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アンティグア旅行体験記
無類のコーヒー好きである私たち夫婦は、日本でも「グアテマラ、アンティグア」のコーヒーを好んで飲んでいたことがあり、日本から遠く離れたアンティグアの街を少し身近に感じていました。そんなアンティグアで飲む本場のコーヒーを楽しみに、アンティグアの街を訪れました。
アンティグア旅行について
- コロニアルな建物が残る、世界遺産の街並み!
- 大地震で崩壊した教会や修道院の美しい廃墟!
- スペイン語学校が充実!スペイン語留学もおすすめ!
その昔、グアテマラの首都として栄えたアンティグア。今も残るスペイン植民地時代の古くコロニアルな街並みは、世界遺産にも登録されています。地震の多いアンティグアでは、大地震で崩壊した教会や修道院が修繕されないまま廃墟として残り、現在では博物館として中を見学することができます。建物の外観や内部の繊細な彫刻など残っている部分も多く、まるで時が止まったかのような空気が流れています。街中にはスペイン語学校が多くあり、スペイン語を学ぶためにアンティグアを訪れる人も多くいます。
アンティグア旅行のおすすめのスポット
美しい街と、街のシンボル時計台
古く美しいアンティグアの街並みは、どこを切り取っても絵になります。少し歩くごとにシャッターを押す手が止まりません。街の中心であるセントラルパークから石畳の道を進んでいくとすぐに、クリーム色の時計台が街を見守るようにして建っているのが見えます。時計台はなんとも美しいアーチを描いており、街のシンボルとされています。アンティグアはアグア山、フエゴ山、アカテナンゴ山の3つの山に囲まれており、街中からも雄大な山々を望むことができます。時計台と山が1枚の写真におさまる写真スポットとして、多くの観光客が足を止めています。
十字架の丘
町中から舗装された山道を登ること10分ほどの場所にある、十字架の丘です。丘からはアンティグアの街を一望することができ、上から見た街は碁盤の目のように道がまっすぐと伸び、綺麗に整備されているのがよく分かります。天気の良い日は、正面にそびえたつアグア山の頂まで見えることもあるそうです。日中は多くの人で賑わいますが、夜はかなり治安の悪い場所なので必ず明るいうちに訪れ、明るいうちに街中に戻りましょう。
趣のあるカフェ
アンティグアの街には、趣のあるカフェがたくさんあります。毎日色々なカフェに通い、本場グアテマラコーヒーを楽しみました。1番よく通っていたカフェは、セントラルパークの横にあるCafé Condensa(カフェ・コンデンサ)です。ここのコーヒーはある程度の苦みと深いコクがあり、重めのフレーバーを好む人におすすめです。自家製のチーズケーキもとても美味しくて、ほろ苦いコーヒーとよく合います。
マクドナルドのコーヒーも地元グアテマラのもので、安い割に味は悪くありません。広い中庭は緑豊かで気持ちの良い空間でした。
アンティグアでのおすすめグルメ
アルゼンチン牛が美味しい Ni-Fu Ni-Fa
アンティグア滞在中に結婚記念日を迎えたので、贅沢をしてアルゼンチン牛を食べに行きました。店内は美しく趣のある内装で、生演奏も楽しむことができます。メインのお肉を選ぶと、サラババーが利用できます。スタッフの気遣いも行き届いており、お肉の焼き具合も最高でした。お肉をお腹いっぱい食べ、お酒も頼んで2人で80USドルと、グアテマラの物価からするとかなり高いですが、満足度も高いです。特別な日をアンティグアで過ごす方、少し贅沢したい方におすすめです。
アンティグアでのおすすめのショッピングスポット
地元のスーパー
宿泊した宿のすぐ近くに、そこそこ大きめのスーパーがありました。食材から生活雑貨まで豊富に揃います。アンティグアでは基本的に自炊をしていたので、ここのスーパーはかなりの頻度で利用していました。さすがはコーヒーの産地だけあって、コーヒー豆の量り売りも種類が豊富でした。
アンティグアにて宿泊したホテル
ペンション田代
日本人の田代さんが、家族で経営している宿です。基本的に宿泊者は日本人、韓国人のみなのでなんとなく安心感があります。部屋はドミトリーと個室があり、共同のキッチンは自由に使うことができます。宿内は清掃が行き届いており、セキュリティーもしっかりしています。スペイン語学校に通っている人が多く宿泊していました。オーナーの田代さんは無口な方ですが、不定期でたこ焼きパーティーを開いてくれたりと、宿泊者が過ごしやすい環境を提供してくれていました。おすすめの宿です。
アンティグア旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人ツアー
アンティグアの街はこじんまりとしていて、個人でもすぐに歩き回れてしまうサイズ感です。特にツアーを利用しなくても十分に街歩きを楽しめます。街の旅行会社では、近隣のコーヒー農園ツアーや、アンティグアを囲む山へのハイキングツアーなど、豊富なツアーが催行されていました。アンティグアから次の目的地への移動は、必ず旅行会社で手配してもらいましょう。グアテマラ国内は全体的に治安がかなり悪く、ローカルバスや流しのタクシーは絶対に利用してはいけません。
アンティグア旅行に必要な持ち物
「マネーベルト」「コーヒーグッズ」
強盗やスリは多発しているので、お金の管理には気をつけてください。念のため、マネーベルトなどで金銭を分散させることをおすすめします。個人的には、手動のコーヒーミルや直火式エスプレッソメーカーなどのコーヒーグッズが、アンティグアでの滞在をより充実したものにしてくれました。カフェで見つけた好みのコーヒー豆を購入し、宿の屋上で自分で淹れたコーヒーを飲むひと時は至福の時間でした。
アンティグア旅行での注意点
- グアテマラでは銃の所持が認められています!
- 治安はそんなに良くない!油断は禁物!
- 夜道は1人で歩かない。貴重品の管理に注意する。
アンティグアは観光都市として賑わっており、街を歩いている限りは平和で穏やかな時間が流れているように思えます。しかし、実際のところの治安は良いとは言えません。グアテマラでは銃の所持が許可されており、アンティグアでも拳銃による殺人、誘拐、強盗が多発しています。つい日中の和やかな雰囲気に気を緩めてしまいがちですが、気を引き締めて危機管理をしっかりしましょう。
まとめ
治安が悪いことを強調して話してしまいましたが、しっかりと危機管理さえすれば、とても居心地の良い素敵な街です。実際に私も人に事件の話などを聞くまで、治安の悪さには気付きませんでした。アンティグアは、グアテマラの旅を始める上で起点となる街でもあります。旅をスタートさせる前に、ここで少しスペイン語を学んだり、素敵なカフェで美味しいコーヒーを飲みながら旅の計画を練ってみてはいかがでしょうか。
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