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セムク・チャンペイ旅行体験記
基本的にノープランだった中南米旅行。ガイドブックは持たずに、実際に行った人の口コミを大切に旅のルートを決めていました。「行くまでがかなり大変だけど、秘境感が凄い!」とバックパッカー友達に言われて決めた、セムク・チャンペイ行きでした。
セムク・チャンペイ旅行について
- 秘境感が半端ない?!グアテマラの山奥にひっそりと佇む楽園!
- 自然が作り出す絶景!エメラルドグリーンの川棚!
- 山登り、川遊び、洞窟探検!ツアー参加でアクティビティも充実!
そもそも「グアテマラ」と言う国自体、日本で暮らしていて身近に感じている人は少ないと思います。そんな知られざる国の山奥深くにセムク・チャンペイはあります。Wi-Fiどころかライフラインも十分に通っていない、マヤ文化の色濃く残る場所、まさに秘境です。まるでジャングルかのような険しい道を登って見えたものは、石灰棚を流れるエメラルドグリーンの神秘的な川でした。そこでは山登りや川遊びはもちろん、ツアーに参加すれば洞窟探検やチュービングも楽しむことができます。
セムク・チャンペイの楽しみ方
セムク・チャンペイまでの道のり
グアテマラの辺鄙な場所にあるセムク・チャンペイ、秘境と呼ばれるだけあって辿り着くまでがとても大変です。私の場合、まずは有名なマヤ遺跡のあるフローレスからバスで9時間かけてランキンという村まで移動してきました。道中、車ごと小さめのフェリーに乗り川を渡る場面もありました。山奥にある小さな村、ランキンを起点にセムク・チャンペイに行くというのがモデルルートです。ランキンの村からセムク・チャンペイへは、小さな乗り合いトラックで片道50分ほどです。オフロードのかなり険しい山道なのですが、驚くべきことに乗客はみな荷台の上に立ち乗りです!私も必至で掴めそうなところを掴みますが、結構なスピードで走るので油断するとどこかに飛ばされてしまいそう。かなりエキサイティングな移動でした。私は、目的地へ辿り着くまでの時間を楽しむことも旅の醍醐味だと思っているので、その点でもセムク・チャンペイの旅はかなり楽しいものになりました。
ジャングルトレッキング
セムク・チャンペイの公園に入るとまずは、エメラルドグリーンの川棚を見下ろす展望台を目指します。トレッキングルートは整備されているものの傾斜がかなりきつく、直角にかけられた木のはしごを登ったり、なんだか頼りない丸太を渡ったりとそれなりにハードで、公園内の景色もまさにジャングルのようです。前日の大雨で道がぬかるんでいたこともあり、何度もヒヤヒヤしながらも40分かけて展望台に着きました。そこからは、なんとも美しい鮮やかなエメラルドグリーンの川が階段状に広がっているのが見えました。自然の作り出したその景色はとても神秘的で、頑張って登ってきたかいがありました。
エメラルドグリーンの川棚で川遊び♩
展望台で休憩したあとは、登って来た道とは違う方向へ降りていきます。片道30分ほどで、展望台から見たエメラルドグリーンの川棚まで降りてきました。ほとんど流れのない穏やかな川棚のすぐ横には、荒々しい流れの川があります。川棚では自由に泳ぐこともできます。川棚の横には簡易的ではありますが鍵付きロッカーがあるので、カメラや貴重品を入れておくことができました。水中の透明度も高く、小さな魚がたくさん泳いでいるのが見えます。ドクターフィッシュもたくさんいました。トレッキングで疲れたあとの川遊びは最高です。
セムク・チャンペイでのおすすめグルメ
屋台
セムク・チャンペイの入り口には、屋台が数軒並んでいます。ツーリストプライスで値段は少し高いけれど、たくさん泳いでお腹が減ったので夫と一皿を半分にしました。グアテマラによくある屋台飯で、大きな骨付きグリルチキン、ピラフのような米、野菜をトルティージャと食べます。味はまあまあでした。野良犬たちが、私たちが食べている横でまだかまだかとせかしてくるので、落ち着いて食べられませんでした。
セムク・チャンペイ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人旅行
私は完全に個人旅行で行きましたが、泳ぎに自信がありスリリングなことが大好きな人にはツアー参加をおすすめします。というのも、セムク・チャンペイのツアーでは洞窟探検を楽しむことができるのです。その内容がかなりクレイジーで、真っ暗闇の鍾乳洞の中を、片手に持った蝋燭の火を消さないように、足のつかない深さの川を泳いでいくというもので、欧米人には大人気のようです。洞窟探検の後は、チュービングや、トレッキング、川遊びも楽しめます。泳ぎにあまり自信のない私は、ツアーに参加しなくても十分満喫できましたが、度胸のある人はぜひ参加してみてください!
セムク・チャンペイ旅行に必要な持ち物
「トレッキングシューズ」「水着」「ビーチサンダル」「虫よけスプレー」
ここまで読んでいただければ、お分かりかと思いますがトレッキングシューズは必須です。道が舗装されているとはいえ、かなりハードな道を登ります。川棚で泳ぐ人は、水着を下に着ていきましょう。また川で履き替える用にビーチサンダルも用意しましょう。山奥なので、もちろん虫もたくさんいます。強力な蚊よけスプレーは必ず用意しましょう。これらは、小さなランキンの村での現地調達はできません。日本から持っていくか、グアテマラの大きな街で揃えてからセムク・チャンペイへ向かいましょう!
セムク・チャンペイ旅行での注意点
- ネット環境はありません!情報収集は事前に!
- ツアーは本当にクレイジーでスリリング!だけど無理はしないように!
- 自然が作り出す絶景に感謝し、自然を守る行動を!
セムク・チャンペイはもちろん、起点の村となるランキンにもWi-Fiは通っていないので、下調べは事前にしておきましょう。上の項目でご紹介した洞窟ツアーは、日本ではなかなかできないかなりクレイジーなツアーです。クレイジーというだけあって危険もありますので、決して無理をしないようにしましょう。また、この秘境の地がいつまでも美しい姿を残せるよう、旅行中は自然を守る行動を心がけましょう。ポイ捨てなどは論外です。
まとめ
こうして記事を書いていても、自分でもなんだか夢の中の出来事だったかのような感覚に陥ってしまう、秘境の地の美しい絶景でした。長い年月をかけて沈積された川棚が、現在も変わらず美しい姿でジャングルの中にひっそりと佇んでいるなんて、ロマンを感じませんか?なんでも便利な世の中で、大抵の場所には苦労することなく行くことができますが、時間と労力をかけて辿り着いた先に見える景色はさらに美しく見えるものです。写真では伝えきれない、美しいエメラルドグリーンの川が流れる秘境の地をぜひ自分の目で見に行ってみませんか?
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