピーな雰囲気で包まれ、本当に楽しいお祭りでした。
ソンクラーンとは
- 合言葉は「ハッピーソンクラーン!」激しい水かけ祭り!
- 地元民も旅行客も、警察も消防団も!無礼講!
- 都市によって雰囲気や、開催日が違う!
タイの旧正月には、水をかけ合うソンクラーンのお祭りが各地で開催されます。水をかけるという行為には、厄落としの意を込められています。この数日間だけは、警察官に水をかけても叱られません。それどころか一緒に楽しんでいる姿さえ見られます。大人も子供も、地元民も旅行客も関係なく、そこかしこから容赦なく水が飛んでくるクレイジーなお祭りです。ソンクラーンはタイ国内各地で開催されており、都市によって開催日が微妙にずれています。タイ国内を移動しながら、その都市ならではのソンクラーンの雰囲気を楽しむのもおすすめです。
ソンクラーンの見どころ
トゥクトゥクで颯爽と走りながら、水かけ合戦!
トゥクトゥクを1時間貸切って、水鉄砲を持っていざ乗り込みましょう。「適当に街を回ってほしい」と伝えれば、トゥクトゥの運転手はソンクラーンを楽しむのに最適なルートを知っています。通りでは、地元のタイ人が水を張った大きなたらいを家の前に用意して、通り過ぎる車両を待ち構えています。トゥクトゥクは、要所要所で速度を落とし絶妙なスピードで通り過ぎるので、たちまちびしょ濡れに。氷屋が立ち並ぶ通りは、もはやカオスです!たらいには冷たい氷水が入っており、水をかけられた瞬間、思わずヒエェェ!と、変な奇声を上げてしまうほど。こちらも負けずに、水鉄砲で反撃します。信号待ちでトゥクトゥクが止まると、隣に並んだタクシーの窓がゆっくりと開き、水鉄砲の銃口がこちらに向けられます。バスの運転手でさえも、信号待ちの間は水鉄砲を持ち、戦いに参戦していました。
国際色豊かなカオサン通り
バックパッカーの多いエリア、カオサン通りです。日中は、世界中から集まったクレイジーな旅行者が通りを歩き、国際色豊かな水かけ合戦が繰り広げられます。日が沈んだら、水かけ祭りは一時休戦です。夜は巨大な屋外ステージが出現し、カオサン通り全体がクラブのような雰囲気に。全力ではしゃぎまわり、疲れた体に美味しいお酒が沁みます。しかし飲みすぎには要注意。翌日も水かけ祭りの勢いが衰えることはなく、体力的にかなりのエネルギーを要します。睡眠をしっかりとって、体力を回復することがソンクラーンを全力で駆け抜ける秘訣です。
シーロムの大通りを練り歩こう!
シーロムの大通りは歩行者天国になっており、道に人が溢れます。あまりの混雑ぶりに、すれ違いざまに肩がぶつかるほどの距離ですが、超至近距離からも水の掛け合いは繰り広げられます。合言葉は「ハッピーソンクラーン!」。水をかけられて怒っている人は1人も見かけませんでした。消防車も激しい水かけ祭りに加勢します。消防車から伸びる太いホースからは、かなりの水圧で大量の水を放水し続けます。警察にも無礼講だと聞いたので、控えめにピュッと水をかけてみたらニコっと笑ってくれました。
ゲイバー通りも、大盛り上がり!
シーロムから1本入ったところにあるゲイバー通りは、また違った雰囲気です。通りには、クラブミュージックがガンガンに流れます。ゲイバーの店の前には、ピッタリとした服を着たゲイの人たちが立ち並び、流れる音楽にノリノリで、水鉄砲で道行く人を狙っています。一緒に参戦した旦那は、瞬く間にゲイに取り囲まれ、集中攻撃を受けてとても楽しそうでした。
伊勢丹前の広場で泡パーティー!
人気のショッピングスポット、セントラルワールドプラザにある伊勢丹前の広場では、泡パーティーの特設会場が開設されていました。テンションの上がる音楽が爆音で流れ、巨大な泡マシーンから真っ白な泡が次から次へと流れ出ます。泡が目に染みるのでゴーグルは必須ですが、かなり楽しめます。特設会場に入場するまでは長蛇の列に並ぶことになりますが、ぜひ体験していただきたいソンクラーンスポットです。もちろん全身泡だらけになりますが、会場を一歩出れば再び容赦なく頭から水を浴びせられ、きれいさっぱり泡は流れ落ちるので心配ご無用です。
ソンクラーンで見つけたグルメ
カオサンで人気の10バーツラーメン Mr.ワッタナー
おすすめしたいタイ料理はたくさんありますが、今回は旅行者にはあまり知られていない10バーツラーメンをご紹介します。カオサンの通りから、小さな路地を入ったところにあるタイラーメンの屋台です。オフィスワーカーがランチに利用している姿も多く見られ、昼すぎには売り切れていることもよくありました。私が訪れたときは1杯10バーツ(約30円)という破格で、現在は少し値上がりして20バーツ(約60円)だそうですが、それでも十分破格です。パクチーが入った汁なし麺で、お好みで自分でかけるタレが絶品です。バンコクに行ったら、必ず食べたくなる味です。
水かけ祭りソンクラーン、1人参加のすすめ!
1人での参加も十分楽しめるはず!
バックパッカー宿に泊れば、必ず行動を共にする仲間がいるはずなので、1人での参加でも心配はいりません!お祭りムードも相まって、すぐに仲良くなることができます。私が泊った宿にも1人旅の人が多かったのですが、すぐに意気投合し4~5人でトゥクトゥクを貸切ったりしました。水かけ祭りに参加したいけれど、ソンクラーンに一緒に行く人がいない人も、ぜひ1人旅を検討してみてください。
ソンクラーンに必要なアイテム
「水着」「スマホの防水ケース、防水カメラ」「水鉄砲」「ゴーグル」
ずぶ濡れになるので、Tシャツ短パンの下に水着を着てお祭りに参加しましょう。スマホの防水ケースと防水カメラは、必須です。現地のスーパーでは色んな種類の水鉄砲が売っていますが、人気のものから売切れていくので、早めに買い出しにいって備えましょう。飛んでくる水は清潔な水ばかりではないので、特にコンタクトレンズ使用者はゴーグルで目を保護するようにしましょう。
ソンクラーンでの注意点
毎年、ソンクラーンが行われる4月上旬はホテルが混み合うので、早めに予約をしておきましょう。ソンクラーン中に街を歩くときは、必要最低限のお金と貴重品だけを持ち、身軽な恰好で歩きましょう。お祭り開催の数日前には目的の開催都市に着いておきましょう。大きな荷物を抱えての移動中に、水をかけられてずぶ濡れになったとしても無礼講です。夜は酔っ払いが多く、喧嘩や警察出動案件も増えるので注意してください。
まとめ
厳かに過ごす日本の正月とは、まったく違った雰囲気のタイの旧正月。ソンクラーンは、微笑みの国と称されるタイならではの、幸せいっぱいのお祭りでした。お互いの厄を落とし、幸せを願うという水かけ祭りの所以もとても素敵だと思いましたし、水をかけ合うときの合言葉「ハッピーソンクラーン」がなんとも幸せな気持ちにしてくれます。思えば、大人になってからこんなに心の底からはしゃいだのは初めてかもしれません。近年はLCCも飛んでいることから、気軽に訪れることのできるようになったバンコク、来年のソンクラーンはぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
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